ムール貝、カメノテ、アオサ。アメリカ西海岸で豊富な海産物を採取! | BE-PAL

ムール貝、カメノテ、アオサ。アメリカ西海岸で豊富な海産物を採取!

2021.09.28

サンファン島のビーチ

ライセンスを購入すれば、アメリカの海で海藻や貝類を採取可能!

海へ出かけたら、新鮮なシーフードを楽しみたい!という人は多いのではないでしょうか。出かけた先で魚市場やレストランへ出かけるのもいいですが、自ら採取すれば、間違いなく新鮮な海の幸を楽しむことができます。

アメリカでも、まだコロナ禍が続いていることもあり、今年の夏は、アウトドアを楽しむ人が増えました。私の暮らすオレゴン州を始め、海岸沿いの州では、ハイキングやサーフィンはもちろん、潮干狩りなどの海遊びも人気を集めています。私もオレゴン州のお隣、ワシントン州サンファン島で個人採取のライセンスを取得して、海藻や貝類を集め、調理してみました。

オレゴン州やワシントン州では、基本、各州の魚類野生生物局(Department of Fish and Wildlife)が発行するライセンスを購入すれば、公共エリアにおいて、解禁期間中、個人で消費するために一定量の海藻や貝類などの採取が採取可能です。

ライセンスは、各州の魚類野生生物局サイト及び提携店舗で販売しています。購入には、基本、日本でいうマイナンバーのようなソーシャルセキュリティ(社会保障)番号が求められます。ただ、オレゴン州及びワシントン州の魚類野生生物局に確認したところ、旅行者でもIDとして、ソーシャルセキュリティ番号の代わりにパスポートを使ってライセンスを購入することができます。購入の際には、割高になりますが、非居住者(Non-resident)を選んでください。

ライセンスは、すぐに使うことができるデジタル版が便利です。購入前に、解禁時期やエリアごとのルールを予め確認して下さいね。

サンファン島でアオサ、ブラダーラック、ブルケルプ(昆布)を収穫

ブルケルプ

日本人にとって、とても身近な海藻ですが、意外と生の海藻を食べる機会は少ない気がします。魚釣りと違い、特別な道具や技術がなくても簡単に集められるのが魅力。サンファン島では、アオサ、ブラダーラック、ブルケルプ(昆布)を収穫することができました。

アオサのスープ

アオサは日本各地の沿岸にも生えている馴染みのある海藻です。アメリカでは「シーレタス(海のレタス)」と呼ばれています。ビーチに打ち上げられていることも多いですが、岩に生えている新鮮な状態のものを収穫したいところ。手でひっぱるだけで簡単に集められます。

生のアオサは、乾燥アオサに比べて香りが豊かです。「生あおさ(アオサ)レシピ」で検索すると色々出てくると思いますが、スープ類に加えたり、パスタやサラダに加えたり、とアウトドア料理でも簡単に使うことができます。

ブラダーラックは、日本語でヒバマタと呼ばれているようです。これは、世界でも突出した海藻食文化を持つ日本ではなく欧米で食用にされてきたという珍しい海藻です。サプリメントなどとしても流通しています。

これも干潮時の岩場で、特別な道具がなくても手で簡単に採取できました。茹でてサラダにしてみたところ、ちょっと滑りがあって、きっとネバネバ海藻好きなら気に入ると思います。

ブルケルプ

続くブルケルプは昆布の一種。こちらは、他の海藻に比べて大きいこともあり、深い場所に生えています。私はシーカヤックで出かけた時に生で食べてみました。ボール状になっている部分に近い、根元ほど新鮮だそうです。収穫するならば、ハサミと大きな袋かバケツが欲しいところです。

ブルケルプ

生でも食べられますが、煮物などにしても美味しそうです。最近アメリカでは、ピクルスにするのが流行っていますよ。

カメノテ、フジツボなど岩場にくっついている貝や甲殻類

続いては、カニやエビではなく、カメノテ、フジツボといった岩場にくっついている甲殻類や貝類です。

こちらも動かないので、干潮時の岩場で比較的簡単に収穫できます。ただし、海藻類と違って、硬く、かなりの力で岩場に張り付いているので、手で簡単には取れません。手を傷つけないための軍手とスクレイパー、マイナスドライバーなどヘラ状の道具があると便利です。私は、準備が悪く、素手で採取したため、案の定、手の甲を切ってしまいました…。

また、気温が高い時は腐敗が怖いので、氷水に入れたり、クーラーに入れたりして保冷する必要があります。夏場は容器の準備も忘れずに。

珍味として知られるカメノテは、見た目はなかなかグロテスクですが、味は抜群です。「手」の部分をひっぱると、「腕」が付いてきて、びっくりします。ただ、この腕の部分の皮をむいた中身が可食部分なので、途中でちぎらないように気をつけて。

カメノテ

さっと茹でるだけでも美味しく食べることができますが、さまざまな料理にも使えるようです。

ムール貝とフジツボ

フジツボも火を通して山形の殻の中身を食べます。小さいものはあまり食べ甲斐がありませんが、茹でるだけで味は抜群です。チリの世界最大のフジツボ「ピコロコ」とはいいませんが、大きなものを集めたいところです。

ムール貝と真珠

そして、貝ですが、今回はムール貝をたくさん見つけることができました。なんと、中にパールを抱えたものもありました!

ムール貝

どれも出汁も美味しく、キャンプ料理にも使いやすいと思います。自分で集めた海の幸は、美味しさもひとしおでした!

rikah
私が書きました!
フリーライター
東リカ
アウトドアが盛んなオレゴン州ポートランド在住。東京・サンパウロでの広告代理店勤務を経て、現在はフリーライターとして日本のメディアに現地情報を寄稿している。
旅行、お酒、食事、キノコ狩り、カヌーなどが大好きです。オレゴン・マイコロジカル・ソサエティ会員。

 

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