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海のギャングスター!?「ウツボ」を釣って食す

2019.03.09

私が書きました!
宿「 bed&breakfast ichi 」亭主
成相修
成相修(なりあい・おさむ) 通称ころすけ。神奈川県三浦半島南端の町「三崎」に夫婦で営む小さな宿「bed&breakfast ichi」の釣りバカ亭主。宿では釣りやトレッキングなどの自然体験ツアーも開催。

島根県から九州南岸までの日本海・東シナ海沿岸、茨城県から屋久島までの太平洋沿岸、瀬戸内海、伊豆・小笠原諸島、琉球列島に分布

神奈川県南部に位置する三浦半島「三崎」という町で、釣りやトレッキングなどの体験ツアーを行う宿「bed&breakfast ichi」を運営している成相ころすけです。

3月に入って寒さも少し和らぎ、春の訪れを感じる日が多くなります。代わりに風邪や花粉症など免疫力が落ちてくる頃でもあります。

「精力をつけて活力をつけたい!」そんな時思いついたのが、食べて美味しい! 精力もつく! そんな魚。それが今回のターゲット「ウツボ」です。

海のギャングスター、ウツボ

ウツボはタコやカニ、魚などなんでも食べてしまう貪欲な性格。普段は岩場の穴の中やテトラポットなどの隙間にひっそりと暮らしていますが、天敵が近づくと口を大きく開けて威嚇します。口の中は鋭い歯がびっしりと並んでいて、噛まれたらひとたまりもありません。まさに海のギャングスターです。

このウツボ、ダイバーなどには人気ですが、地域によっては、釣り人や漁業関係者から、厄介者として扱われています。その原因がグロテスクな見た目と小骨の多さ。しかし、ポイントを押さえて調理すると絶品高級魚に変身します。実際、伊豆半島や高知などを代表とする各地に名物料理もあり高値で取引きされています。

そして、特に冬場のウツボは脂ものって、とても美味しいのです。

賛否の分かれるウツボを、今回も“釣って、美味しく食して”紹介していきたいと思います。

岩礁帯やテトラポットなどウツボが隠れやすい障害物がたくさんあるところがポイント

まずは、ウツボを釣るポイント選び。普段は岩やテトラポットなどの障害物に身を隠して生活しています。狙うポイントは、こういったエリアの海底になります。

また、ウツボは夜行性の魚ですが、貪欲な性格ゆえにエサの匂いを感じると、隠れ家からエサを求めて泳いできます。

① 3.6m~4.5mの投げ竿&リール ②三脚 ③仕掛け ④サバなどの切り身(付けエサ)
⑤フィッシンググローブ ⑥クーラーボックス ⑦水汲みバケツ ⑨ライフジャケット
※写真にはありませんが、磯ではスパイクシューズ必須です

ウツボを釣るために選ぶのは、キス釣りなどで使用する投げ竿(長さは3.6m~4.5m)。竿には中型~大型のスピニングリールを付けます。リールに巻く糸は太目の5号~8号(「号」とは、糸の太さの値。数字が大きくなれば太くなっていく)。仕掛けは、天秤錘を使用した「ぶっこみ釣り」スタイル。

天秤錘の先にはハリス5~8号(針に付ける糸)を50cmほど結び、その先に針を付けます。ウツボは力も強いため、糸・針ともに太目のものをオススメします。

エサはサバやサンマなどの切り身を使用します。切り身をあらかじめ塩でしめ、水分を抜いておくとエサ持ちがよくなります。使える裏技なので、ぜひ試してみてください。

魚の切り身エサは匂いも抜群のため、海の中でもいち早くウツボを誘います

釣り場に着いたら、釣り場を観察します。水面の上から、黒っぽく見えるのが岩礁帯です。潮通しがよく、ウツボが隠れるような障害物が点在しているところがポイントです。

また、ウツボが生息する海域は、岩場やテトラポットなど波も上がりやすい場所でもあります。波が届かない高台に釣り座を設けましょう。もちろん安全装備のライフジャケット、スパイク長靴などは必須アイテムです。

三脚と水汲みバケツを使用して竿置きにしておくと便利

釣り場が決まったら、三脚と水汲みバケツをセッティングし、道具をセッティングします。

次に、狙いを定めたポイントへ仕掛けを投げ入れます。この時には、必ず仕掛けを底に着底させてリールを巻き、糸ふけを取って糸を張ります。

その後は仕掛けをむやみに動かさず、魚のアタリを待ちます。岩場での釣りは、海底の岩などに仕掛けが張り付いてしまう「根掛かり」が起こりやすいからです。写真のように三脚に竿を置くと便利。竿先を観察しウツボのアタリが来るのを待ちます。

竿先にゴンゴンと伝わるアタリを確認したら10秒ほど待ち、その後、一気に竿を立ててアワセます。この時ウツボが掛かっていれば、掛かったウツボは慌てて障害物に逃げようとします。それを防ぐため、竿を立て続けリールを高速で巻きます。

海面にウツボが見えるまでは、気を抜かずリールを巻き続けましょう。足元までウツボが寄ってきたら投げ竿のパワーと長さを利用して、海面から抜き上げれば勝負アリ! です。

釣りあげるとグルグル巻きになって口を開け威嚇してくる。噛みつかれないように注意!

釣り上がったウツボは必ず暴れて噛みつこうとします。針は外さずに、ハリスをハサミで切りましょう。

その後はハサミやハンマーなどでウツボを〆てから血抜きなどを行い、氷の入ったクーラーボックスに入れ持ち帰りましょう。ウツボが元気なうちには絶対に素手で触らないようにしてください。

小骨の処理がミソ!? 箸が止まらない絶品ウツボのから揚げ

グロテスクな見た目、ブヨブヨの皮や小骨の多さなどで敬遠されるウツボ。見た目に反して身は淡白でコラーゲンをたっぷり含みます。コツを押さえて解体してしまえば、刺身や天ぷら、煮付けなど色々な食べ方ができます。手間をしてまで食べたくなる美味しさです。

今回は皮ごと揚げてから揚げを作ります。

ウツボのから揚げ

【材料】 4人分

ウツボ…1匹
ニンニク…1~2かけ
醤油大さじ…3
片栗粉…大さじ3

【作り方】

1:ウツボは下処理を行い皮ごと一口大に切り分ける。ニンニクはすりおろしておきます。

※ウツボの下処理の方法①~⑨※

① まずは背開き。背びれに沿って包丁を入れます

② 刃先を真っ直ぐ背びれの骨に沿わせながら入れていきます

③ 背開きができたら、エラぶたの後ろから包丁を入れ、太い背骨まで包丁を入れます

④ 背骨に沿って、頭から尾に向かって包丁を入れます。

⑤ 観音開きのように開ききったら、今度は内臓を手で取り除いていきます。

⑥頭側から背骨を取り除きます。

⑦ 肛門より尾側は小骨が多いので、今回は肛門より頭側を使用します。使わないところは包丁で切り分けてしまいましょう。

⑧ 背びれの骨も取り除きます。

⑨ 皮目を下にし、約5㎜間隔で骨切りをします。一口大に切り分ければ下処理の完了です。

2:ビニール袋にニンニク、醤油を入れよく揉みこみ15分~30分ほど漬け込みます。

3:片栗粉を入れ、身全体に衣をつけます。

4:中火でカリッときつね色になるまで、170度の油で5分程度揚げます。


5:揚がり具合は菜箸で確認し、カリカリになればOK。

下処理をした身は天ぷらなどにしても美味しく食べることができます。

普段は口にすることのない魚を釣って食せば、料理の幅も広がります。次はどんな魚をたべようかワクワクするはず。

冬から春にかけてのウツボは臭みもなく脂ものって最高です。皆さんも釣り竿片手に海のギャングスターを狙いに出かけてみてはいかがでしょうか?

◆三浦半島のお魚を食べるイベントも月一で開催中
Kai’s kitchen「三浦半島の魚を三崎で食す」https://www.facebook.com/pg/bedandbreakfastichi/events/?ref=page_internal

私が書きました!
宿「 bed&breakfast ichi 」亭主
成相修
成相修(なりあい・おさむ) 通称ころすけ。神奈川県三浦半島南端の町「三崎」に夫婦で営む小さな宿「bed&breakfast ichi」の釣りバカ亭主。宿では釣りやトレッキングなどの自然体験ツアーも開催。神奈川県三浦市三崎1-15-4
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