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冒険家、田中幹也さんに聞く「垂直から水平に向かった理由」【動画公開中】

2021.11.11

厳冬期のカナダを合計2万2000km踏破した田中幹也さんが語る「やばい場所にいることの魅力」

探検家・関野吉晴さんが、時代に風穴を開けるような「現代の冒険者たち」に会いに行き、徹底的に話を訊き、現代における冒険の存在意義を問い直す──BE-PAL12月号掲載の連載第5回目は、垂直(岩壁登攀)から水平(極北の大地の踏破)の冒険に向かった田中幹也さんです。

「完了形の達成感より現在進行形の”やってる感”が好き」――田中さんが希求してきた”冒険”の核心に関野さんが迫ります。その対談の一部をご紹介します。

関野吉晴/せきの・よしはる
1949年東京都生まれ。探検家、医師、武蔵野美術大学名誉教授(文化人類学)。一橋大学在学中に探検部を創設し、アマゾン川源流などでの長期滞在、「グレートジャーニー」、日本列島にやってきた人びとのルートを辿る「新グレートジャーニー」などの探検を行なう。

田中幹也/たなか・かんや
1965年神奈川県生まれ。20代で数々の岩壁を登攀し、10本の冬季初登を数える。その後、水平の冒険に移行し、1995年から20年間通い続けた厳冬期のカナダでは、合計2万2000kmを徒歩、山スキー、自転車で踏破。2014年に第18回植村直己冒険賞を受賞した。

顔面が酷い凍傷になったとき、やってる感がすごくあった

関野 垂直から水平に向かったのは、どんなきっかけがあったのですか?
田中 ここという分岐点はとくにありません。もともと、自分の中では垂直とか水平といった区分けはなくて、全部いいなと思っていたんです。子供のころにテレビで川口浩探検隊を観て冒険に憧れるようになり、小学校高学年のときにはすでに、当時まだ大学生だった関野さんの活動を知っていました。登山を始めていた高校生のときにいいなと思ったのは、農大探検部の南米縦断の記録でした。
関野 ラプラタ川からアマゾン川を越えてオリノコ川へと、川をつないだ南米縦断の記録ですね。
田中 ああいう世界地図レベルのスケールでの旅にすごく憧れていました。だから、壁を登っているときも、地球の歩き方をぱらぱらとめくったり、図書館に行って関野さんの写真集を眺めたりしていました。自分の頭の中では、登山は冒険の中のひとつで、岩登りはその登山の中のひとつぐらいの意識だったのでしょう。岩登りってスマートすぎるというか、完璧に準備して速攻でダーッと登ってダーッと降りてくるものなわけですけれど、それとは正反対に、山にどっぷり浸かるような山行をやりたいと思っていたんです。1か月ぐらいかけて日本の冬山を縦走するような。で、冬のカナダでいいフィールドが見つかったのでやってみたのが最初です。2か月かけて厳冬のロッキー山脈を縦走しました。途中何か所かに食料をデポしましたが、ひとりで一気に歩き続けました。
関野 その後20年間、厳冬期のカナダを歩き続けるわけですが、その一番の理由は達成感ですか?
田中 達成感というより、やばい場所にいることそのものが魅力でした。達成感というのは完了形だけど、現在進行形でやっているなあという感覚が好きなんです。顔面が酷い凍傷になったときなんか、やってる感がすごくありましたよ。
関野 あれ、自分で気付いていたんですか? なんかおかしいぞって。
田中 頬が腫れあがって視界がすごく悪くなったので気付いていました。鏡がなくても目視できるぐらい腫れてしまったんです。

 

この続きは、発売中のBE-PAL12月号に掲載! 「地球永住計画」の公開講座にて視聴することができます。

公式YouTubeで対談の一部を配信中! 「地球永住計画」にてノーカット版を公開講演

以下の動画で、誌面に掲載しきれなかったこぼれ話をお楽しみください。

https://youtu.be/OX_CSgqHyy8

2021年11月20日開催!
地球永住計画 公開オンライン講演「現代の冒険者たち」田中幹也×関野吉晴

「地球永住計画」にて対談のノーカット版を視聴できる公開講演が開催されます。視聴には以下からお申し込みが必要です。

https://sites.google.com/site/chikyueiju/hajimeni

講演動画は配信終了後から3日間視聴可能です。予定のある方もお好きな時間にゆっくりお楽しみください!

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