山のお土産としても定番の「手ぬぐい」は、子育てのレギュラーアイテム。

2020.01.23

私が書きました!
編集者・ライター
ニイミユカ
兵庫県出身、浅草在住。よく食べよく動く、編集者・ライター。衣食住など生活にまつわる地に足のついた企画をメインに、雑誌や書籍、WEBメディアなどで編集・執筆しています。instagram@yuknote

フィールドでも活躍する、昔ながらの日用品。

1才6ヶ月の娘と犬を含む、家族3人と1匹で東京都内で暮らす、ニイミユカです。産後、子どもの安全や動きやすさを考えて、ものをぐんと減らした我が家。今は、一つで二役も三役も担ってくれる“一石二鳥”アイテムが重宝しています。

なかでも助けられているのが、長年、庶民から愛されてきた日用品です。たとえば、手ぬぐい・鉄鍋・巾着袋・金だらいなど。これらが活躍する理由は3つ。

 1.素材やつくりがタフ 
 2.比較的、リーズナブル
 3.シンプル

働きものの庶民にとって、一つでいろいろ使えることや扱いやすいことは、必須条件だったのでしょう。これって子育てにも通じます。

子どもは力加減を知らないから、ものが破れたり壊れたりは日常茶飯事。だからといって、繊細な素材やつくりのものは壊されたらやっぱり悲しいですし、何より専門の道具だとものが増える一方……! 「パッと使えて、代用がきく」と嬉しい場合が多いんですよね。とくに「代用がきく」と、外出先では荷物が減るのでありがたい。

いつ、どこへ出かけるのにも一枚。財布や家の鍵と同じくらい常備しています。

そんなわが家で、現在活躍しているのが「手ぬぐい」。

お祭りで使う、という印象の方もいるかもしれません。ですが、用途はそれだけに留まらないんです。手や顔を拭いたり、入浴時にタオルのように使ったり、歌舞伎役者や落語家が挨拶代わりに渡したり……とにかく幅広い! 山小屋のお土産でも置いてあるので、山好きには馴染みのアイテムかもしれませんね。

私がおすすめしたい手ぬぐい専門店は、東京・浅草の「ふじ屋」さん。オリジナルの図柄も多数扱っています。

ここで「手ぬぐい」についておさらい。

薄手の平織りの布、つまり「さらし」を染めたものを「手ぬぐい」と呼ぶそうです。基本的なサイズは90cm×34cmの長方形。両端は切りっぱなしです。これは、端を縫わないことで乾きやすく、ケガなどした時に割いて使えるようになっているのだとか。

伝統的なものは、「注染(ちゅうせん)」という浴衣でも用いられる染め方で色柄をつけています。近年ではスタンプのようにプリントする、リーズナブルなものも増えてきました。

江戸時代には、ちょっとしたおしゃれアイテムに。さまざまな模様があり、歌舞伎役者や落語家は、独自の図柄を持っていたりもします。季節を感じるモチーフや色も多く、海外からの旅行者にも人気です。

すぐ乾くから、においにくい!

乾燥しがちな冬場は、エアコンの近くに干して加湿も兼ねてみたり。

もはや言うまでもありませんが、手ぬぐいの素晴らしさの一つは「乾きやすさ」! 素材であるさらしは、その薄さゆえ、パイル地のタオルと比べても圧倒的に乾くのが速いんです。

つまり「保水力が弱い」とも言えるので、タオルに比べたらふわふわ感はほぼありません。でも、だからこそ「においにくい」というメリットも。タオルがにおうのは、吸収した水分がなかなか乾かないことによって、雑菌が繁殖してしまうから。手ぬぐいは、それが起こりにくいからにおいにくいのです。

これは向こうが透けるほど薄いけれど、平織りのコットン素材は丈夫だから、安心してガシガシ使えます。

梅雨時や、寒すぎて洗濯物が乾きづらい冬場などは、この乾きやすさとにおいにくさが助かります。とくに汚れ物が多い子育て中、「あ、タオルがない!」と、何度タオル代わりに使ったか。近頃では、洗顔後はもっぱら手ぬぐいで顔を拭きます

わが家の使い方ー銭湯では一人二枚

手ぬぐいは、今でいうタオル。出産前から使ってはいましたが、荷物がかさばる産後は、銭湯や温泉には手ぬぐい、が定着しました。

具体的には、一人二枚の手ぬぐいを持参。一枚は体を洗う用、もう一枚は仕上げ拭き&髪の毛をバスタオルのように包んで帰宅する用です。もっとコンパクトにしたいなら、一枚でもOK。体を洗う用の手ぬぐいを固く絞って身体や髪の毛を拭けば、おおよその水分は拭えます。

わが家の使い方ー子どもの食事に

ハイ。巻くだけです。

子どもの成長とともに、いろいろなところへお出かけできるようになってきました。それに伴い増えてきたのが、急な外食。ベビーフードを忘れて、大人のメニューから食べられそうなものを注文することもしばしば。

急な外食で、忘れがちなのが「お食事エプロン」と「お口拭き」です。どうしても食べこぼす子ども。よだれ用のスタイだけじゃフォローできません。そこで、首元にくるっと手ぬぐい! お食事エプロン兼お口拭きとして一石二鳥です。使い終わったら、汚れた面を内側にして畳めば、コンパクトに持ち帰ることができます。

わが家の使い方ー防寒対策

急に冷え込んだ時、ストールのように巻いてやります。首元が温かいと、アウター一着分くらい違うといいますよね。帽子を忘れたら、ほっかむり状態にすることも。が、これは子どもが嫌がるので、あまりうまくいった試しがありません……

拭いて、巻いて、包んで。

要はシンプルな布だから、工夫次第で用途は無限と言っても過言ではありません。

ここでご紹介した以外にも、子どもが拾った木の実を持ち帰るのに包んだり、レジャーシート代わりに敷いたり、退屈した子どもと「いないいないばあ」をして遊んだり。また、薄手だから、夏なら直射日光を避けるのにベビーカーや身体へかけたり、ふいの水遊び後のタオルとして使ったり

季節ごとに変わる「ふじ屋」さんのショーウィンドウ。一枚絵のような図柄や、モダンなものなど、さまざまあって集めたくなる。

リーズナブルなものだと数百円から、豊富な色柄を楽しめるのもうれしいポイント。たためばかさもそこまで気にならないので、ものを減らしたはずのわが家ですが、着々とコレクションが増えています。

子育て中、鞄やパンツのポケットに入れているハンカチ代わりに、手ぬぐいを一枚。きっと、さまざまなシチュエーションで助けてくれるはず! よければ試してみてくださいね。

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