園児に園庭を自由解放地区にすると何が起きるか? 〜その7〜 | BE-PAL

園児に園庭を自由解放地区にすると何が起きるか? 〜その7〜

2018.10.17

私が書きました!
アウトドアプロデューサー
長谷部雅一
アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他

日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.61

 幼稚園で面白いプロジェクトがはじまった。「園児と一緒に園庭を自由な遊び場にしていく」という1年間を通した長いプロジェクトだ。
※第6弾の活動はココをクリック

 前回無事に素材を切り出して下準備をするところまで終わった「すべり台&ウォータースライダー」をみんなでつくるプロジェクト。今回はいよいよ形にしていく日だ。

 まずはロープで長い竹を結び合わせ、滑り台の土台をつくっていく。束になったロープをほどき、そして練習をしたら一気に組みあげ作業開始!・・・といきたいところだったのだが、なんとまあ、あちこちでロープが絡まってしまいほどく作業からスタートすることに。これが幼児の面白さなのかなと思いつつ、ここはじっくりとロープがほどけるのを待つ。


やればやるほど絡まっていくロープ・・・
でも、確実に子ども達の脳みそは活性化しているのだ


できたよ!と斬新な固結びを披露してくれる男の子

 絡まったロープほどきがとても良い頭のストレッチになったのか、滑り台づくりは順調に進んだ。力が必要な部分は大人が手伝い、それ以外は子ども達で作業をする。
「おい!そっちじゃないって!!」
「ここは俺が引っ張るんだからね!」
時々起きる口喧嘩は、作業を停めるどころか制作スピードと精度を高めてくれる。竹にグルグル紐を巻き付け、そして隙間無く締め上げる作業を続ける


これがほどけてしまったら滑り台は大失敗
だから真剣に作業を行うのだ


狭いところでの作業は子ども達の得意とするところ。なんとも頼もしい仲間達

 すべり台本体が完成したら、次はいよいよ設置作業だ。以前楽しく遊んだエレベーターと同じ「1/3滑車システム」なので、子ども達の頭の中にはすでにイメージができている。スムーズにシステムを組み、一気にヘビー級のすべり台を持ち上げ設置に取りかかった。


息を合わせてロープを引き、すべり台を持ち上げる人間クレーン車

 完成後はもちろん自分たちでつくったすべり台で思いっきり遊んだ。これは「年長さんしか遊べないすべり台」なので、すべり台から滑るためにはロープが張られた壁を自分の力で登らなくてはならない。
 今までの遊んで培った能力を最大限につかって作られた今回のすべり台。先生もビックリするぐらいの挑戦心を持って、普段静かな子も、体を使うのが苦手な子どももすべり台を大いに楽しんだ。


完成後、まずは壊れないか実験ですべってみる
なんでも一番最初にするのはなかなか勇気がいることなのだ


これが今回の完成形
スリルに満ちあふれた遊具の完成だ

 このすべり台は、子ども達にとって大満足のできだった様だ。それはすべり台遊びの熱量で感じ取ることができた。これですべり台ミッションも終了!と思いかけたときに、とある子どもが僕に話しかけてきた・・・

「はせべ先生、ウォータースライダーにしたい」

この声を聞いてまた新たに目が輝き始める子ども達
よし。次はこれをウォータースライダーに改造しよう!

協力:町田自然幼稚園

注意:これらの遊びは、正しい知識を持って安全管理をしっかりとして行っています。安易に真似をしてケガをしないように注意してください。

私が書きました!
アウトドアプロデューサー
長谷部雅一
アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他
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