ペレットストーブをキャンプで活用しよう!メリット・デメリットから選び方まで解説
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    薪ストーブ

    2024.09.21

    ペレットストーブをキャンプで活用しよう!メリット・デメリットから選び方まで解説

    ペレットストーブをキャンプで活用しよう!メリット・デメリットから選び方まで解説
    木質性のペレット燃料を使用できる、エコで扱いやすいペレットストーブ!自宅の暖房はもとより、キャンプで暖を取り、調理ができるストーブとしても注目を集めています。ペレットストーブがあれば、火を身近に感じられます。火の揺らぎを見つめていると、抜群のリラックス効果があります。本記事では、ペレットストーブのメリットとデメリットをお伝えし、キャンプで使用できるおすすめの小型ペレットストーブを7つご紹介します。

    キャンプでも活躍するペレットストーブ

    ペレットが箱に入っている様子。

    ペレット。

    ペレットストーブとは、木質性の細かいペレットを燃料として使用するストーブです。ペレットは化石燃料に代わる新たなエコ燃料として注目を集めています。

    ペレットストーブは屋内で使用する大型のものから、キャンプで使用できる小型のものまで販売されています。

    キャンプにペレットストーブを導入すると、暖をとりながら、ストーブを使って調理ができます。ほかにもさまざまなメリットがあるので、冬キャンプを楽しむ方は使用を検討してみてください。

    ペレットストーブの特徴とメリット

    灯油を使わないため環境にやさしい

    薪や木質ペレットは環境にやさしい燃料です。どんな点が環境にやさしいのでしょうか?

    ペレットの原料である樹木は、二酸化炭素を吸収し、光を浴びて光合成をし、酸素を排出しています。そのため、薪や木質ペレットが燃焼する際に発生する二酸化炭素は、樹木が生長する過程で吸収したものと考えることができます。

    したがって、間伐材や廃材を使用して生産されるペレットは、灯油などの化石燃料と違って、新たに大気中の二酸化炭素を増加させることはないのです。

    もちろん、ペレットの生産には電気やガスなどが使用されていますし、輸送の際には二酸化炭素が排出されます。ただし、木質ペレットの生産から消費までを一生としてとらえると、化石燃料よりも二酸化炭素の排出量が少ないのです。

    使用中に嫌なにおいがしない

    ペレットストーブは、着火時には白い煙が発生し、木を燃やしたときの独特の臭いがします。ただし、その匂いも最初の数分間だけ。

    ほとんどのものが排気ファンを備えており、いちど着火したペレットは、しっかりと完全燃焼します。そのため、使用中はほとんど煙が出ず無臭です。

    燃焼室は完全に密閉されていて、煙など、無駄なものは煙突から屋外へきちんと排気ができるのです。

     燃料のコストが安い

    ストーブにペレットを補充している様子。

    ペレットは比較的コスパのよい燃料です。

    ストーブの性能にもよりますが、燃料としてのコストはエアコンやガス・灯油ストーブよりもペレットのほうが優れています。

    ペレット1kg(約40円)を燃焼させて発生する熱エネルギーを、ガスや電気で発生させる場合、約50円~80円かかりますので、ペレットのほうが比較的安値になるのです。

    炎が楽しめておしゃれな空間に

    ペレットストーブを使用すると、ペレットが燃える炎の揺らぎが楽しめます。炎をぼーっと見つめていると、心が癒されます。さらに、デザインがスタイリッシュなものが多く、インテリアとして置くだけでも、素敵な空間を演出できます。

    ペレットストーブのデメリット

    初期導入コストが高い

    ペレットストーブを屋内に設置する場合、問題なのは導入コストです。商品によって異なりますが、一般的なものでは、本体価格だけで30万~60万ほどかかります。

    さらに、設置工事費や、快適に使用するためのオプションを追加ると、それ以上の出費に!導入前にしっかりとしたプランニングをしましょう。

    一方アウトドア用のペレットストーブは2万~6万円ほどの価格帯で多くのものが販売されています。工事費もかかりませんし、屋内用よりも導入が気楽にできるでしょう。

    設置にスペースが必要

    屋内用ペレットストーブは、設置にある程度のスペースが必要になります。本体が高温になるため、火事などの事故を予防するためです。

    機種によって異なりますが、平均的な数値として、ストーブの前・上・後ろは60~100cm。左右は30~60cmの空間が必要でになります。

    手入れが面倒

    ペレットストーブは手入れに手間がかかる点がデメリット。安全に使用するためには、毎日のお手入れと、定期的なメンテナンスが必要です。例を挙げると、ペレットが燃焼する燃焼ポットや、窓ガラスの掃除を毎日。灰受けからの灰の除去は2~4日に1回。燃料タンクは1か月に1回などです。

    おこたると不完全燃焼を起こす恐れがあるため、お手入れを欠かすことはできません。手入れに時間がかかる点は、導入前に頭に入れておきましょう。

    ペレットストーブの選び方

    暖房能力

    ペレットストーブを選ぶ際には、暖房能力とともに、暖房面積や家の築年数を考慮に入れましょう。

    「どこをどの程度暖めたいか?」が重要です。例えば、家全体を暖めたいのならば、それなりに高出力のものが必要。6畳ほどの部屋を暖めるのならば、低出力のもので十分。といった具合です。

    また、築年数が経過した住宅の多くは、極端に断熱性能が低い傾向があります。低出力のものを導入してしまうと、思ったように部屋が暖まらず、後々に断熱改修工事が必要になり、余計なコストがかかってしまいます。自宅の状況をよく把握してから、ストーブを選びましょう。

    燃料の容量

    ペレットストーブには燃料を入れておくタンクがあり、タンクに補充しておいたペレットが燃焼室で燃えて周りを暖かくします。そのため、タンク容量が大きいほど長時間の連続燃焼が可能になります。

    タンクが小さいものを選んでしまうと、こまめな燃料の補充が必要になり、手間はかかります。ただし、キャンプなど屋外で使用する場合、あえて軽量なタンクが小さなものを選べば、設置が楽になり、積載スペースも節約できるでしょう。

    デザインと設置スペース

    ペレットストーブの設置には、事故を防ぐために、ある程度のスペースが必要です。まずは部屋の間取りやサイズに合わせた候補を絞り、その上でコストとデザイン面で納得がいくものを選ぶとよいでしょう。

    価格とランニングコスト

    ペレットストーブ本体の価格は一般的なもので30万~60万円ほど、機能面ですぐれているものや、海外製のものならば、100万円前後のものもあります。価格帯が幅広く、設置工事費もかかるため、予算をあらかじめしっかり決めてプランニングが必要です。ペレットストーブの導入には、自治体によって補助金が出るケースもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

    ペレットストーブの燃料であるペレットの価格は10kgあたり、600円前後です。機種によっても異なりますが、一般的に1時間の燃焼でペレットを1kg消費すると言われています。

    単純計算で1日に8時間、毎日使用したとして、1か月あたり約1万5千円ほどの燃料費がかかります。あらかじめ、どれほどの頻度で使用するのかを、しっかりと把握したうえで購入しましょう。

    ペレットストーブのおすすめ7選!

    KABUTOがウッドデッキに置かれている。

    FIRESIDE社のKABUTO。調理に特化したペレットストーブです。

    【UNIFLAME】UFペレットストーブ

    キャンパーの間で人気のあるユニフレーム製のペレットストーブです。キャンプでストーブ調理を楽しむのに適した造りです。本体部分が鉄製のため蓄熱性が高く、天面の温度が最大約380度Cに達するからです。 

    本体に煙突や脚などのパーツを収納できるため、コンパクトにして持ち運びできます。燃料タンクは小型で、いちどに1.8kgのペレットが補充できます。約2時間の連続燃焼が可能です。

    性能がよく、調理もできるペレットストーブをお探しならば考慮に入れるべき商品です。

    UNIFLAME(ユニフレーム)
    UFペレットストーブ

    サイズ 使用時:約24×55×258(高さ)cm 収納時:約21×55×37(高さ)cm

     

    【SOLO STOVE】メサ 

    直径13㎝の小型なストーブです。小枝や薪だけでなく、燃料にペレットも使用できます。

    2次燃焼ストーブなので、効率的に燃焼し、火を維持しやすいつくりです。底面に付属の五徳を取り付ければ、机に熱が伝わらないため卓上でも使用ができますよ。

    SOLO STOVE(ソロストーブ) メサ 

    直径13㎝の小さなボディーながら、二次燃焼、卓上使用OK、ペレット燃料にも対応と、魅力的な機能が盛りだくさん。燃焼効率が高いので、同サイズの焚き火台よりも暖かく、手元暖房としても心強い存在だ。

    【Phoenixrise】シン・不死鳥Jr.

    無骨さを感じるアイアン製の独特な見た目は、キャンプサイトで目を惹くこと間違いなし!縦長に伸びたガラス窓は、美しい炎の揺らぎをたっぷりと楽しめる形状です。脚部分は地面の傾きに対する調節機能がついているため、地面が多少凸凹していても安心して使用できます。

    軍幕などのミリタリーギアや、ブッシュクラフトアイテムに目がない方におすすめの商品です。

    Phoenixrise(フェニックスライズ)
    シン・不死鳥Jr.

    寸 法 : 約58×約30×約32(cm)

     

    【FIRESIDE】KABUTO

    ペレットや小枝を燃料とするポータブルピザ窯です。火を入れてから約40分でオーブンは400度Cに達し、ピザを2分ほどで焼き上げることができます。ピザだけでなく、パンを焼いたりオーブン調理をしたりと、さまざまな調理に使用できます。

    調理に特化したストーブのため、暖を取るのには向いていません。

    自宅やアウトドアでパーティを開くのにぴったりの商品です。

    FIRESIDE(ファイヤーサイド)
    KABUTO

    サイズ W440×D740×H836mm(ハンドル、煙突含む)

     

    S’moreMagic Stove

    長さ約39cm×幅約17.5cm×高さ約15.9cmのコンパクトな薪ストーブです。小さいながらも、長さは39cmあるため、市販の薪をカットすることなく、そのままくべられます。別売りのFire sitterを取り付ければ、ペレットストーブになります。

    調理や暖がとれるコンパクトなストーブをお探しならば、考慮に入れるべき商品です。

    S’more(スモア)
    Magic Stove

    【ボディサイズ】長さ(約)39cm×幅(約)17.5cm×高さ(約)15.9cm 【地面からの高さ】本体まで(約)11.5cm 天板まで(約)27.5cm 【煙突】(約)220cm

     

    PTYGRACE】KIRIN

    ペレットを燃料とするグリルヒーターです。キリンを思わせるユニークな形状で、お尻部分はペレットを入れるタンク、尻尾は灰かき、長い首は煙突になっています。体の部分は2段式のグリルとなっており、上の段は高火力、下の段は低火力で保温に向いています。

    遊び心を忘れない方におすすめの商品です。

    PTYGRACE
    KIRIN

    使用時 幅 1520 × 幅 210 × 高 660 ㎜ 収納時 幅 395 × 幅 210 × 高 610 ㎜ 重量  7.2kg

     

    SoomloomKK-STOVE

    別売りの「ペレットバーナーK1」と「タンク」を取り付けることで、ペレットと薪を兼用できるストーブです。耐食性が高いステンレス素材なので、錆びを気にせず使用できます。メンテナンスが楽で、長く使用ができます。

    嬉しいのはその価格。本体は2万5千円以下で購入できます!

    コスパに優れたコンパクトなストーブをお探しなら、イチオシの商品です。

    Soomloom
    KK-STOVE

    使用サイズ:(約)L620mm×W510mm×H2490mm(煙突の高さも含む) 収納サイズ:(約)L420mm×W200mm×H275mm

    ペレットストーブで空間をおしゃれに

    ペレットストーブで焼き芋を作っている。

    ペレットストーブでアウトドア料理を楽しみましょう。

    ペレットストーブは存在感があり、屋内の空間や、キャンプサイトの雰囲気をアップしてくれます。もちろん見た目だけでなく実用性も抜群!冬場には暖を取りながら調理ができるため重宝します。自宅にエコな暖房器具を導入したい方や、キャンプサイトで快適に過ごしたい方におすすめです。

    ぜひ記事を参考にして、ご自宅や冬キャンプにぴったりのペレットストーブを見つけてください。

    のまどうさん

    アウトドアライター

    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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