テントサウナの楽しみ方とおすすめは?自作方法やよくある疑問を解決 | アウトドアの知識 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    アウトドアの知識

    2025.09.14

    テントサウナの楽しみ方とおすすめは?自作方法やよくある疑問を解決

    テントサウナの楽しみ方とおすすめは?自作方法やよくある疑問を解決
    大自然の中でリフレッシュできるテントサウナは、メディアで取り上げられることもあり、注目度が高まっています。ストーブやサウナストーンにこだわれば、自分好みのテントサウナを自作することも可能です。おすすめのテントサウナや自作方法を紹介します。

    そもそもテントサウナとは?

    注目され始めているとはいえ、まだ『テントサウナ』という言葉に馴染みがない人も多いかもしれません。まずはテントサウナを楽しむために必要な基本知識を解説します。

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    テントサウナとは

    テントの中で楽しむサウナ

    テントサウナとは、名前の通りテントというプライベート空間で行なうサウナです。

    基本的には耐熱性のあるテント内で薪ストーブを焚く仕組みで、密閉したテント内を高温にしてサウナ状態を作り出します。シンプルな構造ですが、サウナストーンを温めて水蒸気を発生させるロウリュウを楽しむことや、100度Cの高温状態にすることも可能です。

    昨今のサウナブームとアウトドアへの注目から、テントサウナの需要も急上昇しています。

    発祥地はサウナ大国フィンランド

    『サウナ』は世界中で意味が通じる唯一のフィンランド語といわれています。フィンランドには人口約540万人に対して約200~300万室のサウナがあり、日本の銭湯と同じような感覚でサウナが街中に溢れているのです。

    テントサウナの原点もまた、フィンランドにあります。フィンランド軍の兵士はサウナがないと士気が上がらないため、陣営内にサウナ小屋を手作りしていました。これが場所を選ばずに楽しめるテントサウナとして、一般にも普及していったのがルーツとされます。

    テントサウナの魅力や楽しみ方

    テントサウナには通常のサウナにはない様々な魅力があり、楽しみ方もより幅広いものとなっています。自然の中で行なうことのメリットを見ていきましょう。

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    テントサウナの楽しみ方

    テントサウナの魅力

    通常のサウナは1つの部屋に大人数が集まりますが、テントサウナはプライベート空間を作れます。さらにテントサウナは持ち運びができるので、自然の中でアウトドアサウナが楽しめるのも魅力です。

    高温で汗をかいたら、近くの川を水風呂の代わりに利用するのもよいでしょう。清流で自然を感じながら汗やストレスを流せるのは、テントサウナならではの醍醐味です。

    ヴィヒタという白樺などの枝葉をまとめたもので、ウィスキング(身体を叩く)をすることも。

    基本的な楽しみ方について

    テントサウナは、防火素材のテント内に薪ストーブなどを設置して、簡易的なサウナ空間を作る仕組みです。薪の量を調節すれば、室内の温度や湿度を自分好みに変えられます。

    また、他人を気にせず自由にリラックスするのも、テントサウナの基本的な楽しみ方です。室内がプライベート空間になっているので、体を寄せ合って会話を楽しむこともできます。大人数が無言で汗を流す施設サウナが苦手でも、テントサウナであれば理想の癒し空間を追求できるでしょう。

    おすすめテントサウナをチェック

    今回はテントサウナデビューにおすすめのMobibaの商品を紹介します。サウナ用のテントがほしいなら検討してみましょう。

    Mobiba「バックパックサウナ RB170M」

    リュックにまとめて持ち運べるモバイル式スチームサウナで、フィンランドと並ぶサウナ大国のロシア製です。モバイル式ながら、室温が最高100度Cに達する本格的なスペックを備えています。

    組み立ても非常に簡単で、特別な道具やスキルを必要とせずに20分ほどで完了します。薪の燃焼により水を沸騰させ、発生したスチームでサウナ浴を楽しむという仕組みです。

    さらに、特徴的な大きな窓から、テントサウナならではといえる大自然を眺めることができます。心地良いスチームの熱気も、リラックス気分を高めてくれるでしょう。

    また、こちらのテントサウナは、ストーブに備えられたウォータータンクでぬるま湯を作れます。そのため「汗をかいた後に冷水を浴びるのが苦手…」という人からも人気です。

    Mobiba バックパックサウナ RB170M

    サイズ:W170×D170×H170cm(煙突、スカート含まず)
    重量:約13kg(内ストーブ7.8kg)
    定員:2名
    燃料:薪(最大長さ24cm)
    ウォータータンク容量:10.5L(許容給水量9.0L)
    製造国:ロシア

    コンパクトでも高性能なストーブ

    バックパックサウナのストーブはコンパクトながら高性能で、熱を効率的に交換します。ストーブの扉には2つの丸い給気口が設けられており、常に炉へ空気を供給することが可能です。

    タンク内の水を炉と煙突の熱で沸騰させ、発生した蒸気を『蒸気過熱器』という煙突の一部へ移動させます。蒸気過熱器の内部は煙突、外部は蒸気が通過するスペースという二重構造です。内部も外部もともに螺旋状になっているので、煙突の熱を効率よくテント内に排出します。

    また、『蒸気整流板』によってテント内の上部や側部、下部のすべてに蒸気が均一に行き渡る仕組みです。携帯用サウナとは思えないほど、本格的なサウナが楽しめるでしょう。

    テントサウナは自作する方法も

    テントサウナは、好みのストーブやサウナストーンを選んで室内を充実させていくことも可能です。自分好みのテントサウナに仕上げるために、基本的な自作方法を紹介します。

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    自作する方法

    テントサウナの作り方

    テントサウナを作るためには、まずはテントと薪ストーブを購入します。両方用意ができたら、以下の作業に取り掛かりましょう。

    1. テントと薪ストーブをそれぞれ組み立てる
    2. 薪ストーブをテント内に入れる
    3. 煙突が突き抜ける場所を決めて印をつける
    4. 印をつけた場所の内側と外側にスパッタシートなどの耐火素材を縫いつける
    5. 煙突の貫通部に耐熱シリコン部材などを取りつけて煙突ガードを製作
    6. テント内に耐火レンガなどの薪ストーブ用土台を設置する
    7. 煙突が風であおられないように耐熱バンテージやロープで固定

    上記の手順でテントサウナを自作した後は、試運転や使用して感じた反省点を生かして理想のサウナに仕上げていきましょう。

    自作する上でのポイント

    テントサウナを自作する際は、煙突や貫通部分の耐火性や耐熱性が重要です。火事になってしまう危険性があるので、必ず特殊素材のスパッタシートなどで対策しましょう。

    さらに『サウナストーン』を用意することで、テントサウナでロウリュウを楽しめますが、キャンプ場などにある石は熱ではじけ飛んでしまいます。拾ってくるのではなく、サウナストーンとして販売されているものを用意しましょう。

    ストーブの種類によってはセラミック製のケルケスストーンが使用できないので、使えるサウナストーンの確認も必要です。

    知っておきたいテントサウナに関するQ&A

    最後にテントサウナに関するよくある疑問を見てみましょう。

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    テントサウナQ&A

    テントサウナはキャンプ場でもできる?

    近年はテントサウナの認知度が向上し、テントサウナを体験できるキャンプ場やテントサウナの利用可能を公言している場所が増加しています。

    しかしテントサウナの利用においては、安全管理とマナーが非常に重要です。テントサウナの利用者が増えているとはいえ、水辺のキャンプ場は純粋なキャンプを楽しみに来ている人がほとんどといえます。

    基本的には、キャンプ場に事前に確認して、利用の許可やルールの把握を忘れずに行ないましょう。

    自宅の庭でしてもOK?

    テントサウナは大自然の中だけでなく、アウトドアであれば場所を選ばずにサウナを楽しめるのが魅力です。

    設備さえ整っていれば自宅でも利用できますが、テントから高さのある煙突が突き出ているので、煙が遠くからでも目立ってしまいます。当然近隣住民への配慮や、火事と誤解されないようにするといった注意が必要です。

    楽しいからというだけで無責任に行なうことはせず、キャンプ場と同様にトラブルを避けるための事前確認を忘れてはいけません。

    テントサウナの注意点は?

    テントサウナでは周囲への配慮やマナーの徹底が大切ですが、同様に注意しなければいけないのが安全面です。火の取り扱いは一歩間違えば大きな事故に繋がるので、最低限のアウトドア知識を身につけておきましょう。

    テントサウナならでは注意点としては『一酸化炭素中毒』への対策が挙げられます。水分量の多い薪を使用すると大量の一酸化炭素が発生して危険なので、できる限り乾燥した薪を使いましょう。加えて『一酸化炭素チェッカー』を設置する、定期的に換気するなどの対策も必須です。

    その他、テントサウナは、強風などでテントが倒されてしまうおそれがあります。ロープをしっかり張ってペグで固定することを忘れず、無理のない天候判断を心がける必要があります。

    まとめ

    持ち運びできるテントサウナは、場所を選ばずサウナを楽しめるのが最大の魅力です。大自然の中でプライベートな癒し空間が作れます。

    とても魅力的な反面、マナーの徹底や安全面への配慮は必要不可欠です。事故やトラブルを避けるための手間を惜しまず、安全にテントサウナを満喫しましょう。

    撮影/小倉雄一郎

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