アルコールストーブの五徳を一挙紹介! 純正品だけが五徳じゃない!

2019.05.31

軽量かつ、燃料も手に入りやすいことから、登山者やバックパッカーに人気のアルコールストーブ(アルスト・アルコールバーナーとも)。アルコールストーブで調理をする場合は、基本的にゴトク(五徳)が必要だ。

ゴトクとは、バーナー(炎孔)部に直接クッカーが当たらないよう、空間を作るもの。言わば調理用の脚。これがないと炎孔に直接調理器具が触れてしまい、火を消してしまうことになる。

ほとんどのゴトクはアルコールストーブメーカー各社が用意しているオプション品。基本的にはアルコールストーブと同じメーカーのものを選ぶようにしたい。だが、アルコールストーブメーカー以外からもゴトクが販売されており、サイズや材質、使い方がユニークなものも。サイズが合うのであれば、それらを選択するのも当然アリだろう。とは言え、買った後に「合わなかった…」ということがないように、前もって調べておきたい。

ここでは、人気のゴトクを徹底的にピックアップした。いづれも名だたるブランドばかりなので、安心して選べるはず。たかがゴトク、されどゴトク。同じゴトクでも重量や材質、機能が全然違う。自分のスタイルに合ったものをチョイスしよう。

トランギア / trangia

トライアングルグリッド2型

スウェーデンの老舗ブランド「トランギア(Trangia)」。同社が販売する「トランギア アルコールストーブ」用のオプション品は豊富で、ゴトクだけでもいくつか種類がある。「トライアングルグリッド2型」は3枚のステンレスプレートを組み合わせて使うタイプ。本体を収納するケース付きで、重量は58gだ。

五徳を収納する専用ケース(袋)。

トランギア アルコールバーナー


トランギア / trangia

ゴトク TR-281

トランギアのアルミ製ゴトク。トランギア アルコールバーナーを中に入れるだけ、というとてもシンプルなスタイル。同社のケトルやクッカーに収納することができる。
サイズ:97mm×63mm。重量:50g

使用イメージ。

ケトル0.9Lに、そのまま収納できる。

クッカー「ツンドラ3ミニ」にもジャストイン。


トランギア / trangia

ゴトク T3

トランギアのステンレス製ゴトク。132mm×100mmのサイズは外からの風を遮り、クッカーの安定感も上々だ。ハードなロケーションや、中型のクッカー・コッヘルなどを使いたい場合に向いている。重量は99.5g。固定リングと収納袋付き。

収納袋(専用のケース)が付いてくる。

固形燃料用ストーブ「ソリッド/ジェルフューエルバーナー」を組み合わせた状態。

中型のクッカー「ツンドラ3」を置いた状態。


エスビット / Esbit

ステンレスストーブ CS75S

ドイツの「エスビット(Esbit)」が手掛けるアルコールストーブ用ゴトク。ステンレス製で、サイズは10mm×100mm×120mm(収納時)。風防も兼ねた大型サイズながら、サイズは93gと軽量クラス。薄く仕舞えて、大きく使える。安心サイズのゴトクだ。収納袋付き。

実際のパーツ。丸いパーツは固形燃料を置くプレート。

収納ケース付き。固形燃料も入る。

エスビット アルコールバーナー


エバニュー / EVERNEW

チタンゴトク TriveTi

日本を代表するアルコールストーブメーカー、「エバニュー(EVERNEW) 」のゴトク。2枚のチタンプレートを十字に組み合わせて、アルコールストーブの上に置いて使用する。厚さ1mm。外径は81mm×40mm。重量13gと、小型軽量だ。

同社の「チタンアルコールストーブ」に組み合わせて使う。


エバニュー / EVERNEW

ALストーブ用チタン十字ゴトク

チタンプレートを十字に組み合わせるエバニューの「ALストーブ用チタン十字ゴトク」。サイズは96mm×28mm。質量は16g。シンプルな構造ながら、クッカーを置いたときの安定感は十分なほど。コンパクトに収納できるので持ち運びも楽。サイズが合えば、他のアルコールストーブにも(購入前に必ず確認を)。

2枚のチタンプレート。


ベルモント / Belmont

チタントライアングルストーブ

新潟県三条市のアウトドアメーカー、ベルモントのアルコールストーブ用ゴトク。素材はチタン。使用時のサイズは130mm×75mmで、収納時は130mm×75mm×4mmと薄く、コンパクトに持ち運べる。ステンレス製もあり。

固形燃料を置くプレート付き。

トランギア アルコールバーナー をセットした状態。

専用ケースも付いてくる。

ステンレスバージョンも。


笑’s / sho’s

バーナーゴトク H-80

人気アウトドアメーカー「笑’s(sho’s)」のアルコールストーブ用ゴトク。0.5mm厚のステンレスプレートを3枚組み合わせて使用する。使用可能なアルコールストーブの本体径(底面)は約70mmまで。外直径(ツバの部分)は約75mmまでのもの。ゴトク自体の重さは約57g。風防としての役目もバッチリだ。

セットアップした状態で自立する。

シェラカップと並べると、大きさがよくわかる。


エムジートレイル / MG TRAIL

組立式汎用ゴトクMGT-FWG001

キャンプツーリング用品専門店「エムジートレイル(MG TRAIL)」のオリジナルゴトク。プレートの厚さは1.2mm/1.5mm。組み立て時は104mmの高さになる。何より独特の形状が目をひく。専用ケース付き。
重量:160g


ミュニーク / MUNIEQ

エックスメッシュストーブ

X-MESH STOVE

クラウドファンディング発、シンプルでコンパクトなアウトドア用品を手掛ける「ミュニーク(MUNIEQ)」の風防兼アルコールストーブ用ゴトク。厚さ0.2mmのステンレス製マイクロメッシュのシートをまるめて固定し、アルコールストーブの上に重ねて使用する。マイクロメッシュに施された無数の孔により、風は通さずに中の炎が見えるのが特徴だ。2個つなげて使用することもできる。
サイズ:62mm×67mm。重量:14g。

くるっと丸めて使用する。


タトンカ / TATONKA

アルコールバーナースタンド

Alcohol Burner Stand

ドイツ生まれのアウトドアブランド「タトンカ(TATONKA)」のステンレス製ゴトク。日本ではタープのイメージが強いタトンカだが、本国では登山道具やウエア、各種キャンプ道具なども販売しているアウトドア総合メーカー。この「Alcohol Burner Stand」もそんなタトンカブランドのひとつ。中央のリング径が75mm×45mmで、サイズが合えば他アルコールストーブでも利用可能だ。
重量:92g。

中にセットして利用する。

 

商品を詳しくチェック!

ミュニーク/エックスメッシュストーブ

この写真をみて、おっ! と思った人はアルコールストーブ愛好者です

アルコールストーブに必要なのが「ゴトク(五徳とも)」。コッヘルやシェラカップを載せる、言わば“脚”で、これがないとアルコールストーブの上にモノを載せたときに、火が消えてしまいます。なぜなら、炎孔を防いでしまうから。

さらに、アルコールストーブであると便利なのが「風防」。アルコールストーブは風の影響をもろに受けるので、安定した状態を保つには風防が必要です。

アルストにゴトクに風防って…揃えるものが多い

アルコールストーブは安くてコンパクトで、なおかつ軽い、と思われがちですが、アルコールストーブ本体にゴトクや風防などを揃えたら、価格も重量もそれなりにします。なによりパーツが増えるので忘れてしまうし、そもそも失くしてしまう…なんてことも。 

そこで、「どれだけコンパクトで使い勝手が良いゴトクや風防を見つけるか」が、アルスト愛好者(アルコールストーブ愛好者)共通の話題にもなっています。このアルコールストーブと、このゴトクの組み合わせがすばらしい、とか。自作する人も多いですね。

MUNIEQのX-MESH STOVEが全部解決します

そんなアルスト愛好者たちから注目を集めているのが、MUNIEQ(ミュニーク)の「X-MESH STOVEXMS-01S)」です。

購入時の状態。

このX-MESH STOVE、アルコールストーブのゴトクと風防をこれひとつで兼ねるすぐれもの。ステンレス製マイクロメッシュのシート(厚さ0.2mm)をまるめて固定し、アルコールストーブの上に重ねて使用します。

くるっと丸めて使用します。

マイクロメッシュに施された無数の孔により、風は通さずに中の炎が見えます。耐荷重は1kgまでOKなので、コッヘルでお湯を沸かすことも問題ナシ。それでいて重量はわずが15g! というウルトラライトな製品です。

風は通さずに、中の炎が見えるしかけ。この構造はMUNIEQによって特許出願済み。

組み立て簡単、丸めてフックをスリットに入れるだけ

X-MESH STOVEの片サイドにはふたつのフックが。

もう片方には2箇所、スリットがあります。

筒の外からフックをスリットの中に差し込みます。これだけで十分固定されるから驚き。その後、アルコールストーブに載せます。写真はトランギアのアルコールストーブ。

アルコールストーブに火を付けて、安定すると炎が立ちあがります。

耐荷重は1kgまでなので、水を入れたコッヘルを置いてもOK。風を通さず、安定した火力がキープできます。

YouTubeで「風の影響を受けないX-MESH STOVE」動画をご覧あれ

実際に小型扇風機(簡易的なもの)で風を送り込んでみたところ、X-MESH STOVEで覆われている部分は、炎が暴れることはありませんでした※少々ピントが甘いですが、製品のスゴさは見てとれます。

※アルコールストーブの形状によっては、使用できないものもあります。

◎構成・撮影/早坂英之

 

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