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知れば知るほど奥深い! 世界のおすすめアルコールストーブ

2019.05.28

アルコールとアウトドアのとても良い関係、それがアルコールストーブです

アルコール、とは言っても飲みものではなく、アルコールストーブで使う、燃料用アルコールの話。

ホームセンターやドラッグストアでも買える燃料用アルコール。エチルアルコール(エタノール)とメチルアルコール(メタノール)の組み合わせで出来た燃料用アルコールは、出力カロリーが高く、コーヒーサイフォンやアウトドアでの野外料理に向いている。

そんな燃料用アルコールを使用するのがアルコールストーブ(アルスト、アルコールバーナーとも)で、最大のメリットは燃料が軽いこと。必要な量だけ持ち運べるため、持っていく荷物が限られた山登りなどで重宝する。また、燃料が比較的手に入りやすいのも特徴だ。飛行機での移動で燃料を現地調達しなくてはならないようなシチュエーションでも便利。登山者やバックパッカー、ウルトラライトな人々が好んで使うのもうなずける。

構造がシンプルなので、壊れにくいのもうれしい。長く使ううちにゴムの部分が経年劣化して、移動中に燃料が漏れてしまうようであれば、ゴム部分の交換も可能だ(オプション品を販売しているメーカーによる)。

アルコールストーブはコッヘルやクッカーを使った湯沸かしはもちろん、調理にだって向いている。変わらぬ安定した火力をキープすることができるので、炊飯(ごはん)だってお手のもの。ごはんが炊ける分の燃料だけ燃料ボトルに小分けにすれば、「長く炊き過ぎたー(焦げすぎたよトホホ…)」という長時間燃焼による失敗もない。結果的に効率の良い燃費効果が得られる、というわけ。

使い方はとても簡単だが、実際の使用シーンでは風よけの風防(風ぼう・ウインドスクリーン)を用意したり、シェラカップ、ケトルなどの調理器具を載せる五徳(ゴトク)を別途準備したりすることも。ただ、本体がなければ始まらない。

ここでは老舗メーカー、新興ブランドの人気アイテムをずらりピックアップ。メーカーごとにヨーロッパ・日本・アメリカで分類してみた。世界のアルコールストーブを見比べつつ、気になるものを見つけてみよう。

ヨーロッパのアルコールストーブ

トランギア、エスビットに代表されるヨーロッパのアルコールストーブブランド。ロングセラーの背景には、変わらぬ安心感がある。

トランギア / trangia

トランギア アルコールバーナー

TRB25

1925年創立。スウェーデンの老舗ブランド「トランギア(Trangia)」。そのトランギアを代表する製品が「トランギア アルコールストーブ」で、長く人々に愛されている。真鍮でできたこの製品は。使い込むほどに味わい深い雰囲気が増す。アルコールタンク2/3ほどの燃料で、約25分間の燃焼が可能。純正の五徳(ゴトク)やクッカーセットなど、オプション品も豊富だ。
サイズ:75mm×45mm。重量:110g

火力調整&消火用の蓋。

燃焼した状態。

フューエルボトル 0.5L

ミニトランギア。本体とゴトク、ソースパン、ミニフライパン、ミニハンドルのセット。

ストームクッカーL・ウルトラライト

ストームクッカーL ブラックバージョン


エスビット / Esbit

エスビット アルコールバーナー

ESAB300BR0

ドイツのブランド「エスビット(Esbit)」が手掛けるアルコールストーブ。エスビットと言えば固形燃料と、その固形燃料を置くポケットストーブが有名だが、「エスビット アルコールバーナー」も人気が高い。材質は真鍮製。火力調整&消火用の蓋にはハンドルが付いており、安全に使用することができる。
サイズ:74mm×46mm。重量:92g

側面から見た状態。

火力調整&消火用の蓋は、便利なハンドル付き。

収納時はこのような状態になる。

ステンレスクックセット 985ml アルコールバーナー付

985H-EXクックセット・アルコールバーナー付

 

日本のアルコールストーブ

革新的なアイデアと、確かな技術力で世界を牽引してきたエバニュー。「軽量で強度の高い」チタンと「熱効率が高くて調理のしやすい」アルミを得意とする。

エバニュー / EVERNEW

チタンアルコールストーブ

EBY254

1923年創立。日本を代表する老舗ブランド「エバニュー(EVERNEW)」。このアルコールストーブはチタン製だ(ステンレス製もあり)。サイズは一般的な71mm×42mmに対し、重さはわずか34gと軽量。また、炎孔が二段構えになっているのも特徴的だ。タンク容量は70mm。ストーブの内側には30mlと60mlの目盛付き。

内部にメモリが付いている。

ステンレス製 アルコールバーナーセット

アルコールストーブ用スタンドDX

 

アメリカのアルコールストーブ

新たなブランドが新しい製品を生み出す国、アメリカ。同国のチャレンジスピリッツはモノ作りにも根付いている。

ソロストーブ / Solostove

ソロアルコールバーナー

アメリカの新興ブランド「ソロストーブ(SOLO STOVE)」。米・クラウドファンディングサイト、Kickstarter(キックスターター)で一躍有名になったメーカーだ。ソロストーブの代表製品は二次燃焼系の焚き火台だが、アルコールストーブも手掛けている。構造や形状はとてもベーシック。ハンドル付きの蓋がうれしい。
サイズ:74mm×46mm。重量:100g

本体。火力調整&消火用の蓋。キャップ。

同社の小さな焚き火台「ソロストーブ」にもフィットする。

ソロストーブ+アルコールバーナー(セット)


バーゴ / VARGO

トライアドマルチフューエルストーブ

T-305

アメリカのアウトドアブランド「バーゴ(VARGO)」が手掛ける「トライアドマルチフューエルストーブ」。最大の特徴は五徳付きなこと。五徳を別途用意することなく、コッヘルやケトルが載せられるのがうれしい(五徳を忘れがちな人には助かるはず)。
サイズは86mm×27mm。重量は30gのチタン製。タンク容量は44ml。コンパクトな設計が重量の削減に直結している。

五徳を折り畳んで収納した状態。

ひっくり返すと、背面のロゴが目に入る。

アルコールフューエルボトル 240ml


バーゴ / VARGO

チタニウムコンバーターストーブ T-307

T-307

バーゴのチタン製アルコールバーナー「チタニウムコンバーターストーブ」。「トライアドマルチフューエルストーブ」同様に五徳付きだが、こちらは取り外すことができる。同社の人気ネイチャーストーブ「ヘキサゴンウッドストーブ」に組み合わせて使用することも可能だ。
サイズ:61mm×22mm。重量:39g。

背面部にロゴ入り。

ヘキサゴンウッドストーブと組み合わせた状態。

ヘキサゴンウッドストーブ(単品)


バーゴ / VARGO

チタニウム デカゴンストーブ

T-302

独特の形状をしたバーゴの「チタニウム デカゴンストーブ」。裾の広がりは底面に安定感をもたらし、上面には五徳機能を果たす凹凸付き。炎孔が側面に付いていることも相まって、別途五徳を用意することなく、そのままコッヘルやクッカーなどが置ける。
サイズ:57mm×32mm。重量:34g。

シンプルな構造ながら、日々、新しい製品が生まれる。それがアルコールストーブ

コーヒーや料理はもちろん、ちょっとした暖房効果もあるアルコールストーブ。ここで紹介した以外にも空き缶で自作する人や、ガレージブランドからも多くのアルコールストーブが生まれている。軽量化を突き詰めたものや、ジェット孔構造を持つもの。炎がトルネードのようになるものなど、アルコールストーブは奥が深い。

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