灯油ランタンで心も体も暖かく!メリットと選び方、おすすめ商品を紹介

2021.01.11

あたたかな光を放つ灯油ランタンは、単なる照明以上の働きをしてくれる素晴らしいアイテムです。メンテナンスや使用時にかかる手間さえも楽しめる灯油ランタンの選び方やおすすめ商品をご紹介します。

灯油ランタン(ケロシンランタン)とは?

一般的にオイルランタンと呼ばれるものは、燃料に灯油やホワイトガソリン、パラフィンオイル、またはアルコールを使用するランタンです。灯油ランタンはその名の通り灯油(ケロシン)を使用するもので、ケロシンランタンとも呼ばれます。

灯油ランタン(ケロシンランタン)のメリット

灯油ランタンには複数の魅力的なメリットがあります。

燃料コストを抑えられる

灯油はリーズナブルなのでランニングコストが抑えられる上に、ガソリンスタンドで手軽に手に入ります。また、冬場に灯油ストーブを使うなら燃料を一元化でき、何種類もの燃料ボトルを用意する必要がないため荷物の軽減につながります。手に入りやすい燃料で使用できることから、災害時の備えとしても役立ちます。

灯油ランプ+ミニ暖房の一台二役を果たす

灯油ランタンは照明としてだけでなく、軽量コンパクトな暖房としても使えるのが特徴。真冬のメインの暖房としては物足りませんが、春や秋のちょっと肌寒い時期には一台あると暖かいので暖助かります。夜に野外でお酒やホットドリンクを楽しむときの暖房兼手元灯としても使えます。炎が筒状のガラスのホヤ(火屋)に守られているので、安全で風や雨に強く、アウトドアでの使用に適しています。

雰囲気を上げるオレンジの灯り

灯油ランタンは、ろうそくのように揺らめくオレンジ色の炎も魅力のひとつです。癒し効果のある温かな灯りは冬キャンプにぴったり。アンティーク調のレトロなデザインのものは、インテリアとして置いておくだけでもおしゃれです。

灯油ランタン(ケロシンランタン)の選び方

灯油ランタンを選ぶときは次の「加圧式かフェアーハンド式か」「明るさ」「サイズ」をチェックしましょう。

圧力式(加圧式)とフェアーハンド式(非加圧式)がある

灯油ランタンには、ポンピングという圧力をかける工程が必要な加圧式と、フェアーハンド式といわれる非加圧式との2種類があります。

圧力式(加圧式)

圧力式の灯油ランタンは、灯油を入れたら火をつける前にポンピングを行い、燃料タンク内の圧力を適切に上げて灯油を気化させて点火します。光量が十分にあり、小型のものでも100ワット電球以上の明るさがあります。テントの周りを明るく照らすメイン照明として使える明るさです。

フェアーハンド式(非加圧式)

非加圧式の灯油ランタンはフェアーハンド式といい、フュアーハンド、またはハリケーンランタンとも呼ばれます。アルコールランプのような構造で、灯油が芯を上がって炎口の上の部分で燃焼する仕組みです。ハリケーンのような強い風にも強く、軍用や船舶用として重宝されてきました。加圧式より明るさは劣りますが、穏やかな光で燃費が良く、扱いが簡単なのが魅力です。

明るさを数値でチェック

ランタンの明るさは「ルーメン(lm)」などの単位で表されます。他にも「キャンドルパワー(CP)」「カンデラ(cd)」「ワット(W)」などで表されることもありますので、比較する時は表示されている単位が何なのかを確認しましょう。メインの照明としてサイト全体を明るく照らすなら1000ルーメン以上のものが適しています。卓上での手元灯として使用するなら200〜300ルーメン程度が目に優しく程よい明るさといえます。

サイズ

灯油ランタンには大容量タンクを備えた大型モデルもあります。一度の給油で燃焼時間が約20時間など、長時間の燃焼が可能。連泊のキャンプで使用する場合は、給油の手間が省けて便利です。

灯油ランタンの使い方

灯油ランタンの使い方は製品によって違いますが、加圧式の灯油ランタンであるペトロマックスHK500の点灯から消火までの使い方を、参考例としてご紹介します。詳しくは使う製品の説明書を必ず確認してください。

STEP1給油

圧力計付き注油口キャップを反時計まわりに回して外し、付属のじょうごを使ってタンクの7分目を超えない程度に燃料を入れ、注油口キャップをしっかりと閉めます。

STEP2マントルの取り付け

ヘッドカバーとインナーチムニーを外し、ガスチャンバー、ノズルが閉まっていることを確認し、付属のスパナでニップルを固く締め付け、専用マントルをノズルに取り付けます。

STEP3ポンピング

加圧式の灯油ランタンは、タンク内の燃料に空気で圧をかけるポンピングをします。まずは予熱バーナーを使用して、灯油を気化させるためにジェネレーターを暖めるプレヒートという作業をしてください。そしてグリップホイールの矢印が上向きになるように回し、予熱バーナーのレバーが閉じていることを確認します。圧力調整スクリューを時計まわりに回して締め、圧力計の針が2の位置にくるまでポンピングしてください。

STEP4マントルのカラ焼き

予熱バーナーのレバーを開けると霧状の燃料が噴射するので、フレームチューブの着火口からライター等で点火してください。マントルが黒く焦げながら白い灰状に変化したらカラ焼き終了です。

STEP5点火

この時点で圧力が下がっていたら再びポンピングし、予熱バーナーのレバーを下げて点火します。予熱は90秒以上行い、その間も圧力が下がらないよう適宜ポンピングをしてください。マントルに点火したら、予熱バーナーのレバーを元の位置に戻します。

STEP6消火

圧力調整スクリューを反時計まわりに回すと、タンクの内圧が下がり消化します。グリップホイールを閉めて消火しないようにしてください。本体が完全に冷めたら圧力調整スクリューを時計まわりに回して閉めます。

灯油ランタンを使うときの注意点

灯油のうち精製度が高いものは白灯油と表記され、日本のガソリンスタンドで手に入るものは白灯油です。この白灯油とホワイトガソリンとは別物であることを覚えておきましょう。灯油ランタンにホワイトガソリンを入れてしまうと、点火時に2m以上の火柱が上がることがあり、とても危険です。

灯油ランタンのデメリット

灯油ランタンにはデメリットもあります。まず、テント内では一酸化炭素中毒の恐れがあるので使えません。タープ下やテント外などオープンな場所で使用しましょう。また、灯油ランタンは使用時にすすが出てしまいます。すすがたまるとジェネレーターの交換や掃除が必要です。

パラフィンオイル使用ですすを軽減

デメリットのひとつであるすすを軽減させるために、パラフィンオイルを使用するという方法があります。パラフィンオイルは灯油よりコストは高くつきますが、灯油のような臭いがなく、すすがほとんど出ないため手入れが格段にラクになります。さらに、火を近づけたときに発火する温度である引火点が95度Cと高いため、引火の危険性が低く、持ち運びや管理時にも比較的安心です。

次に紹介する製品のうち、フュアーハンドとデイツ、キャプテンスタッグの製品は、灯油を使うとすすでメンテナンスが大変なので、パラフィンオイルの使用をおすすめします。

ペトロマックス / Petromax

HK500

ドイツの老舗アウトドアブランドが手掛ける、加圧式の本格派灯油ランタン。その性能の高さと美しさにより、世界中の愛好家に長年愛され続けています。明るさは400W相当あるので、メインランタンとして使用可能です
●サイズ:φ17×40cm ●本体重量:2.4kg ●タンク容量:1L ●燃焼時間:約8 時間 ●明るさ:500CP(約400W) ●カラー: ニッケル、ブラス ●使用燃料:灯油、スターケロシン ●付属品:説明書(日本語表記あり)、マントル2枚、ジョーゴ、給油口ゴムワッシャー、アルコールコンテナー、専用メンテナンススパナ、ニップル穴掃除針・ニップル1個、予備ニードル、取付け用ニードルキー

ポンピングは圧力計の目盛りを確認しながら行います。

説明書には日本語表記もあるので安心です。

純正のマントル2枚付き。


フュアーハンド / FEUERHAND

ベイビースペシャル276

9色のカラーバリエーションで展開する非加圧式の灯油ランタン。シンプルな構造で扱いやすく、実用性の高いランタンです。パランフィンオイルを使えば、お手入れの手間が省けて長持ちさせられます。
●サイズ:φ15×26cm ●本体重量:0.48kg ●タンク容量:340ml ●燃焼時間:20時間以上 ●明るさ:5W ●材質:ガルバナイズドスチール ●カラー:ルビーレッド、コバルトブルー、パステルブルー、モスグリーン、ライトグリーン、シグナルイエロー、ピュアホワイト、ジェットブラック、オリーブ ●使用燃料:灯油、スターパラフィンオイル

ほのかにゆらめく炎が、心を穏やかにしてくれます。


デイツ / DIETZ

デイツ 78

DIETZ 78

レトロな外観が美しい非加圧式の灯油ランタン。ひとつひとつ表情の違う塗装や手作りのホヤが味わい深い逸品です。コンパクトなサイズ感ながらもたっぷりとしたタンクで長時間の燃焼が可能です。替芯の4分芯付き。
●サイズ:[最大幅]約15cm、[タンク径]約13cm、[高さ]約26.5cm ●本体重量:0.5kg ●タンク容量:340ml ●燃焼時間:20時間 ●芯:12mm芯(4分芯) ●明るさ:7CP ●材質:黒塗装仕上げ+金色メッキ ●カラー:・黒×金 ●使用燃料:灯油、パラフィンオイル ●付属品:替芯12mm4分芯 1m

ブラックとゴールドの配色のコントラストも魅力。


キャプテンスタッグ / CAPTAIN STAG

CS オイルランタン<中>

3サイズ展開で好みや使用目的に合わせて大きさを選べる非加圧式の灯油ランタン。芯に着火するだけで点火できる手軽さは、防災グッズとしても役立ちます。軽量で吊り下げる場所を選ばず使い勝手がいいサイズ感。
●サイズ:16×12×高さ25cm ●本体重量:0.37kg ●タンク容量:200ml ●燃焼時間:14時間 ●芯の長さ:130mm ●材質:[本体]鉄(銅メッキ)、[ホヤ]ガラス ●カラー:ブロンズ、ブラック、カーキ、レッド ●使用燃料:白灯油、ランタン用パラフィンオイル

オレンジ色の優しい灯りに、ブランドロゴの牡鹿が美しく浮かび上がります。

ブロンズカラーは大・中・小の3サイズ展開です。

 

 

商品を詳しくチェック!

フュアーハンド/ベイビースペシャル276

ソロキャンパーに人気のオイルランタン

愛らしいフォルムにバリエーション豊かなカラーリングで人気の「フュアーハンド(FEUERHAND)ランタン」。台風でも灯りが消えないことから「ストームランタン」「ハリケーンランタン」とも呼ばれています。この手のランタンといえばフュアーハンドかデイツ(DIETZ)が有名。フュアーハンドは1893年にドイツで生まれ、デイツは1840年にアメリカで誕生しました。

どちらもシンプルな構造とタフなつくりで、一世紀以上経った今でも世界中の人々に愛され続けています。しかも最近では、国内のアウトドアショップで発売後すぐに売り切れするほど人気。一部ECサイトでは並行輸入品が高値で販売されるなどの盛り上がりをみせています。

この人気を後押ししているのがソロキャンプブーム。手元を照らすぐらいの光量のオイルランタンは、ファミリーキャンプよりもソロキャンプ向きで、雰囲気ある灯りが静かな夜にほどよくマッチします。ろうそく3~4本分ぐらいの明るさです。

また、ホワイトガソリンやガスランタンよりも取り扱いが楽なのもうれしいポイント。ポンピング不要で着火時に炎上することもありません。

使い方はいたってシンプルで、燃料がしみ込んだ芯(ウィック)に炎が灯ります。温められた空気が上昇し、新鮮な空気が両側のパイプを通って下部のバーナーに送り込まれ、燃焼を促進させます。芯を出す範囲で炎の大きさ(光量)が変わるしくみです。

カラー展開が豊富なフュアーハンドベイビースペシャル276

今回紹介しているのは編集部・早坂の私物「フュアーハンドベイビースペシャル276」です。パウダーコーティング加工が施されたカラフルなモデル。使用している人も多い、同社を代表するアイテムです。カラーはルビーレッド、コバルトブルー、モスグリーン、ピュアホワイト、ジェットブラック、オリーブ、そしてこのシグナルイエローです。これらは税込み6,600 円が定価です。

また、ブロンズ、スパークリングアイロンは7,920 円(税込)、イヤーモデルのパールブラックベリー2020は18,700 円(税込)となっています。プレミアムなアイテムがある一方で、マットシルバーのベーシックモデル、ジンクは4,180 円(税込)と、リーズナブルなのも魅力です(価格はすべて2021年1月9日現在のもの)

新品は箱から取り出すと、上の写真のような紙袋に包まれています。雰囲気あるイラストもフュアーハンドランタンの人気のひとつ。思わずとっておきたくなるデザインです。

フュアーハンドベイビースペシャル276 シグナルイエロー

フュアーハンドのランタンは、ホヤやボディーにも刻印が施されており、変わらぬデザインが人々に愛されています。

ガラス製のホヤ。風が吹いても中の火が消えることはありません。

上部と煙突部分。テントポールや木にかけるフックが付いてます。

タンク部分。340mlの灯油やパラフィンオイルを入れることが可能です。

キャップにもさりげないデザインが。こういう細かなポイントが所有欲をかき立てます。

オイルランタンとして灯油の使用が可能なフュアーハンドランタンですが、おすすめはパラフィンオイル。灯油はすすが出てるので使用後の清掃が ちょっと面倒…という人ほど、すすやにおいがほとんど出ないパラフィンオイルが便利です。

フュアーハンドランタンの国内輸入代理店、スター商事で販売されている「スターパラフィンオイル 1L」が安心。フュアーハンドランタンを使用する際は、合わせて用意しておきましょう。

フュアーハンド ベイビースペシャル276

スターパラフィンオイル 1L スターフューエル
※構成、文、写真、買った人/編集部早坂

紹介商品
フュアーハンド
ベイビースペシャル276

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