名古屋で開催!『第1回アウトドアライフスタイルショー』で見つけた、気になるアウトドアグッズ6選 | 道具・ギア 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.07.01

    名古屋で開催!『第1回アウトドアライフスタイルショー』で見つけた、気になるアウトドアグッズ6選

    アウトドア関連の市場拡大に伴い、新たなるビジネスショーも増えそうだ。

    異業種からの新規参入も続々!アウトドアライフが豊かになる最新グッズを探してみた

    『第1回アウトドアライフスタイルショー』という新しいイベントが、2021年6月17~19日に、愛知県名古屋市にあるポートメッセなごやで開催された。会場では、アウトドアメーカー、輸入代理店、キャンピングカーメーカーのほか、アウトドアユーザーに向けた商品を新たに開発した異業種からの新規参入企業も目立った。そんな会場を歩いて見つけた新製品や気になるアウトドアアイテム6選(+α)を紹介する。

    1.andback 14,080円

    濡れたもの、汚れたものなどを包んで持ち運ぶためのアイデアバッグ。全4色。

    東京にある印刷関連の企業が開発したシート型のバッグ。1辺約110㎝のシートは、耐水性、撥水性に優れたナイロンで作られている。たとえばシートを広げた上に濡れたテントを載せて、包んでしまえば自動車のカーゴルームを濡らさずに素早く撤収して持ち帰れる。シートの上で濡れたウエットスーツやウエーダーを脱いで、それを包んで持ち帰るにもいい。また、フードが1か所ついていて、これを自動車のシートのヘッドレストにかければ、シートカバーとして汚れを防ぐこともできる。急な雨のときにはポンチョ代わりにもなりそうだ。2021年10月上旬に一般販売を予定している。

    andback https://www.andback.jp/

    こちらが広げた状態。フードを自動車のヘッドレストにかけてシートカバーにすれば、サーフィンやフライフィッシングのポイント移動でシートを濡らさずにすむ。

    2.王様の炭 六角形3kg 798円

    BBQでの使いやすさを追求したオガ備長炭。燃焼後の灰の量も少ないそうだ。

    飲食店向きに上質な備長炭などの製品を販売する”炭のスペシャリスト”が開発したBBQ用の炭。火持ちが良く、安定した火力で、爆ぜも少ないのが特徴。炭はオガクズを圧縮して六角形に成型したもの。中空になっているので着火も簡単。ブースにいた販売元の方の話では、「一般的な木炭と比較して3倍ほど火持ちします」とのこと。

    このほか『備長炭5kg』を梱包した段ボール箱をそのまま燻製器として使えるよう、燻製づくりに必要なスモークウッドなどのグッズをセットにした『SUMI/備長炭&燻製BOX 5kg』は、期間限定特価1,980円で発売中。BBQと燻製づくりを、並行して楽しむときに便利そう。

    たかやま https://sumi-takayama.com/

    備長炭の梱包用段ボールをそのまま燻製器として使えるように、必要な材料をセットにしたアイデア品。

    3.Definitely/ソロキャンプ用五徳『Mel』 16,800円

    右が五徳として使うために組み立てた状態。左が収納時。エスビットなどのアルコールストーブにフィットする。カラーはブラックのみ。(写真提供:Definitely)

    『Definitely』(ディフィニトリー)は、愛知県春日井市にある高度な精密加工技術を誇る企業が手掛けるキャンプ用品ブランド。1/1000mmの精度で、航空機、自動車、精密機械用のパーツを作る技術を使い、キャンプ用品を手がける。『Mel』(メル)は、エスビットなどのアルコールストーブ用の五徳。アルコールストーブが中にすっぽりと入るサイズで、上部の形状により風防と五徳を兼ねる設計だ。本体下には、3か所のボルトがついていて、これを調整することで、デコボコした地面でもクッカーをある程度水平に置ける。

    複雑な表面処理やアルマイト加工されたアルミニウムの質感、収納された状態から本体を組み立てるまでのネジのスムーズな動きまで、とてつもない技術力で作られていることに驚かされた。素朴なアルコールストーブがこれを装着することで、めっちゃスタイリッシュな雰囲気になるからおもしろい。所有欲を刺激する魅惑のキャンプグッズの登場だ。

    余分な油が流れ出るワザありの鉄板も発見!

    「マシニングセンター」という精密加工機械で生産される鉄板。取手、収納袋付き。

    左から右に傾斜しているのがわかる。余分な油が自然と流れ出す仕掛け。

    ディフィニトリーでは、高度な切削技術をいかしたソロ鉄板も発売している。余分な油を排出するための溝を周囲に削った鉄板は他社でもある。この製品のすごいところは鉄板の厚さを7~4㎜にテーパーをつけて削ることで、鉄板上部が傾斜し、余分な油が排出用の穴にむかって自然に流れ出るように加工されていること。

    『ソロキャンプ用鉄板SITA』 9,800円

    Definitely https://www.definitely-camp.com/

    4. 山の家/ティンダーキューブCB 88,000円

    暖炉や薪ストーブを販売するスペシャリストが開発したアウトドア用の高性能薪ストーブ。今年のモデルからは、内部にある小さな穴や形状の工夫で、炉内の気流を巧みにコントロールし、二次燃焼を高める「クリーンバーン方式」を新採用。ほかにもガラスにススが付着しにくい構造になっていたり、温度を適正にコントロールするための温度計が付属したり、アウトドア用といえども家庭用の薪ストーブに迫る使いやすさを追求している。上部に調理器具を置いて料理ができたり、現在開発中のオプション品を使えばテントサウナも楽しめる。収納時には本体が30cm角になるため車載性もいい。岐阜県内の工場で手作りされているそうだ。

    山の家 https://yamanoie.info/

    右が販売中の『ティンダーキューブCB』商品。左は現在開発中のサウナ用のオプションパーツを取り付けた参考商品。

    5.キシマ/モバイルエトワル・ソーラーLEDランタン 1,980円

    この秋からホームセンターなどで販売を開始予定。かわいらしいデザインと手頃な価格で人気になりそうだ。

    アンチークのガラス瓶のようなキュートなデザインのソーラーランタン。本体は、柔らかなシリコンでできているので、運搬中に割れる心配がない。30個の電球色のLEDが優しい光を放つ。点灯モードは、「ハイ」「ロー」ほか、キャンドルのように強弱をつけながら点灯する「ゆらぎ」、ホタルのようにふわっと点滅する「ほたる」の4モードを選択できる。USB充電のほか上部には小型のソーラーパネルがあり、晴れた日には太陽光でチャージすることもできる。防水仕様(防水等級IPX3)。この秋、発売開始予定。

    キシマ https://kishima.com/

    キャンプテーブルに置いて使うこともできる。

    6.CTUG/ウルトラライトウォレット(上)2,860円
    ショルダーストラップフォーンポケット(下段左)5,390円
    チェストストラップポケット(下段右)5,390円

    この夏、日本で販売を開始するアメリカ・ミシガン州で生まれた『チキントランパーウルトラライトギア』(CTUG)。バックパックに先行してアクセサリーから販売をスタートするそうだ。Xパックを使った『ULウォレット』は、わずか8.5g。耐水性のあるジッパーを使用しているので、ちょっとした雨や汗で中身を濡らす心配もない。『ショルダーストラップフォーンポケット』は、バックパックのショルダーストラップに憑りつけるモバイルケース。防水Xパック製のポケットの中にスマホを入れて安全に持ち運べる。エナジーバーなどを入れられる便利なメッシュポケット付き。下段右は、フラップが止水ジッパータイプのモバイルケース『チェストストラップポケット』。

    AIFA https://www.aifa.co.jp/

    今後の本格的な展開が楽しみなUL系ブランド。

    【イベント情報】

    名称:第1回アウトドアライフスタイルショー
    日程:2021年6月17~19日開催
    場所:ポートメッセなごや
    https://ols-show.jp/
    ※『第2回アウトドアライフスタイルショー』は、2021年11月9日~11日に、インテックス大阪で開催予定。

    私が書きました!
    フリーランスライター
    山本修二
    1963年東京生まれ、名古屋在住。自転車が得意なライターとして、本誌を中心に25年以上東京で活動。2015年に名古屋へ移住し、スポーツバイクの輸入代理店でマーケティング広報を担当。2019年12月からライター活動を本格再開し、アウトドア遊びのパラダイス=名古屋からディープな情報をお届けします。著書『スポーツ自転車でまた走ろう』(技術評論社) http://yamabon.jp

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