中古バンをキャンピングカーに改造計画!ウッドデッキを作ろう | 自作・DIY 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.05.25

    中古バンをキャンピングカーに改造計画!ウッドデッキを作ろう

    屋根にウッドデッキを作ろう!

    「次は車の屋根にウッドデッキを作ろうと思うんだよね」と言うと大体どの友人も、「見晴らしのいい車の上でビールが飲めるな!」と返してくる。まぁ、キャンプ場に着いてのんびりするならそれもいいかな?

    そう、今回はウッドデッキを車の屋根に作ってみる!

    なぜウッドデッキか?

    前回(https://www.bepal.net/cars/camping-vans/153278)屋根に穴を開けて、換気扇を取り付けた。今後内装や電気配線をするにあたり、夏はソーラーパネルで発電をして電力を賄いたい。いわゆるオフグリッド。そのためのソーラーパネルの取り付け場所は、やっぱり屋根の上だろう。

    僕の住むユーコン準州には、何回走っても飽きないお気に入りの風景が、ハイウェイ沿いにもたくさんある。写真を撮る時に高さが欲しくなって、キャンピングカーの屋根に上って写真を撮ったことが、今までにたくさんあった。

    だったらソーラーパネルのためにも、写真撮影のためにも、車の屋根をウッドデッキで覆ってしまおう!

    既存のルーフキャリアを活用しよう

    この車は過去6年間、通信会社のメンテナンス車として使われていた中古車。買った時から、ハシゴを乗せるためのルーフキャリアが付いていた。あるものを使わない手はない!

    ただここで気になるのが、このルーフキャリアは左右に傾斜があって、まっ平ではないということ。これをどう解決するか? かなり長い間、頭の中でシュミレーションしてみたけれど、実際試してみないと! ということで、とりあえず試しながら作っていくことに決めた。

    まずは段差調整から

    この既存のルーフキャリアの両脇にあるパイプが、車体前後の横向きに付いているメインのキャリアを繋いでいる。この上に1インチ厚の角材を載せたら、メインのキャリアとの高さ調整ができるのではないか?

    まずはパイプに沿って1インチ角材を載せて、その上から横方向にウッドデッキの土台にする角材を載せる。前後のメインフレームの上にはそれぞれ2x8x7材、その中間には2x4x7材を2本配置。

    縦方向のパイプに沿って、U字ボルトを使って固定。適当に目分量で材を選んで組んでみたら、思いのほかうまく段差調整できた!

    屋根中央にある縦方向の補強用のフレームとも、角形のU字ボルトで固定。これでかなりしっかりしたはずだ。

    どの幅の角材を使うか?

    前回付けた換気扇の開閉する蓋を邪魔せずに、見た目もよく、ウッドデッキ用の板を配置したい。

    ここで使ったのは、1x2x8材、1x3x8材、1x6x8材。厚みを1インチ材にすることで、ウッドデッキ全体を軽く仕上げることができる。この下には2インチ厚の土台用の角材が横方向に4本走っているから、1インチ材がたわむのを防ぐことができる。

    これまた適当に配置したら、なかなかうまくハマった。足を隙間に引っかけない程度に、雨や雪解け水が流れるように、少しづつ隙間を開ける。

    均等に隙間を開けるために、角材の端材をガイドとして使うと、あっという間にきれいにできる! あとは土台の角材に木ネジで固定していく。

    デッキができたら

    換気扇の開閉蓋の上には、雨よけのカバーを付ける。

    これはキャンピングカー専門店に行くと簡単に手に入るもので、これを付けることで雨の日も車内に雨が入るのを防ぎつつ、換気ができる。デッキに直接木ネジで固定していく。

    デッキ後方にはガソリンのタンク置き場も作る。2x2x8材でタンクが滑り落ちないように、ガイドを設置、木ネジで止めていく。タンクはこの2本のガイドの間に置いて、荷物用のバンドを使ってデッキ下のパイプと固定する。

    ユーコンでは一度街を離れると、次のガソリンスタンドまで400キロ近くも離れていることもあるので、長距離を走る時は予備のガソリンがどうしても必要。

    その手前はハシゴを立てかけやすいように、デッキ材を一部切り取った。こうすることで立てかけたハシゴが、登り降りするときに滑って倒れる危険を避けられる。

    ソーラーパネル用デッキも忘れずに!

    車体前方に新しくキャリアを付けて、そこにも小さいウッドデッキを付けることにした。


    デッキの取り付け方は後方のデッキと同様に、U字ボルトを使う。助手席側(向かって左側)はソーラーパネルを設置する予定。運転席側は立てるように、板の間隔を狭めに取り付けた。

    最後にルーフボックスも取り付けた。これがあると濡れやすかったり汚れやすい道具や、車内に保管する必要がないものが収納できて、居住スペースを広く保てる。

    友人から安く譲ってもらった中古のものを、木ネジで直接デッキに取り付けて、今回の作業は終了!

    次回はついに、ソーラーパネルを設置する予定。お楽しみに!

    私が書きました!
    フォトグラファー
    杉本 淳
    カナダ、ユーコン準州ホワイトホース在住。2008年にユーコン川下りで訪れて以来、ユーコン準州に通い始める。2011年に移住後も、ユーコンに生きる野生動物や人々の生活を引き続き撮影中。ユーコンから色々なトピックをお届けします!WEBサイト:www.aplーas.com

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