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    2020.10.05

    【DIY】ローチェアは簡単に作れる!コンパクトに収納できる流木チェア

    私が書きました!
    フリーライター
    marbo.jp
    妻・息子と楽しく”キャンプ”や”登山”をして遊ぶことが生きがいのアラフォー。欲しいものは自分で作るをモットーに”築100年以上”の古民家をDIYしながら生活しています。

    現在、アウトドアはとても人気があります。そのため、日々さまざまなブランドから、アウトドアギアが発売されています。欠かさずにチェックしているという、アウトドア好きな方は多いと思います。

    しかし、「自分好みのギアが見つからない」「価格が高くて手がでない」ということも少なくありません。そんな時、DIYできそうなギアは、自作してみるのがおすすめです。世界にたった1つしかないオリジナルギアは、とても魅力的。アイディア次第でどのようなギアも作ることができ、さらに価格も抑えられます。

    今回は、自作のギアに挑戦したい方に向けて、流木を使用したローチェア製作をご紹介します。とても簡単なDIYなので、ぜひご覧ください。

    世界にひとつしかないイスを作る

    大人が座ってもグラグラしません。

    キャンプに必ず持って行く道具に、チェアがあります。座り心地がよいものや、コンパクトで持ち運びが楽なものまで、さまざまな商品があります。キャンプで快適に過ごすためには、欠かせないアイテムの1つです。そんな、キャンプに欠かせない道具だからこそ、人とは違うものを選びたいと思いませんか?

    そこで思いついたのが、流木を使用したローチェアです。流木には同じ形がないので、世界にたった1つしかないチェアを作ることが可能。

    また、流木は近くに海や川があるなら、簡単に入手することができます。入手が難しいという地域の場合は、ネットショップで1本から購入することもできます。

    海へ流木を拾いにいく

    海岸には、たくさんの流木が落ちています。

    まずは、流木を拾うために海に行きます。その時の注意点として、国定公園や国立公園に指定されていない場所を選ぶようにしましょう。このような場所では、落ちているものでも無断で持ち帰ることが禁止されています。

    自宅の近くに、条件に合う海があるため、歩いて向かいました。

    見た目が面白くなるように、ウネウネと曲がりくねった流木を探します。

    5分ほどで、これだけの流木が集まりました。

    しっかり乾いているものを選びました。

    材料が足りなくならないように、多めに拾いました。

    製作の工程

    必要な材料・道具 

    1×2材は加工がしやすいので、おすすめです。

    ① 流木
    ② インパクトドライバーまたは電動ドリル
    ③ 1×2材
    ④ のこぎり
    ⑤ 紙ヤスリ
    ⑥ビス

    1×2材(ワンバイツ―)はイスの骨組みを作る際に使用します。1番負荷がかかる部分なので、流木は避けました。

    1×2材はホームセンターで販売しています。1本200円~300円程度です。今回のイスを1脚作るのに、1本使いました。

    のこぎりや紙ヤスリに関しては、100円ショップで入手できるもので十分です。

    工程①:骨組みづくり

    まずは、ローチェアにとって1番重要な「骨組み」から作っていきます。1×2材をのこぎりでカットしていきます。

    ケガをしないように、慎重にカットします。

    カットし終わった1×2材です。多少のズレは、気にしなくても大丈夫です。

    1×2材は、470mmを2本。320mmを2本。240mmを1本用意します。流木との相性をよくするために、角は落とします。そのあと紙ヤスリをかけて、滑らかにしました。

    角度を付けたカットが苦手な場合は、省いてもかまいません。

    470mmの木材は、片方の先端に30度で線を引き、カットしておきます。こうすることで、座った時の安定感が増します。

    工程②:流木のカット・固定

    すぐに折れない、丈夫な流木を選びます。

    ある程度長さがある流木を2本選び、先端をまっすぐにカットします。なるべく同じぐらいの「太さ」のものを選んでおくのがポイントです。

    流木に尖っているところがある場合には、安全のために切り落としておきます。

    470mmと240mmを固定します。320mm2本は流木に固定します。

    先ほどカットした、骨組み用の1×2材とビスで固定していきます。写真の左側が座面、右側が背面になります。座面側に取り付けた、短い1×2材はストッパーの役割があります。必要な座面のサイズより、少し小さめになる位置で固定します。背面の1×2材を固定する間隔は、座面の1×2材が楽に出し入れできる程度です。下穴を開けてからビスを打ちこむと、木材が割れずにきれいに固定できます。

    座った際の角度の微調整は、この時に行います。

    2つの骨組みを組み合わせると、このような感じになります。

    行程③:座面をつくる

    なるべく、すき間が無いように並べます。

    ローチェアの座面になる流木を選びます。あまり神経質にならず、感覚で選んでいくのがポイントです。長さが長い場合にはカットして、紙ヤスリで整えておきます。

    使用する流木を選んだら、骨組みの裏側からビスを使い固定していきます。こうすることで、ビスが見えずに、見た目がきれいになります。しかし、どうしても裏側からの固定が難しい場合には、表面からでも問題ありません。

    行程④:背もたれをつくる

    グラグラしないように、しっかりと固定しました。

    ある程度、太さと長さがある流木を選びます。背中に当たった時のことを、イメージしながら選びましょう。実際に、背中に当てながら選ぶのもおすすめです。こちらも、今までと同様にビスで固定します。

    工程⑤:完成・テスト

    こじんまりとした、雰囲気の良いローチェアができました。

    全てを、しっかりと固定したら完成です。

    1度座ってみて、座り心地を確認します。もし、座り心地が悪い場合には、何度でもやり直しが可能です。流木で作ると、座面がデコボコしているので、座りにくそうな印象があります。しかし、実際に座ってみると、デコボコは気にならず、座り心地はかなり良いです。

    分解するとコンパクトに収納できる

    収納時の厚みは、約100mmしかありません。

    今回製作したローチェアは、2つのパーツからできています。パーツを分解することで、とてもコンパクトになります。キャンプに持って行く時に、ストレスになりません。

    とても簡単なので、何台でも作れます。

    海沿いを歩きながらの流木拾いは、良いリフレッシュになります。宝物を探している気持ちになり、ついつい時間を忘れてしまいます。

    釣りやドライブのついでに海岸に立ち寄り、のんびりと流木を拾う。そして、自分ならではの作品を作り上げ、実際に使用する。とても良い趣味だと思いませんか?ぜひ1度チャレンジしてみてください。

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