北極男直伝!マイナス40℃でも凍らないチョコレシピ

2019.02.10

もうすぐバレンタイン。いつもお世話になっているあの人へ、日頃の感謝を込めて、心のこもった贈り物をしてみませんか。でも、そこはビーパル!ただのチョコレートじゃあ、ありません。1年のうちで、もっとも寒〜いこの季節でも、おいしく食べられるチョコレートです。

冒険はハイカロリーチョコとともに…

秘伝のレシピを教えてくれたのは、北極冒険家の荻田泰永さん。これまでに15回にわたる北極冒険を経験し、北極圏を9,000㎞以上を巡り、2016年にはカナダ最北の村グリスフィヨルドからグリーンランド最北シオラパルクまでの1,000kmの世界初の単独歩行に成功。そして、2018年には南極点無補給単独歩到達を日本人で初めて成し遂げた、いわば極寒のスペシャリストだ。

北極冒険家の荻田泰永さん。テレビ番組などでもお馴染み、日本唯一の北極冒険家だ。

 そんな荻田さんが冒険中に常備しているのが、極寒地でも口溶けよい「北極チョコ」。遠征前には自身でキッチンに立ち、大量に生産していくという。

 普通のチョコレートは凍ると、硬くカッチカチになる。食べられないこともないが、溶けはじめるまでに時間がかかり、しばらくは口の中で温めなければならないのだ。そこで硬化を防ぐためにあるものを投入する。それは…油!油が多く入ることで硬化を防ぐことができ、さらに消費カロリーが高い冒険中には効率良いカロリー摂取となる。普通のチョコとの最大の違いは油分なのだ。1グラムあたり約6.5キロカロリーで、市販されているエナジーバーを上回るくらいの熱量がある。

荻田さんの冒険スタイル。装備一式をソリに載せ、自らはスキーを履いて引っ張っていく。歩き初めは装備は100キロオーバーの超ヘビー級だ。

この北極チョコは19年前、荻田さんが23歳のときに参加した冒険家大場満郎さんが主宰した「北極圏を目指す冒険ウォーク」で食事面をサポートしてくれていた料理学校の先生が考案したものがベースになっている。はじめての北極行ですでに行動食にラインアップされていたこともあり、荻田さんの冒険には欠かせない必須のアイテムともいえる。

さあ、北極チョコを作ろう!

北極と南極、極地に思いを馳せながら、いざキッチンへ。食材の他に準備するものは、大きさの違う鍋2つ、ヘラ、バットなどのチョコを固める容器などを準備しよう。

材料はシンプル。ごまは、すりゴマのほうが消化が良いので、いりゴマしかないときは擦るといい。

材料(極地用)

チョコレート 1,000g
サラダ油 300g
すりゴマ 75g
きな粉 75g
ナッツ 100g
レーズン 100g

※注意!もし、アナタが極地冒険の予定が無い場合は、適宜分量を調整のこと!

上記は荻田さんがいつも作っている分量だ。そうそう極地冒険の予定がある人はいないので、今回実際に作ってみた次のレシピを参考に!

材料(一般おためし用)

チョコレート 100g(板チョコ2枚)
サラダ油 約30cc
すりゴマ 大さじ山盛り1
きな粉 大さじ山盛り1
ナッツ 20粒くらい
レーズン 20粒くらい

 手順

① 湯を沸かしチョコレートを湯煎で溶かしていく。
② 残りの材料をすべて入れてよく混ぜる。
③ 型にチョコレートを入れてかためたら完成!

大小の大きさの異なる鍋を二重にし、チョコレートを湯煎で溶かしていく。

 

ここがポイント!サラダ油を惜しげもなく投入する。

型に入れてかたまるのを待つ。バットに入れてひと口サイズに切るのもOK。

たったのスリーステップ、超簡単である!ただ湯煎のときに注意したいのは、水気をチョコレートの中に入れないようにすること(水が入るとかたまりにくくなる)、そして、高温になりすぎないようにゆっくり混ぜること、くらい。

やみつき注意!極めて美味なり

油を入れるということで、なんかぎとぎとしていそう…と想像する人も少なくないかもしれない。が、しかし、この北極チョコはじつに旨いのだ。すりゴマときな粉の香ばしさのおかげか、普通のチョコレートよりも風味がある。口溶けもよいので、ひと口かじった瞬間、この風味がふわっとお口を席巻…。

荻田さん仕様のこんな重たいソリを曳く予定のあるかたは、バリバリエナジーチャージ!

 ただし、忘れてはいけない。このチョコレートは高カロリーのエクストリーム仕様である!食べ過ぎ注意なのだ。 

雪かきを頑張るお父さんあるいはお母さんに、極寒で活躍するお友達に、極地遠征を控えている彼氏に、バックカントリーに熱中している彼女に、感謝を込めてお手製の「北極チョコ」を贈ってみてはいかがだろう。

見た目は普通のチョコレート。でも極地でも凍らないのだ。

 

荻田泰永 おぎた・やすなが
北極冒険家。2000年に参加した大場満郎氏の北極ウォークの冒険プログラムをきっかけに北極に魅せられる。数々の北極圏冒険を経験、そして単独無補給徒歩による北極点を目指す。2018年には南極点無補給単独徒歩到達に日本人で初めて成功、植村直己冒険賞を受賞。2012年からは小学生とともに100マイルを歩く冒険行をはじめ、2019年は新プロジェクト「北極圏を目指す冒険ウォーク2019」を始動。4月には20代の若者とともに北極圏を600㎞歩く予定だ。著書に『北極男』(講談社)がある。

北極冒険家荻田泰永 https://www.ogita-exp.com/
「北極圏を目指す冒険ウォーク2019」 
https://www.polar-ogita.com/

 

 

 

※構成/須藤ナオミ

 

 

 

 

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