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雨でおこもり…そんな日のアウトドア派にオススメしたい2冊

2021.06.01

6月に入り、各地でこれから梅雨入りのニュースが聞こえてくることだろう。雨でアウトドア活動ができない日には、おうちでじっくりと読書なんて、どうだろう?BE-PALがアウトドア派にオススメする書籍を2冊ご紹介しよう。

BOOK 01
私たちが見失っている、本当の幸福とはこれだ

『増補改訂版 懐かしい未来 ラダックから学ぶ』

ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ著 鎌田陽司監訳 ヤマケイ文庫 1,100円

『増補改訂版 懐かしい未来 ラダックから学ぶ』

著者が、チベット高原で生きるラダックの人たちに出会ったのは、45年以上も前のこと。西洋の価値観から見ると絵に描いたような貧しさだったが、彼らと接するうちにその見方が大きな間違いであったことに気づく。彼らはじつによく働きよく笑い、老人や子供は社会の中でそれぞれの役割を持ち、女性は自信に満ち社会的地位が高かった。彼らは幸せそのものだった。

しかし観光地として開放され西洋との関係が深まるにつれ、ラダックの人々は貧しさや自分たちの文化に劣等感を抱くようになる。この危機に際し、著者はローカリゼーション(グローバリゼーションに対抗して人々と自然の距離を縮めることで幸福度をあげる運動)に取り組む。そして西洋人が、今や一周回ってラダックに憧れすら抱くようになっている事実を知らせた。

本書を読んで焦りにも似た気分を抱くのは、私たち日本人が未だにグローバリゼーションに翻弄され、本当の幸福を見失ったままだからではないか。初版から20年を経て「グローバルからローカルへ」の1章を加えた改訂版となった今も、ラダックから学ぶことはまだまだ驚くほど多い。

BOOK 02
サバイバル登山家の頭の中を覗ける書評本

『You are what you read.
あなたは読んだものに他ならない』

服部文祥著 本の雑誌社 1,870円

著者が次から次へと繰り出すハイブローなサバイバル書は、哲学書からノンフィクション、SFまで60冊以上。登山や狩猟で生死に向き合ってきた男ならではの思考は、読者をときに勇気づけときに引きずり倒す。

限られた人生の中で、何を読み何を考えるかを追求するのは楽しいことだが、相当にしんどいことでもある。著者のいう“腰抜かし本”に、あなたはどれくらい共感できるだろうか?

※構成/三宅直人

(BE-PAL 2021年5月号より)

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