電車で一気に黒部へ! ゆるゆるサイクリング推奨ルート
みなさんこんにちは。富山グルメサイクリングガイドの指田です。今回は私が実際にサイクリングツアー内で協力して頂いている、「サイクリングに活用しやすい飲食店」をご紹介したいと思います。
このコースは私が普段「黒部〜入善〜朝日コース」として案内しているルートです。スタートは、通年レンタサイクルの協力をして頂いている、富山市にあるスノースクート&バイクショップ「toolate sports」から。走り出して、およそ10分ほどで富山駅に到着。
ここから富山地方鉄道のサイクルトレインを利用し、自転車をそのまま積み込み、黒部ダムで有名な黒部市に向かいます。富山市中心部から黒部市までは、最短ルートでも30キロかかります。そこから観光して帰路に着くと60キロを軽く超えてしまうので、電車で一気に黒部に移動し、ゆる〜く自転車観光するにはサイクルトレインは不可欠です。
※富山地方鉄道には、土日のみ自転車の持ち込みが可能です。ただし、東部方面のみ。
水の国「富山」の名水スポットを飲み尽くせ
電鉄石田駅に到着したら、自転車で10分ほど走って最初の目的地へ。
「昭和の名水」に選ばれてからは、名前など無かった洗い場に、「◯◯の清水(しょうず)」などの小粋な名前が付けられ、湧水飲み比べが出来る贅沢な観光地となりました。パンフレットに掲載されている場所を徒歩で周ると結構大変なですが、自転車を利用することで、かなりの時間を短縮できます。この日も幾つかの湧水を飲み比べした後、「生地鼻灯台」へ向かいました。
地元に愛される多目的名物カフェ。寄らずにはいられない!
のぼりや案内が無ければ一見何かの倉庫? にしか見えない建物。生地鼻灯台前にあり、大正12年に建てられ、北洋の漁で使用する網を仕立てたり繕ったりする漁具倉庫だった場所を、平成に入りカフェとしてリニューアルオープン。当時の面影を感じさせるような、なんとも言えないレトロ感が魅力的な「北洋の館」が、次なる寄り道スポットです。
何と言ってもウリは秋刀魚を使った食事。北洋の海で取れた秋刀魚は、魚を知り尽くしてる松野さんだからこそ出来る絶妙な焼き加減。ホクホク感が自宅で焼く秋刀魚とは一味違います。更には新製品「秋刀魚水餃子」が秀逸の出来。秋刀魚が練り込まれている水餃子は初めて食べましたが、口に入った瞬間、「ツルンっ」と、まるで口の中で泳ぎ出すようです。秋刀魚が入っていますが、コクがあって全くクセはありません。軽い食感に加えて、美味しすぎるので、お腹に溜まらない感じです。自転車乗りの体に優しい定食となっています。
北洋の館
富山県黒部市生地芦崎字下浦330
TEL 0764-57-5055 http://www.marunaka-suisan.jp/
一日一善。サイクリングには餃子が最適?
軽くサンマを食べた後、向かう先は入善町。そこにあるのは餃子専門店「いちぜん」。なんと餃子2連発です(笑)。この店の場所には、以前中華料理屋がありました。そこに食べに行ったところ、すでに中華料理屋は無くなり、餃子専門店に変わっていました。大の餃子好きの私は、すぐに扉を開けメニューを見ると、富山では珍しく、メインの餃子の具は”野菜”でした。
富山の野菜餃子と言われるものは、野菜と言っておきながら肉肉しさを感じるものが多いのですが、いちぜんの餃子を一個口に運ぶと、その溢れんばかりの野菜達が「私達を食べて下さい!」と存在感を主張するかのようです。こんなに甘みを感じる野菜餃子は初めて。そんな衝撃的な出会いでした。餃子は完全食と言われています。七大栄養素がバランス良く含まれており、夕飯、餃子のみを食べれば、満腹感も得られながら筋肉を落とさずダイエット出来るという最高の食。一皿6ケ360円でテイクアウト、イートインどちらも気軽に出来るので、サイクリング途中にサラッと食べるにはうってつけの店なのです。
いちぜん
富山県下新川郡入善町入膳5437
TEL 0765-32-3910 instagram:ichizen06
「薬」の県でハーブティーを飲む。サイクリングの締めくくりに最適。
まだまだお腹に余裕のある私は、さらに東部へ脚を回しました。10キロほど進んだ先で到着したのは新潟県との県境の少し手前、朝日町にあるハーブティー専門カフェ「ヒュッゲ」。ヒュッゲの意味は北欧の家で過ごすリラクゼーション空間&時間のこと。私的に非常に懐かしく感じる店の外観。玄関を開けると、懐かしさは更に心を掻き立てます。何故なら私の祖母の家にそっくりだから。とは言っても祖母の家は大都会東京。そんな都会の下町にある、昔の木造住宅の雰囲気がダブって見えて、私に心地よさをもたらすのでしょう。正に日本の和製ヒュッゲという場所です。
この店でリラックスタイムを演出します。様々な体調に合わせたハーブティーが飲める専門カフェは、富山県で現在ここだけです。以前は、他にもハーブティー専門店はありましたが、残念ながら常飲する文化が富山には無く、長続きしなかったようです。富山は、古くから「薬」で名の知れた県。薬=漢方薬と置き換えるなら、漢方薬の薄いものがハーブ。故にハーブティーを常飲する文化が富山に根付いてもおかしくないのに? と私は思います。
ハーブと喫茶 HYGGE
富山県下新川郡朝日町沼保925
TEL 0765-32-3818 http://www.herbandcafe-hygge.com/
本来のサイクリングツアーではココが折り返し地点となります。ヒュッゲで存分に力を蓄え、後は石田駅へと帰路に着く、夢のようなサイクリングルートです。今回ご紹介したのは、黒部〜入善〜朝日コースのごく一部。もし富山グルメサイクリングツアーを体験したくなったら、お気軽にコンタクトしてください。
ツアーに関するお問い合わせ
富山グルメサイクリングツアー
090-1391-4329 instagram:maksashida
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