釣った魚をキレイに撮影する方法、教えます! | 海・川・カヌー・釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.03.18

    釣った魚をキレイに撮影する方法、教えます!

    私が書きました!
    櫻井忠行
    富山県出身。IT会社でSEとして勤務。地味に山登りとフライフィッシングをこなし、盛大にRockを聴きます。好きな山は剱岳。年間を通じて撮ってます。

    サカナを対角線に置き、裏面に石をかます

    3月から渓流釣りが解禁しています。みなさんも、渓流魚にかぎらず、釣ったサカナを写真に撮ってSNSに投稿しますよね。 せっかく友達にみてもらうのなら、キレイにそして大きくみえる写真を撮りたいものです。最近のスマホは、カメラの 性能がよいので、特別な機材をそろえなくても美しく撮れます。ちょっと、一工夫して撮ると驚くほど見栄えがよく 大きくもみえます。

    ランディング・ネットを使おう!

    まず、サカナを釣ったらネットで掬いましょう。できれば、ラバーネットを使うと良いです。このネットであれば、サカナを傷つけることが少ないです。目の粗いネットを使うと、サカナのヒレが裂けたり、鱗の細かいサカナの場合、鱗がはがれます。また、ラバーネットであれば、釣り針が網目に刺さったり、絡んだりしないのでトラブルも少ないです。使った後、サッと濯ぐだけでサカナの臭いもつきにくいスグレものです。

    ラバーネット

    魚は水に浸けて撮ろう!

    ネットで掬ったサカナは、そのまま、弱らないように水(海水)に浸けましょう。これと前後して釣り針をハズしておいたほうが良いです。刺したままにしておくと、サカナが暴れた瞬間に釣針が手に刺さって、歓喜が一転、悲劇が訪れることがあります。(以前、サカナと合体したまま救急車で運ばれたヒトをみました)。また、針をハズす刹那に巧妙にサカナが逃げることがあり、別の種類の悲劇が起こることもあります。その場合は、縁がなかったと思って、諦めましょう。

    次に、うまく水辺にサカナを横たえることができる浅場を探しましょう。堤防の釣りやボートの釣りでは難しいので、手持ちかネットに入れたまま撮ることになるかもしれません。浅場や水たまりがあればそこで、理想を言うと石でかこって生け簀をつくり、そこにサカナをいれます。

    絶対にサカナが逃亡しないのを確認したら、おもむろにカメラを準備しましょう。このタイミングで、タオルかハンカチを用意します。撮影のためサカナに触れつつ、濡れた手でカメラやスマホを操作するとデジタル機器なので壊れます。手を拭いてから操作しましょう。スマホは防水ケースに入れたほうが良いかもしれません。カメラであれば、水没させないように首からさげましょう。また、低い姿勢をとっているため、知らないうちに水に浸かっていることがあるので、撮らないときは肩掛けして、背中にまわしておきましょう。

    水に浸けないとサカナが弱ります

    いちばん重要なのが、サカナの置き方です。スマホでの閲覧を前提に考えると、縦置き縦撮りの画をおさえておきましょう。縦撮りは手前にサカナの顔を持っていきます。基本的なことですが、サカナの眼にピントを合わせます。カメラの特性として、手前がはっきりして、奥にいくにしたがってボケていくと奥行きがでます。つまり、サカナが大きくみえます。フレ-ムとサカナが垂直になるより、時計回りにズラしたほうがソレっぽく写ります。

    横撮りは客観性が出ます。真横にサカナを置くと平準な印象になります。本当にサカナがデカイ場合は、お腹をむけて撮ると、ふてぶてしい感じで大きくみえます。それなりのサカナであれば、対角線にサカナを配置します。この場合も手前がアタマになるように置きます。後、これも必須なことですが、サカナ全体をフレームに入れましょう。尾びれも欠けないようにします。銀白色で鱗の反射が激しいサカナは、体側と背中の明度差があるので、カメラ的には苦手な被写魚です。銀色がとんでしまうのです。それを抑えるには、上方向から撮るか、露出補正を行います。サカナを順光下に置いて、露出アンダー(マイナス補正)をかけます。やりすぎると、真っ黒になるので、ファインダーで確認しながらやってみてください。

    露出補正の例

    光らないサカナは撮りやすい

    上から撮った例

    渓流魚に関していうと、イワナは筒状の体型のため縦になりがちです。なるべく寝かせるようにします。ヤマメは平らな体型なので横になりがちです。地面に石などをかましてななめに立てかけると、反射が抑えられてパーマークがきれいにでます。

    サカナは新鮮が一番!

    当然、サカナは生きていますので、じっとはしてくれません。水で手を浸してサカナの体温に近づけ、眼を覆ったかたちで触れると暴れません。でも、サカナはリリースを前提に写真を撮るわけですが、弱らせないようにと思うと、つい焦りがちです。かといって、じっくり撮ると、だんだんサカナの眼が潤んできて水にもどしても、お腹を上に向けて残念な感じになります。悩ましいところですが、ほどほどにしましょう。慣れてくると手早く撮れますし、サカナは釣ったばかりの時が、一番美しいです。シイラなんかは、怪しく紫がかった黄金色であったり、アオリイカは透き通った飴色だったりします。サカナがきれいに撮れて、元気に水に帰って行ってくれると、満足度も高まります。まぁ、胃袋に入れて満足するのもアリです。

    死んでしまうと色あせてしまう

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