正しく使えればキャンプがもっと快適に!寒さ対策に石油ストーブはいかが
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    暖房器具

    2020.02.23

    正しく使えればキャンプがもっと快適に!寒さ対策に石油ストーブはいかが

    寒い時期に活躍する石油ストーブ。灯油を燃料とする石油ストーブは、安価で大火力なことも相まって、自宅のみならずフィールドでも人気です。最近ではスノーピークが石油ストーブを発売するなど、注目の高さが伺えます。

    とはいえ、石油ストーブをフィールドで使うには、注意しなければいけないとことが多々あります。まず大前提となるのが、取扱説明書をしっかりと読みこむこと。製品のほとんどが屋内での使用を想定して作られている家庭用製品なので、いくらシェルターやスクリーンタープの中とはいえ、基本的な使い方は説明書通りに行なうようにしましょう。

    次に換気。石油ストーブは一酸化炭素濃度による人体への影響が懸念されます。自宅はもちろん、フィールドでの使用時でも換気は十分に行ないましょう。一酸化炭素濃度チェッカーなどのアイテムも有効です。なお、テント内での使用はご多分に漏れずNG。就寝時にそのままなんてもってのほか。シェルターやスクリーンタープでも、火器厳禁な製品では使用しないでください。

    最後に風。石油ストーブの大敵が風です。風の影響をもろに受けて転倒したら火事の原因となります。シェルターやスクリーンタープなどの幕体のなかでも、風の影響で不慮の事故になりかねません。使用する場所、環境の判断はとても重要です。

    換気がよく、風の影響を受けない。ポリコットン(TC等)など、難燃性のシェルターやスクリーンタープの使用が望ましいなど、数々の条件がありますが、実際に使うと非常に便利です。

    秋冬の寒い時期はもちろん、場所によっては春でもまだまだ気温が低い…というシーンで活躍する石油ストーブ。キャンプ上級者のなかには、薪ストーブと石油ストーブを並行して使用するという人も。どのような製品があるか、みていきましょう。

    石油ストーブには対流式と反射式があります

    石油ストーブには、大きく分けて対流式と反射式があります。対流式は円柱のようなフォルムが特徴的で、360度の周囲を均等に暖めることができます。反射式は熱源を反射板で照らすことで、一方向での使用に向いています。

    対流式はスペースの真ん中で使用して全体をじんわり暖める。反射式は限られたスペースを重点的に暖めます。シェルターやスクリーンタープなどでは、石油ストーブを真ん中に置いて、全体的に暖めるような使い方がオススメ。幕体からはなるべく離して使用するようにしましょう。幕体が結露して、水滴が石油ストーブに触れる不意のアクシデントにも避けられます。

    対流式にはコンパクトな設計のもの、持ち運びを考えられた製品など、選択肢は多々あります。なかでも人気なのがクラシックデザインのもの。暖が取れて見た目にもおしゃれ。家でもフィールドでも映えると、キャンパーのなかで人気です(女性にも好評です)。レトロなルックスと言えども、機能面は十分。安全装置などの設計は新しいものほどよくできています。

    見た目で選んでもヨシ、機能で選んでもヨシ。もちろん運搬や収納、車載(積載)等の持ち運びを考えて、大きさで選んでもヨシ(ソロキャンプに使えるミニサイズもあります)。選び方はアナタ次第。石油ストーブの注意点をよく知って使える人におすすめです。

    トヨトミ / TOYOTOMI

    レインボーストーブ(緑)

    RL-250(G)

    ランタン調のデザインが特徴のレインボーストーブ。本体カラーのダークグリーンは、フィールドでも違和感なく使用することができます。製品名にもあるレインボーの由来は、燃焼時に七色の炎が見えるから。およそ40Wの明るさも魅力です。
    ●サイズ:幅38.8×奥行38.8×高さ48.5cm ●油タンク容量:4.9L ●本体重量:6.2kg


    トヨトミ / TOYOTOMI

    レインボーストーブ(赤)

    RL-250(R)

    まるでビンテージランタンのようなレッドボディーのレインボーストーブ。七色の光が浮かび上がるガラス円筒は、暖かさと美しさを兼ね揃えます。点火ツマミが付いているので使用もカンタン。二重タンク構造は、万一ストーブを倒してしまった場合でも石油が漏れにくく安心です。
    ●サイズ:幅38.8×奥行38.8×高さ48.5cm ●油タンク容量:4.9L ●本体重量:6.2kg


    トヨトミ / TOYOTOMI

    Favor classシリーズ

    RL-F2500(H)

    トヨトミのなかでもとくにデザイン性が高いFavor classシリーズ。自宅やフィールドで合わせやすい、ダークグレーのカラーリングが魅力です。スモークガラスの燃焼筒には、足元まで明るく照らす炎が浮かび上がります。
    ●サイズ:幅38.8×奥行38.8×高さ48.5cm ●油タンク容量:4.9L ●本体重量:6.2kg


    トヨトミ / TOYOTOMI

    ダブルクリーンストーブ

    KR-47A-C

    レトロなデザインのダブルクリーンストーブ。上下二種類の燃焼方式を採用しており、下段の赤熱式では遠赤外線が発生し、暖かさがじんわりと広がります。上段の白光炎式では下段で燃えきらなかった嫌なニオイの元を白光炎で燃やしきります。上下段の利点を良いとこ取りできるしくみです。
    ●サイズ:560.5×474×474mm ●油タンク容量:7L ●本体重量:約12kg


    トヨトミ / TOYOTOMI

    クラシックモデル

    CL-250(A)

    どこか懐かしさを感じるアンティーク仕様の石油ストーブ。濃紺のボディーにさりげなく配色された金色。落ち着いた雰囲気のなかにもキラリと輝く高級感が表現されています。体を温めるだけの暖房ではなく、心まで温まる。そんなデザイン性の高さが魅力です。
    ●サイズ:480×388×388mm ●油タンク容量:4.9L ●本体重量:約6.2kg


    スノーピーク / Snow Peak

    スノーピークレインボーストーブ 2019 EDITION

    KH-003BK

    登場以来、高い人気を集めているスノーピークの限定レインボーストーブ。2017年は「ナスカの地上絵」、2018年は「星座」と続き、2019年は「等高線」が採用されました。グローブにはスノーピークゆかりの地、谷川岳周辺の等高線が描かれています。今作から電子点火方式も搭載され、より快適かつ安全に使用できるよう進化しました。
    ●サイズ:485.7×388×388mm ●暖房出力:2.5kW ●油タンク容量:4.9L ●本体重量:約6.2kg

    ボディーの「2019 Limited Edition」は限定の証。コレクターズアイテムとしても人気です。


    スノーピーク / Snow Peak

    スノーピークグローストーブ

    KH-100BK

    小型ながら暖かい空間を生み出すスノーピークのグローストーブ。鉄板を熱して遠赤外線を生み出すことで、周囲の空間を暖めてくれます。耐震自動消化装置も備えられており、安全設計もぬかりなし。フィールドでも家でも使える石油ストーブです。
    ●サイズ:388×388×474(h)mm ●暖房出力:2.54kW ●油タンク容量:4.9L ●本体重量:約5.9kg

    円筒型のストーブは、全方位360度方向に暖かさをもたらします。

    レバーを回すだけで簡単に点火を行なうことができます。また、耐震自動消火装置もついているので安心です。

    ヒーターのまわりをぐるりと囲んだ鉄板(パーツ)が熱されることによって、遠赤外線を生み出します。


    スノーピーク / Snow Peak

    スノーピークタクード

    KH-002BK

    スノーピークのシステムテーブル、IGTフレームにセットすることができる石油ストーブです。テーブルに吊るすようにセットすることで、足元の暖が取れて調理もできます。煮込み料理に最適です。
    ●サイズ:380×380×340(h)mm ●出力:2.15kw ●油タンク容量:3.1L ●本体重量:6kg

    使い勝手バツグンのシステムテーブル、IGTフレームに同製品をセットすることができます。


    アラジン / Aladdin

    ブルーフレームヒーター ブラック

    BF3912-K

    どこか懐かしいデザインのブルーフレームヒーター。クラシックなルックスはそのままに、安全設計などの仕様は今の時代に合うよう進化しています。3色展開のなかでもブラックは、落ち着いた雰囲気を演出してくれ人気です。
    ●サイズ:H551×W388×D405mm ●出力:2.68kw/h ●油タンク容量:4.1L ●本体重量:8.8kg


    アラジン / Aladdin

    ブルーフレームヒーター グリーン

    BF3911-G

    80余年もの歴史を持つアラジンの人気製品、ブルーフレームヒーター。グリーンの本体カラーがアンティーク感をより一層高めてくれます。美しい青い炎は高い燃焼効果の表れ。燃料をムラなく使用することで、経済的にも高い効果をもたらします。癒やしの青い炎、製品名のブルーフーレムたるゆえんです。
    ●サイズ:H551×W388×D405mm ●出力:2.68kw/h ●油タンク容量:4.1L ●本体重量:8.8kg


    アラジン / Aladdin

    ブルーフレームヒーター ホワイト

    BF3911-W

    自宅やフィールドでの雰囲気づくりにひと役買ってくれる、オフホワイトなブルーフレームヒーターです。同ヒーターのなかでもスタンダードとも言えるこのカラーリングに、懐かしさを覚える人も少なくないはず。レトロな見た目とは裏腹に、性能面は今の時代に合わせてブラッシュアップされています。
    ●サイズ:H551×W388×D405mm ●出力:2.68kw/h ●油タンク容量:4.1L ●本体重量:8.8kg


    コロナ / CORONA

    SL石油ストーブ(対流型)

    SL-5119

    広いスペースをしっかり温めることができる石油ストーブです。オーソドックスなカタチながらパワーは十分。遠赤外線炎筒が空間全体をしっかりと温めてくれます。出力5.14kWは大人数での使用に効果を発揮します。
    ●サイズ:高さ553×幅460×奥行460mm ●出力:5.14kW ●油タンク容量:6.0L ●本体重量:9.9kg


    アラジン / Aladdin

    ポータブル ガス ストーブ

    SAGBF01-R

    ポップなカラーで可愛らしいコンパクトなガスストーブです。燃料が灯油ではなくカセットガスなので、手に入りやすく扱いもカンタン。屋外で使う軽量ポータブルストーブとして人気を博しています。専用の収納袋付き。
    ●サイズ:奥行33.5×幅32×高さ39cm ●連続燃焼時間:(0.8kw)約260分、(2.0kw)約100分 ●本体重量:5.7kg

    トルネードバーナーを搭載していることにより、空間をくまなく温めることができます。

    カセットボンベ応式なので、扱いやすさは随一です。

    専用の収納袋付き。おしゃれにガスストーブを持ち運ぶことができます。サイドポケットには専用のカセットボンベを収納することもできます。


    煙突を立てて薪ストーブもくもく…も、もちろん魅力的ですが、石油ストーブにはすぐに使えるという手軽さがあります。今どきの石油ストーブは着火装置が付いているものがほとんどなので、失敗することもありません。

    石油ストーブと言えどもその種類はさまざま。ここでリストアップしただけでも、トヨトミのレインボーシリーズからアラジンのストーブまで、多種多様なモデルがあります(最後はガス式ですが)。小型・軽量なもの、調理(野外料理)ができるものなど、個性で選んでもOK。自宅でも使えるものなので、家とキャンプフィールド、双方での使用イメージをよく固めてから、自分にとってマイベストだと思うものを選びましょう。

     

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