ソロキャンプの必需品。自分に向いているナイフを選ぼう! | 刃物・マルチツール 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.01.03 長谷部雅一のソロキャンプ入門

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
    長谷部雅一
    1977年4月5日生まれ。有限会社ビーネイチャー取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊なネイチャー系会社の役員。仕事の範囲は広く、プロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

    切る、削る、割るなど、ナイフはキャンプシーンに欠かせないアクションをこなしてくれる道具だ。ナイフ(刃物)は最古の道具でありながら、昨今は様々なタイプがあるし、流行廃りも出てきてしまっているので選ぶのがなかなか難しい…。ソロキャンプだけにフィールドで常に身につけているナイフは、自分にとって最も使えて長くつきあえる相棒でありたいもの。今回は自分にとってどんなナイフが向いているのかを考えるために、様々ある要素から3つに絞ってポイントを皆さんに共有させていただきます。

    刃厚を選ぶ

    刃厚で用途が決まるといっても過言ではない!

    意外と忘れられがちなのが刃の厚さのこと。ナイフも包丁のように薄いものから、ナタのように厚いものまで様々だ。ラフでハードな作業をするなら当然厚い刃の物を選んだ方がいい。しかし料理もしようとなると、肉類ならどうにかならない事もないが、野菜類は刃厚がありすぎるとパリッと割れてしまったりする。一番いいのは、自分のソロキャンプスタイルに合った刃厚を選ぶこと。例えば、バトニングはしないけど、雑木をガシガシ削ったり叩いたりはする。でも調理も同じナイフでしたい…!となると、刃厚がありすぎるものと、調理特化の薄いものは向いていないことになる。

    刃の長さ

    取り回しが良い短めにするか?大きく使える長めにするか?

    刃の長さは、ナイフの切れる部分の長さのこと。これは、「自分の活動範囲で最大どのくらいの大きさの物に刃を当てるのか?」を想像するといいだろう。「削る」という作業メインであればそんなに長い物は必要としない。例えばニンジンを切るのはペティーナイフでいいが、キャベツを切るならもっと刃が長い方が効率がいいといったように、刃の長さは作業内容に大きく関わる。取り回しを考えると短い方が圧倒的に良いが、仕様イメージに合わせて選ぶといいだろう。よく失敗するパターンは、大きい方がカッコいい!など見た目で選ぶこと。

    ナイフの種類を選ぶ

    ナイフとひとくちに言っても様々なタイプがある。まずは大まかにどんなタイプがあるのかを知っておくとナイフ選びが楽になる。

    1:ツールナイフ


    その他の機能を多く持つナイフで、ブレード(刃)の部分は汎用性がある形状や刃厚のものが多い。特筆すべきはノコギリやハサミ、ペンチ、キリ、ワインオープナーやプラス/マイナスドライバーなど、プラスアルファの機能が実にたくさんあること。様々な機能から自分の好みの機能があるものをチョイスするといいだろう。難点は、多機能な分、ナイフ内に隙間がたくさんできるため、汚れやホコリなどが溜まりやすいのでこまめなクリーニングが必要なこと。また、押さえておくべきはどの機能も”ほどよく使うにはちょうどいい”ということだろう。例えば、ノコギリはブレードが短いので太い木は切れないが、簡単なクラフトなどには最適だ。ちなみに、ツールナイフは大きく分けて二種類あるのでそれも押さえておこう。

    ①アーミーナイフ型

    ツールの種類もグリップの素材や色が豊富なのも特徴

    いわゆるビクトリノックスに代表されるタイプで、ブレードを中心にその他の機能がたくさんあり、使いたい機能が入っている物を選びやすい。常にひとつは持っておきたいナイフのひとつだ。

    ②ペンチ型

    存在感と力仕事に強いペンチが特徴

    ペンチ系がメインのナイフといった感じで、主たる特徴はまさしくペンチ機能。キャンプシーンでペンチがあると便利なことは意外と多く、例えばテントポールの中のバンジーコードの交換やその他破損の修理などには大活躍する。

    キャンプにおいて「ペンチがあれば・・・」というシーンは意外に多い

    2:フォールディングナイフ

    実は種類が多いフォールディングナイフ。選ぶのも楽しい

    ブレードのみのシンプルなナイフで、特徴は半分に折りたためること。刃厚は普通厚から少し薄めのものもあり、用途に合わせて選べる。「ブレードのみのシンプルな物を!」という人には断然オススメ。小さな焚火をするために小枝を割る、削る程度なら十分可能だし、調理などにも向いているのが特徴。選ぶ際は、広げたブレードが不可抗力で閉じてしまわないようにロック機能が付いているタイプにしよう。

    3:シースナイフ

    丈夫さナンバー1!使っていて楽しいのがこのシースナイフ

    これぞ「ザ・ナイフ」という形状で、グリップ(持ち手)からブレードまでが一直線に繋がっていて、畳めもしなければ機能もシンプルにブレードのみというナイフ。昨今人気の「ブッシュクラフト」を楽しむ際にオススメされるのがこのタイプになる。気をつけなければならないのは、ブレードがグリップの所まで続いていて、そこにグリップをサンドイッチしたようなタイプ「フル・タング系」のものを選ぶこと。そうでないと、ナイフの背に木をあてて叩き太めの木を割る「バトニング」を硬い雑木なんかですると、すぐにグリップと刃がお別れしてしまうといったケースがある。

    4:その他

    グリップ、長さ、刃厚など、全てが力仕事に特化したつくりになっている

    ナイフの使い分けで重要になってくるのが大きな刃物。ハンドアックスやナタは、大物の木を切ったり割ったり削ったりしてもビクともしない刃圧と重さを兼ね備えている。また、しっかりと研いであり、技術があればもちろん繊細な作業だってできてしまう。

    どんなナイフをどう使うか?ナイフは使ってなんぼの相棒なのだ!

    フォールディングナイフ1本でなんでもこなしてしまうなんていうのは、ミニマムでスマートでカッコいい。でもこれはそのナイフでどこまでできるかをしっかりと理解していて、かつ使いこなせる技術があることが重要になるので、個人的にはツールナイフ+もう1本がオススメ。皆さんも流行に流されず、自分にフィットしたナイフを見つけてくれたら嬉しいです。もちろん忘れてはいけないのがナイフの手入れだ。クリーニング、研ぎはマスターして常に切れる状態を保てるようにしよう。

    ※注意:ナイフは法律、マナー、道徳的視点をしっかりと理解して安全に、楽しく使ってください。

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