「草壁港」を小豆島の観光&グルメの拠点に!!
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    2019.10.04

    「草壁港」を小豆島の観光&グルメの拠点に!!

    今回は「草壁港」がテーマです。というと草壁港が小豆島のメインゲートのような感じがしますね。ところがどっこい、実は小豆島には港が6つもあり、一番船の本数が多いのは土庄(とのしょう)港なのです。では草壁港はどうかと言うと、一番少ない方から数えて2番目です。数年前までは高松から高速艇も運航していたのでそこそこ忙しい港でしたが、残念なことに私たちが移住してきた2年前より少し前くらいから高速艇が運休してしまったため、いつか再開を・・と心から強く願っております。

    それはなぜか? 理由は単純、草壁港は当ゲストハウスから近い港の一つ(もう一つは坂手港)でゲストの利用頻度が高く、私自身も毎日ゲストハウスのテラスから草壁港と高松港を行き来する旅客船「ブルーライン」を眺めているからです。ブルーラインで一日が始まり、そして終わると言っても過言ではありません。小豆島でフェリーを眺められる場所に住む人たちは、時刻表なしでもフェリーの行き来で時刻が分かるほどです。

    海に浮かぶブルーラインの姿はなかなか荘厳で、通りかかる時はゲスト全員がカメラでパシャパシャと連写しております。

    いつの日か、「なんや最近、やたら乗客増えたな! ほな高速船また出そか!」と内海フェリーさんに決断していただけるよう、たった12人定員の宿ですがせっせとがんばりたいと思います。

    さて、その草壁港はどこにあるか。小豆島の形は牛の形に似ているため、場所の説明をするのに地元の人はよく「牛の前足のな、脛のあたりにある家で・・」と言ったりするんですが、それでいうと、牛のお腹、ちょうどお乳があるあたりにあるのが草壁港です。と言っても、牛の形が頭に馴染んでいないと「あ~、そうなんですね~・・」とあいまいな相槌を打つことも多々あるのですが・・なんとなく分かりました?

    草壁港を起点に、観光地へ繰り出しましょう!

    草壁港に着くと、初めに目に飛び込んでくる景色はこちら。

    「オリーブ公園」「寒霞渓」「二十四の瞳映画村」「ふるさと村」・・小豆島の人気観光地の名前がズラリ。これらの場所にまず行ってみたい!という方は、高松から草壁港行きフェリーに乗るのが便利です。さらに、この看板にはありませんがお醤油や佃煮屋さんが軒を並べる醤の郷へは車で約5分〜10分、自転車でも約10分〜20分ほど、とすぐ行けます。

    右手の方を見ると、今年は瀬戸内芸術祭期間中ということもあり、アート作品を見ることができます。中国人作家のシャン・ヤン作。港に設置されているだけあって、航海にちなんだ作品です。何点かに分かれていて、写真はその一部の内部。制作過程もビデオで公開されています。

    草壁港にはレンタカーやレンタサイクル(電動もあり)がありますし、荷物も預かってもらえます。バス停も目の前にあるので早く着いたらそれをうまく利用して、ホテルにチェックインする前でも身軽に散策へでることができます。

    とはいえ徒歩で周るには広すぎる小豆島。温泉もあるオリーブ公園や醤の郷あたりまでは自転車ですぐですが、二十四の瞳映画村まで行こうとすると自転車だと約40分かかります。寒霞渓までは1時間くらいで行けますが急な山道をひたすら上ることになります。アクティブ派じゃない方はバス、またはせめて電動自転車を借りて行きましょう。

    港近辺でお腹が空いたらココがおすすめ!

    それぞれの観光地を紹介しようとすると、これまたひとつずつ記事を書けてしまうくらいになるので、お次はグルメのご紹介を。メジャーな港ではないのにも関わらず、草壁港の周辺にはお勧めしたいところがたくさんあるのです。

    まずは名物の素麺・・といいたいところですが、素麺の話は前回たっぷりしたのでうどんから。島内の素麺推しが強いので忘れられがちですが、小豆島はうどん県にあるのです。小豆島に移住することになった時、実は密かに「うどん屋、美味しいとこあるかな・・」という不安を抱いていました。

    でも香川県本土に劣らないお味のうどん屋さん何軒かに巡り合うことができ、「おかげでうどんシックにならずに済む」とホッと胸をなでおろしております。

    昼から開いているうどん屋さん

    「麺や とろん家」のうどん。大根やネギなどは無料トッピング。天ぷらなどは自分で好きな物を選び取ってお会計する

    麺や とろん家

    https://tabelog.com/kagawa/A3705/A370501/37007664/

    こちらはセルフのうどん屋です。草壁港から左に出て海沿いを約1km行くとあります。海を目の前に、お手頃でとっても美味しいおうどんをいただけます。おつゆは少し甘めですが、クセになります。写真は私の夏のお気に入り、肉うどんの冷やしぶっかけうどん。

    手打ちうどん 三太郎

    http://3taro.com/

    草壁港の目の前、先述の行き先案内の看板に向かって右手にあるのですぐ分かります。席に座って注文するスタイルですので、セルフのうどん屋よりお値段は少し高いですが、とっても美味しいです。雰囲気も昔ながらのうどん屋さんで、小さい時に家族でよく食べに行ったうどんを思い出させてくれます。

    昼から開いているレストランやカフェ

    クッキングマーカスのメニュー

    クッキングマーカス

    https://www.facebook.com/cooking.marcus/?ref=py_c

    草壁港のチケット売場の2階にあります。今年オープンしたばかりですが「お昼前から夕方までいつでも定食が食べられる」「子連れでも安心」とあって地元の人からも観光客からもすでに人気のお店。大阪から移住してこられたご夫婦が小豆島に何度か来られた時、「あったらいいな」と思った実体験からお店づくりをされています。日替わり定食は毎週ネットで公開されていますので、そのメニューを見てからくる方も多いとか。

    MINORI GELATO(ミノリ ジェラート)

    https://minorigelato.com/

    小豆島の旬の食材を生かし、添加物や着色料などは使用せずにお店で手作りされているジェラート専門店。八百屋さんに来たのかと思わせるくらい色とりどりで美味しそうなジェラートが並びます。見たこともない種類のジェラートもあったりして選ぶのに悩むことしばしばですが、どれを食べても外れなし。パニーニ(イタリアンサンドイッチ)もあるので軽食にも。

    ちなみに、こちらのお店、草壁港目の前の小高い丘の上にある『リストランテ フリュウ』さんの二号店です。リストランテ フリュウさんでは、隠れ家のようなロケーションで本格イタリアンをいただけます。こちらでもオーナーさん手作りのお野菜や小豆島産のお魚などをいただけます。(リストランテ フリュウHP→ http://furyu.co/

    UCHINKU

    https://www.facebook.com/uchinku.shodosima

    小豆島の季節の食材を活かした創作料理カフェ。元そうめん工場を改装した、全面ガラス張りのオープンでお洒落な空間が心地いい。人気のランチメニューは「パスタ」「ハンバーグ」「グリーンカレーヌードル」「デリカデッセン」と幅広く、かつ小豆島産醤油やお野菜などがどれにもたっぷり使われています。

    夜からオープンするお店

    「キッチン くいしんぼ」のごちそう

    キッチン くいしんぼ

    https://tabelog.com/kagawa/A3705/A370501/37008487/

    入るとすぐ目に飛び込んでくる、ズラリと並ぶ大皿料理の数々。そこから好きなものを選んでみんなで分けるのが楽しいですが、別メニューの定食で頼むこともできるのでお一人でも安心して行けるお店。家族経営のとても暖かい雰囲気で、家庭的なお味でお腹も心も大満足。

    居酒屋 炉便村(ろびんそん)

    https://tabelog.com/kagawa/A3705/A370501/37009506/

    地元の人でいつもにぎわう居酒屋。海鮮が特に美味しく、カウンター上には色んなお魚たちの名前が貼られています。それでいてお肉系も充実している懐の広さ。色々細かく気遣ってくれる家庭的な雰囲気が嬉しい居酒屋です。

    ゆっくりと滞在して島時間を体験しましょう

    他にも色々あるのでどこまでご紹介するか悩みましたが、今回は草壁港から2km以内、かつ実際に行ったことがあるところに限らせていただきました。

    うーん、それでも全部行こうとすると何日かの宿泊がちょうど良さそうですね。草壁港周辺だけでこんなにあります。坂手、池田、土庄、福田・・他の港の周りにも見てもらいたいところがたくさん。小豆島、名前に見合わず大きい島です。船の便数が多い土庄港を起点にされる方が多いのですが、草壁港起点もありでしょう? みなさんぜひゆっくりのんびりと島時間を楽しみに来てくださいね!

    私が書きました!
    ゲストハウスオーナー
    アイエアナロン範子
    ゲストハウス「Sen Guesthouse」を夫婦で経営。香川県出身。ニュージーランドのホステルで働いてから、世界中の旅人が「自分の家」のように帰ってきてくれるゲストハウスを将来作りたいなぁ、と大阪のゲストハウスで修行。その後に松山で6年半ゲストハウスを開き、Senの第二幕として小豆島へ移ってきました。四国から、関西・本州・世界に近い立場として、もっともっとディープな四国ファンを増やしていこうと思います。Sen Guesthouseホームページ https://www.senguesthouse.com/about-us-jp

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