磯野貴理子さんが推す「鳥」3選! ご本人撮影の写真とともに解説 | 自然観察・昆虫 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

自然観察・昆虫

2026.03.25

磯野貴理子さんが推す「鳥」3選! ご本人撮影の写真とともに解説

磯野貴理子さんが推す「鳥」3選! ご本人撮影の写真とともに解説
今回は鳥愛あふれる推し鳥話。磯野さんにとってアイドル級の鳥とは?
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磯野貴理子の推し鳥DIARY 第7回 私の推したい鳥

磯野貴理子

1985年、お笑いアイドルグループ「チャイルズ」の一員としてデビュー。解散後はタレント、俳優としてマルチに活動。軽やかなトークとユーモアあふれるキャラクターでお茶の間の人気者に。

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「鳥のこと、
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みなさん、推し活していますか? 私の場合、その対象はずばり、鳥です。だから探鳥会などでフィールドに出れば、いつだって出待ちの気分。お目当ての鳥が現われたら興奮するし、何なら「きゃー! 来たー!」って喜びの雄叫びをあげたいくらい。でも、そんなことしたら逃げてしまいますからね。もちろんこらえます。
 
仕事でバラエティ番組に出ることも多いですが、私はプライベートでもリアクションが大きいほうなんです。なので、素の反応を抑えるって、けっこう大変(笑)。会話も同じで、好きな鳥の話を始めるとうれしくなって、止まらなくなっちゃうの。というわけで今回は「推し鳥DIARY」というタイトルどおり、推したい鳥の話をおもいっきりしたいと思います。どの鳥もアイドル級に好きなのですが、その中でもとくにお気に入りの“推し”を紹介しますね。
 
まずは、今の時季に皆さんにもぜひ見てほしい“ふくら雀”。冬に見るスズメのことです。鳥だって冬は寒いから、冷え込むと自分で羽をふんわり広げて空気の層をつくり、寒さ対策するんです。自前のダウンコートを羽織る、みたいなイメージでしょうか。ほかの鳥も同じように防寒するけれど、なんといってもスズメは一番身近な存在。ふっくらした姿を目にするたびに頬がゆるんじゃいます。私にとっての冬の風物詩です。

気品に満ちた冬鳥のタゲリ

 
わざわざ会いに行きたい冬のアイドルはタゲリ。寒い時季に日本へ飛来して、田んぼなどで越冬する渡り鳥です。
 
鳥を好きになり始めたころに写真で見て、あまりの美しさにひと目ぼれしました。頭に冠羽と呼ばれる長い飾り羽が生えていて、翼はきらきら光る玉虫色。気品があって「冬の貴婦人」というあだ名がついているくらいです。
 
そんなタゲリに初めてお目にかかれたのは一昨年の冬。ずっと「タゲリに会いたい、会いたい」と念仏のようにつぶやいていたら、鳥仲間が連れていってくれたんですよね、タゲリが毎年戻ってくる定番ポイントに。感動しました。「ミュー」という子猫みたいな鳴き声も素敵だし、あだ名どおりの凛とした佇まい。私も見習いたいです。この冬も見に行ったけれど何度見ても飽きません。
 
でも、そんな気高いタゲリもエサを探すときは夢中なんです。田んぼの湿地にクチバシをつっこむから口元が泥だらけになるんだけど、気にせずピンとした背筋で歩くのね。人間にたとえるなら、大女優なのに口元にご飯粒をつけている、みたいなギャップ。そういう姿を見ると、一気に親近感が湧くというもの。冬だけ。しかもわざわざ会いに行く貴重な存在。タゲリはまさに私にとってのアイドルなんです。

お芝居をするシロチドリ

 
そして、「超」がつくほど大好きなのはシロチドリ。シギチ系と呼ばれるグループに属する小鳥で、干潟や浜辺で観察できます。
 
両足を交差するようにチョコチョコッと千鳥足っぽく歩く姿がもう、たまらなくかわいい。見た目はもちろんですが、私がシロチドリを推す一番の理由は、自分の子供たちを守るためにお芝居するってこと。“擬傷行動”というのだそうです。
 
私が所属している会のひとつ、千葉県野鳥の会が出している「シギチ教室」という冊子で勉強したところによると、シロチドリは夫婦で一緒に巣をつくって抱卵もして、すごく大事に育てるそうです。巣は樹の上ではなく、砂浜そばの草地など、地上に巣をつくるので、カラスや猫に狙われやすい。それで「あ、敵が来た!」となると、とっさに親鳥は巣から飛び出して、離れた場所で羽をバタつかせてケガをしたふりをするんです。敵の目をヒナから自分に向けさせるために。それで、敵が襲いかかってきたら、ぱっと飛んで逃げる。
 
私は実際に目撃したことはないし、鳥にストレスを与えちゃいけないから巣には近づかないけれど、そういう習性を知って本当に感動しました。自分が食べられてしまうかもしれないのに、子供を守るためにケガしたふりをするって、すごくないですか? 
 
ああ、子を思う気持ちは鳥も人間も同じなんだな。そう思ったら、鳥という存在がますます愛おしくなって、ますます好きになりました。
 
そうそう。キジやヒバリ、コチドリなんかも擬傷行動をするんですが……と推しをあげていったらキリがありません(笑)。今回はこの辺でおしまいにしましょう。

スズメのモフモフ姿

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寒い季節、スズメはこんなふうに全身の羽毛を膨らませます。

凛とした佇まいのタゲリ

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茨城県の田んぼで出合いました。チャームポイントは頭上の飾り羽。雄雌ともほぼ同色で本当に美しい。

大好きなシロチドリ

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エサを探す姿もかわいい。東京湾の干潟、三番瀬で撮りました。

【出演情報】CSフジテレビTWO「はやく起きた朝は…」(新作エピソード毎月第2日曜日 6:30〜7:00)が放映中。
フジテレビ「ホンマでっかTV」毎週水曜日21:00〜21:54 出演中。

※構成/安井洋子 プロフィール写真撮影/三浦孝明 鳥の撮影/磯野貴理子

(BE-PAL 2026年3月号より)

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