漫画家つの丸さんが、わんこの保護団体BBQ&同窓会で思ったこと | アウトドア・外遊び 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.03.24

漫画家つの丸さんが、わんこの保護団体BBQ&同窓会で思ったこと

漫画家つの丸さんが、わんこの保護団体BBQ&同窓会で思ったこと
漫画家、つの丸さんが愛するわんことの暮らしをお届けする、本誌人気連載企画! 
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つの丸のふがふがDog Days 第8回

つの丸

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1970年5月27日生まれ。漫画家。代表作はアニメ化もされた「みどりのマキバオー」など。保護犬たちと暮らしている。

ロッコ、チッチ、ピートと一緒に芋煮会&BBQに参加する

先日わが家の3ブヒの長男である隻眼のピートくんが、残された右眼に傷を負ってしまい、一時的にではありますが(そう信じている)全盲状態になってしまいました。実質性角膜潰瘍という診断で現在通院し治療中。見えない不安なのか痛みなのかエリザベスカラーが嫌なのか、しょんぼりしちゃって元気なくお出かけどころではないようです。私(つの丸)も1日に3種10回の点眼をしてやらなくちゃだし不安がって鳴いているピートのそばにいてやりたくて約束を幾つかキャンセルさせてもらいました。「お出かけしよう」と始めた連載なのにみんなで引きこもることに…。まあそもそも寒さが苦手な犬種で真冬はストーブの前から動かないので冬の間はおとなしく治療して、春になったらまた元気に駆け回る姿を見てもらえればと思ってます。
 
そんなピートくんが今年元気にお出かけできた最後のイベントは、出身保護団体ふがふがれすきゅークラブの「芋煮会&BBQ兼同窓会」! 小金井公園のバーベキュー広場に〝ふがれす〟に保護され卒業していった子たちが集まって交流するイベントです。関連のグッズショップとか何か企画があったりするわけでなく芋煮、バーベキューでのんびり過ごす会。里親さんが決まるまでの一時預かりをしていたメンバーさんも預かりっ子と再会できてとてもうれしい会なのです。わが家で預かった子たちは来られませんでしたが、幸せに暮らしている姿はSNSでいつも見ています。ふがれすは保護犬たちのその後の幸せもずっと見守っているのです。卒業犬だけでなく、現在一時預かりの里親募集中の子たちもたくさん来ていました。みんなそれぞれ可愛く愛おしい。そのうちの一頭、フレ吉162号を抱っこ。まだまだ小さくとんでもなく可愛い。「どう? 4頭目?」などと冗談で勧められるが、さすがにムリだ。3頭目のチッチを迎えるときも相当悩んだし、今でも諦めず里親さんが見つかるまで待てばよかったのではとも考える。

朝起きて「おはよう」、帰ってきて「ただいま」のとき駆け寄る3頭に対して撫でる腕は2本しかないからだ。「そんなこと」と思われるかもしれないが、これは本当に心苦しいのだ。みんな平等に可愛がりたく高速で順番に撫でるが、最初の両手から漏れた子には本当に申し訳ない気持ちになる。
 
小さな可愛いフレ吉162号。大丈夫、私(つの丸)が迎えずともこんな可愛い子は引く手数多、「すぐ決まるでしょ」というと、そうもいかない事情が。口蓋裂という先天的な疾患があるというのです。パグやフレンチブルなどふがれすで扱う犬種に多い疾患で、つきっきりで安全にミルクを飲ませてやらないと命に関わるのです。ケアが大変で治療費もかかるので繁殖業者から放棄されることも多い。ふがれすで受け入れてもそうそうケアできません。代表らエキスパートメンバーさんが必死に乳飲み子の面倒を見てくれていて、その甲斐もなく亡くなってしまう子もいます。とても大変な役割で本当に尊敬しています。撫でる手が足りないとかいうハナシではない。そういったリスクを抱えた子なので、迎えてくれる家庭は見つけたいが誰でもいいというわけではないのです。
 
ほかにも人とは仲良くできるのに同じわんことは喧嘩上等の159号、同じくわんこ苦手のフー子226号。里親さんが決まり新しい家庭で暮らしてたけどその里親さんが倒れて戻ってきたフレ吉97号。アレルギー持ちのフレ吉160号はトライアルに出るらしい。とにかくたくさんの子が迎えてくれる家族を待っています。
 
わんこを家族に迎えたいとお考えの方、どうぞ保護犬(ふがれすに限らず)も選択肢に入れてください。
 
色々と問題を抱えている子も多く「保護犬は大変だ」と敬遠されてしまうかもしれないけど、大変なのは保護犬に限りません。後天的な病のリスクは一緒だし、性格の難しさやアレルギーもみんな一緒。

わんこの介護が必要になったとき、つの丸流の覚悟とは


保護犬を迎えたいけど色々審査が厳しい! とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、二度と悲しい思いをさせるわけにはいかないので飼育環境をチェックしているのです。ペットショップではそういったチェックはないですが、保護犬に限らずわんこを家族に迎える際は、ぜひ環境を整え、覚悟を持って迎えましょう。

 
現在のわが家でもピートのケアをしていますが、リビングでわんこを撫でながらできる程度の仕事にセーブしてるし、奥さんと協力調整してるのでなんとかやっています。それでも3ブヒともシニアに差し掛かっているので一斉に介護が必要になることも十分ありえる。いや近い将来そうなるでしょう。
 
そんなことになったらどうするか? と考えておく必要があります。家族親族友人などに助けてもらうとか、介護のデイサービスにお願いするとかの選択肢がありますが、私(つの丸)の場合はもうとっくに覚悟は決まっていて、また仕事を辞めます!

ロッコ、チッチ、ピート

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久しぶりに〝よその子”を抱っこ。“ふがれす”のイベントは里親さんたちの憩いの場。

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まだまだ小さくて、とんでもなく可愛いフレ吉162号(右)。近くにいたわんことご挨拶。

「保護犬は大変だ」世間の思い込み

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ふがふがれすきゅークラブの皆さん。21年間の活動でたくさんのわんこに里親を紹介してきました。

ふがふがれすきゅークラブのお供

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手づくりの名前入りワッペンと、わんこスパムにぎり。わんこをかじるのは少々勇気がいります。

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※文・イラスト・写真/つの丸

(BE-PAL 2026年2月号より)

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