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1.ファミリーなら「キッズ特典」を使って節約できる

家族全員分では大きな負担となるリフト券代…。そこで要チェックしたいのが、小学生以下の子どもが1,800円でいろんなスキー場が滑り放題の「NSDキッズプログラム」や、プリンススノーリゾーツの小学生までリフト料金が無料になる「キッズフリー」プログラムなど、大手スキー場グループの優遇策です。
子どものスキーデビューの強い味方「NSDキッズプログラム」

NSDキッズプログラムは、4~12歳の子どもが、たった1,800円という破格で国内14カ所のスキー場が滑り放題になります。リフトに1回でも10回乗っても同額なので、数時間だけ滑りたいという日にも使いやすいのが魅力です。ただし2026年2月1日以降は3,500円に改定予定。利用を検討している方は早めの登録がおすすめです。
さらに会員限定で、子どもの成長に合わせて毎年悩ましいギア問題を解決する「シーズンレンタル」も利用可能。申し込みは11月末までなので、わが家も来シーズンはチェックします!
NSDキッズプログラム
プリンススノーリゾーツ「キッズフリー」

全国9カ所にあるプリンススノーリゾーツのスキー場では、小学生以下のリフト券が、なんと無料に。

また、プリンススノーリゾーツには、それぞれのスキー場で独自企画があります。たとえば雪上車に乗ってご来光が望める岩手県の雫石スキー場や、バギーで行く夜の絶景雪上ドライブが楽しめる、長野県の軽井沢プリンスホテルスキー場など。「滑るだけじゃない楽しさ」が詰まっているのも魅力です。
プリンススノーリゾーツ
鈴木商会「キッズプラスプレミアム」

スキー場運営を主軸とする企業グループ、鈴木商会が運営する長野県の白樺湖ロイヤルヒルの「キッズプラスプレミアム」は、中学生以上のリフト券1枚につき、小学生以下の子ども2名が無料に。
さらに鈴木商会グループが運営する、函館七飯スノーパーク(北海道)、岩手高原スノーパーク(岩手県)、黒伏高原スノーパークジャングル・ジャングル(山形県)、奥利根スノーパーク(群馬県)も小学生以下は無料。赤倉温泉スキー場(新潟県)のみ、無料対象は未就学児となっています。
兄弟姉妹の多い家庭にはありがたすぎるサービスですね。
2.若者はリフト無料の時代へ
19〜22歳が対象! リクルート「雪マジ」

19~22歳(2025/26シーズンの対象者生年月日:2003年4月2日~2007年4月1日)は対象年齢の4年間で、1施設につき2回まで無料クーポンが利用できるサービス。全国約130施設が対象で、利用方法はWEB版「マジ部」でクーポンを取得し、スキー場のリフト券売場で身分証と一緒に提示するだけと、いたって簡単。スノーデビューにぴったりなプログラムです。
雪マジ
新潟県内の5つのスキー場が展開する「雪マジ世代応援プロジェクト」

新潟県内にある5箇所のスキー場を運営する「スマイルリゾート」は、雪マジの対象年齢に18歳を追加した18~22歳を「雪マジ世代」と称し、さらに応援。「雪マジ」を使い切ったあとでも、18歳は常に無料。19~22歳も1日券が半額になるという太っ腹ぶりです。
雪マジ世代応援プロジェクト
無料レッスンが受けられるスキー場も

新潟県の舞子スノーリゾート、長野県の斑尾高原スキー場や竜王スキーパークなどでは、初心者向けスノーボードレッスンが無料になる場合も。道具代、リフト代に加えてスクール代まで浮かせられる、夢のようなスタート環境です。
スキー、スノーボード人口の減少を背景に、各スキー場グループは若年層の取り込みに力を入れています。その結果、リフト券やレッスンが無料になるなど、ゲレンデデビューを応援する手厚いプログラムが充実しています。私の若いころには考えられなかった、本当にうらやましい環境です(笑)。
3.早割券、前売券は最強の節約術

意外と知られていませんが(私も知らなかったです…)、シーズン前に発売される「早割券」はもっとも割引率が高いもののひとつ。スキー場がオープンする前の特定期間に20〜30%引きなどで販売されるチケットです。すでに今期の販売を終えたところも多いので、来シーズンは「早割券の発売チェック」から計画を始めたいところです。
また、「前売券」は、コンビニなどでシーズン中も通常価格より安く販売されていることが多いチケット。現地窓口で正規料金を払う前に、スマホやコンビニで確認するひと手間が、確実な節約に繋がります。
4.交通費も節約!ETC限定「ウィンターパス2026」

高速料金がとにかく高い…という悩みを解消するのが、スキーヤーとスノーボーダーを対象としたETC限定のドラ割「ウィンターパス2026」。首都圏、仙台、新潟などの発着エリアからゲレンデ最寄りICまでの往復高速料金が割引になります。宿泊施設とのセット、スキー場のリフト券とのセットなどもあり、利用期間は2025年12月1日(月)から2026年4月23日(木)まで。連続する最大3日間まで利用可能。特定の周遊区間が割引になるなど、交通費の負担を大きく軽減してくれますね。
「ずらして冬トク!関越のんびりパス」登場

さらに、週末の渋滞を避ける「ずらして冬トク! 関越のんびりパス」も2025年に新登場。キャンピングカー派のわが家にとってこれは助かる。
ドラ割「ウィンターパス2026」
ウィンターパスはNEXCO東日本管轄エリアのサービスですが、NEXCO中日本でも「スキーリフト券付きドライブプラン」が展開されているので、東日本エリア以外でスキーを楽しまれる方も要チェック。
「速旅」スキーリフト券付きドライブプラン一覧2026
情報戦こそ雪山節約のきも!

キッズ無料、若者無料、レッスン無料、高速代割引など、いま雪山に行くなら”使わなきゃ損”という制度がとにかく豊富。知らないまま「高いから…」と距離をおくのは本当にもったいない時代です。

わが家の宿泊はキャンピングカーで。近隣の温泉施設を活用し、食事は自炊。そこに今回紹介したような割引を組み合わせれば、雪山はもっと身近になります。

まずは情報収集から!雪山へ向かうサービスエリアや大型スポーツショップに置いてあるフリーマガジン「ハピスノ」や、各スキー場の公式サイトをチェックして、今シーズンの「かしこい雪遊び計画」を立ててみてください。
ハピスノ
- ホームページ:https://hapisnow.jp







