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バイオネストって?

キャンプ地とする!
茂った庭木を整えてゴミに出さなくては……なんて考えている人はちょっと待った! その剪定枝は、生き物から見たら資源。ゴミに出して燃やしてしまうのはもったいない。庭の一画に枝葉を土に返す堆肥積みをつくってみてはどうでしょう?
 
最近、公園管理の技術として普及しているのが「バイオネスト」。作り方は簡単。現地の枝を組んで柵を作り、そのなかに刈った草や枝葉を積んでいくだけ。ただ積むよりも見栄えが良く、処理のコストは小さく、分解中に生き物も養い、できた腐葉土も利用できる、と良いことづくめ! 敷地の草木を、もう一度循環させてみませんか?

直径5㎝ほどの剪定枝から葉と小枝をはらい、60㎝程度の長さにカット。ナタで根元側を削って尖らせる。
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尖らせた側を下にして、30㎝程度の間隔で地面に打ち込む。簡単にはグラつかないようにしっかりと!
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1〜1.5m程度の細めの剪定枝を用意。打ち込んだ枝に内・外・内……とからめて壁状に立ち上げていく。
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刈り取った草や剪定枝の葉っぱがついた部分をでき上がったネストのなかに投入! 隙間なく積み上げる。
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Complete!

草を足で踏み込むと圧縮されるが、そのままでも自然に沈む。1〜2年経てば枝葉が朽ちて良質な腐葉土に。でき上がった腐植で植物を育てよう!

来るかも?
※構成/藤原祥弘 撮影/矢島慎一
(BE-PAL 2025年11月号より)
		
					
							
									
									
									
									
									
									
									
						
						
						
						
						
                    
                  
                  
              
              
              
              
					
					
					
					
					
				
				
				
				






