愛犬との水遊びにはこれ!安い、早い、水陸両用で機能的なフローティングリードの作り方 | 自作・DIY 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.09.07

    愛犬との水遊びにはこれ!安い、早い、水陸両用で機能的なフローティングリードの作り方

    愛犬との水遊びにはこれ!安い、早い、水陸両用で機能的なフローティングリードの作り方
    愛犬と一緒にSUPやカヌー、沢歩きなど、水辺で遊ぶアウトドア好きの方は多いのではないでしょうか?そんな時に困るのがリード問題です。

    もしもの時に愛犬をコントロールできるように水辺でもリードはしっかりと装着したいところ。また、世の中には犬が苦手な方もいますから、基本ノーリードで遊べる水辺は多くありません。

    でも、通常のリードは水に沈むため愛犬が泳いでいるときに足に絡んでしまったり、水中の岩にリードが絡んでしまったりと使い勝手が良くないのが現状です…。

    そんな時に、「水に浮くリード」が欲しいと思ったことはありませんか?今回は、コストがあまりかからず、すぐにできて、それでいながら機能的なフローティングリードの作り方を紹介します!

    1:フローティングロープの魅力

    陸上でもしっかりと愛犬を制御できる

    引っ張り強度があるので、もしもの時もしっかりと愛犬を制御することができます。
    正し、熱や摩擦に弱いのでそこを理解した使い方をしましょう。

    犬の泳ぎをまったく邪魔しない!

    犬の泳ぎを邪魔しないのが一番の特徴!

    リードのロープ自体が浮くので、写真の様に愛犬の泳ぎをまったく妨げません!また、目立つ色なのでリードをすくい上げたり掴むときもすぐに見つけることができます。

    迷惑がかからない場所で自由に泳がせてあげるときもリードを見逃さない!

    2:材料

    ①フローティングロープ

    メインの材料は、「フローティングロープ」と呼ばれているロープ。

    水難救助やウォータースポーツにおいて、もしもの時に人やカヤックなどを引き上げたりするためのロープです。水面で発見しやすい色で、強度がありつつも軽量、そして大きな特徴が水に浮くこと。また、通常のロープよりもねじれにくい素材でできているため、絡まったりしにくい優れた素材でもあります。水辺で遊ぶ人なら標準装備といっても過言ではないギアだと思います。

    ただし、熱に弱く、伸縮もしないので登山用には不向き(=まったく違うもの)である事を理解しておきましょう!

    驚くべきはその価格で、おおよそ1mあたり250円〜400円程度という安さでこの高機能ロープを量り売り購入できる点で、愛犬のリード用であれば長くても4m程度あれば充分です。購入は、水辺で遊ぶためのギアを売っているネットショップや大型アウトドア用品店などでできます。

    ②カラビナ

    犬用ライフジャケットなどにリードを装着する際に必要なのがカラビナ。

    キーホルダー用のものではなく、クライミングなどにも使用できるしっかりと強度があり、かつ小型のものを選択しましょう。心配な人は、ロック機能がついているものもオススメです。

    3:つくりかた

    作り方はロープワークができればとっても簡単です。ここでは誰でもできるように少し丁寧に紹介していきます!

    ①ロープを必要な長さに切る

    はじめに、ロープを必要な長さに切ります。長さは、自分の愛犬のサイズや使い勝手を考えたリードの長さを想定します(通常は1〜2m程度)。さらに、この後の結び作業に必要な長さも考慮して+120cm程度長めにしてロープの購入、カットをしましょう。

    ②末端を熱処理する

    切ったロープの末端がほどけてこないように熱処理をします。

    やり方は、ライターの火を直接当てずに熱を当てるようなイメージで末端を溶かします。少し溶けたら軽く指などでならして丸くします。こうすることで、末端がほどけてこない他に、愛犬にロープの末端が当たっても痛くないようにしておきましょう。

    熱処理前
    熱処理後

    ③ロープの両端に輪をつくる

    写真上が持ち手、下が犬に装着する側

    結び方は、ダブルエイトノット(二重8の字結び)と末端のバックアップがオススメ。結び方は次の通りです。

    ①ロープの末端を適度な長さで折る

    ロープの末端を結びや使い方を考慮して折ります。おおよそですが、持ち手側が70cm、犬に装着する側が50cm程度で折ると綺麗に仕上がります。

    ②輪ができるようにダブルエイトノット(二重8の字結び)をする

    ロープを折った状態でエイトノット(8の字結び)をすると、末端が輪になります。通常の固結びでもいいですが、強度などを考慮するとこの結び方がオススメです。

    末端の輪は、持ち手側は手が通り、使いやすいサイズに、犬に装着する側はカラビナがかけられればいいので、小さめの輪にしておきましょう。

    持ち手側は自分の手のサイズ、使い方に合わせた輪のサイズにしよう!

    また、結び終わった際の末端(ロープの短い方)は、このあとバックアップの結びをするので25cm程度残しておきます。

    ③バックアップの結びをする

    結び目が簡単にほどけないように、ダブルエイトノットをしたあとにバックアップの結びをしておきます。

    結び方は簡単で、長い方のロープに短い方のロープを2回巻き付け、できた輪に短い方のロープの末端を通して変形の固結びをつくるだけです。

    ロープの長い方に短い方を2回巻き付ける
    できた輪に短い方の末端を通して結ぶ

    この時に、なるべくダブルエイトノットの結び目の近くにつくることと、バックアップの結び後、末端が10cm以上残るようにすることです。

    ④カラビナを装着したら完成!

    ロープの両末端に輪をつくり、小さい輪の方にカラビナをつけたら完成です!

    いかがだったでしょうか?実質ロープワークになれている方なら5分もあれば簡単につくれるフローティングリード。フィールド特性や用途をしっかりと考えて安全に使ってください。

    これを使って愛犬とのウォーターライフを満喫しましょう!

    長谷部雅一さん

    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター

    1977年4月5日生まれ。株式会社ビーコン代表取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊。仕事の範囲は広く、アウトドアに関するプロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

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