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    2025.07.25

    ウインドシェルとしても使える!「山と道」のシャツ「UL Shirts」を愛用者がレビュー

    ウインドシェルとしても使える!「山と道」のシャツ「UL Shirts」を愛用者がレビュー
    本記事では、日本発のアウトドアブランド「山と道」の紹介とともに、人気アイテム「UL Shirts」の軽さ・快適性・デザイン性といった魅力を詳しく解説します。

    ウインドシェルとしての機能や街でも使える汎用性だけでなく、薄手ゆえの注意点や使用上のポイントまで丁寧に紹介。UL志向の登山者や、山でも街でも使える一着を探している方はぜひご一読ください。

    「山と道」とは?

    日本発のアウトドアブランド「山と道」は、UL(ウルトラライト)ハイキングの思想をもとに、軽量で機能的、かつ美しいデザインのギアを展開しています。

    国内におけるULカルチャーの立役者と言っても過言でないほどのブランド。「ONE」「THREE」などのバックパックや「5-Pocket Pants」「UL All-weather Hoody」などのウェア類など、数々の名作を生みだし続けています。今回ご紹介する「UL Shirts」も山と道の名作のひとつです。

    山と道の製品の魅力を支えているのは、そのリサーチ力の高さ。山道具の機能や構造、性能を解析する「山と道ラボ」では、アイテムごとに研究員が徹底的なリサーチを行い、実際の使用環境や使用者の声をもとに開発・改善を重ねています。

    こうした探求の姿勢がハイカー視点に立ったモノづくりにつながり、多くのファンに支持されているのです。

    山と道「UL Shirts」とはどんなアイテム?

    山と道の「UL Shirts」は、わずか約91g(Sサイズ)という驚異的な軽さを誇るシャツ。使用されている生地はテイジン製の「Shadow Rip™」で、軽量さながら引き裂き強度に優れたリップストップ構造。さらに、DWR(撥水)加工が施されており、多少の雨や朝露も弾いてくれます。

    また、UPF30以上の紫外線カット機能も備え、夏の高地でも安心。前面はスナップボタン仕様で、着脱や換気がしやすく、襟裏に隠されたスナップで襟を立てれば風よけとしての効果も高まります。畳めば手のひらサイズになり、収納場所に幅をとりません。まさにULハイカーのために設計された、超軽量かつ機能性が高い山シャツです。

    「UL Shirts」の魅力を徹底レビュー!

    驚くほど軽くて着心地がいい

    山と道の「UL Shirts」を着用している様子。
    落ち着いた色目がラインナップされており、どんな服とも合わせやすい。

    UL Shirtsは、まるで着ていることを忘れるほど軽く、驚くほど快適な着心地を味わえます。素材はしなやかで肌ざわりも良好。袖は腕の動きを妨げないように縫製されており、動いてもつっぱる感じがなく、長時間着ていても疲れません。

    さらに、襟元や肩まわりのパターン設計にも無理がなく、腕を上げる動作や荷物の上げ下げなどでもストレスを感じにくい形状です。速乾性にも優れているため、汗をかいてもすぐに乾き、蒸れにくさを実感できます。夏の暑い日や、休憩後の再出発でも冷えにくく、行動着として非常に信頼できる一枚です。

    ウインドシェルとしての防風性

    シャツのボタンを外そうとしている様子。
    スナップボタンで瞬時に着脱ができる。

    「UL Shirts」は見た目以上に風を防いでくれるのが驚きポイント。特に風の影響を受けやすい稜線や、強風の日の山行では、そのありがたみを実感します。軽量なため風にあおられやすいかと思いきや、身体にしっかりフィットしてバタつきにくいのもGOOD。

    スナップボタンはジッパーよりも操作が簡単で、素早く着脱できるのが魅力です。必要な部分だけを開け閉めできるため、歩行中や休憩時の温度調整がしやすく、行動中の快適さを保ちやすい点も嬉しいポイントです。

    襟を立ち上げた様子。
    襟をボタンで留めて立ち上げれば、風から首元も守れる。

    さらに、山と道オリジナルのギミックとして、襟を立ててボタンで留められる構造も採用。強風下や肌寒い早朝・夕暮れなど、首元を保温したい場面に重宝します。

    非常にシンプルなデザインながら、防風や保温、さらには首まわりの日焼け対策としても有効です。私は山でのお供としてだけでなく、冬を除くスリーシーズンには、オートバイに乗る際のウインドブレーカー替わりとして非常に重宝しています。

    街でも使えるミニマルなデザイン

    シャツを着用した様子。
    山でも街でも場所を問わず着用できるデザイン性の良さが魅力。

    山ウェア特有の「いかにも感」がないため、普段着にもなじみます。ロゴが控えめで、カラー展開も落ち着いたトーンが多く、タウンユースにもぴったり。山から下山後、そのままカフェに寄っても違和感のないシャツです。

    たたんだシャツを片手で握っている様子。
    たたむと非常にコンパクトになる!

    全体のシルエットもスマートで、シャツとしての品の良さを保ちながら、ラフに羽織れる軽快さも持ち合わせています。コンパクトにたためて荷物にもならないため、旅行や出張時のサブウェアとしても活躍。

    ソフトな風合いでシワもつきにくく、ピリング(毛玉)も発生しにくいため、長時間着用しても、見た目の美しさが長く保たれる点も魅力。アウトドアと日常をシームレスにつなぐ一着として重宝します。

    注意点と気になるところ

    生地のアップ画像。
    写真は過去のモデル。

    現行モデルの生地に採用されているテイジンの「Shadow Rip」は、薄手生地の弱点である耐久性を補うために開発された高機能素材です。リップストップ構造でありながら、表面の凹凸を抑える独自設計により、引きつれや摩耗に強く、軽さと強度を両立しています。

    過去のモデルで生地として採用されていた「パーテックス・カンタムエア」よりも軽量さや着心地はほとんど変わらずに、強度がアップしています。

    ただし、極薄生地には変わりがないため、コットン製の厚手シャツなどに比べて耐久性は劣ります。藪漕ぎや岩場での使用には、ひっかけて破損しないように注意が必要です。

    また、防水性はないため、小雨程度ならば防げるものの、雨具の代用にはなりません。あくまで軽量・快適・風除けに特化している、行動着として使用しましょう。

    軽さと快適さを両立した万能シャツ

    シャツを着ている様子。
    どこへでも着て出かけたくなるシャツ。

    「山でも街でも、軽くて快適で、おしゃれに着たい」。そんな欲張りな願いを叶えてくれるのが山と道の「UL Shirts」です。ウインドシェルとしての機能も兼ね備えつつ、日常使いにもなじむデザインで、使うシーンを選びません。

    登山やトレイルランニングといった本格アクティビティはもちろん、週末のハイキングや旅行の移動着、さらに街中での軽い羽織りとしても非常に便利。軽量でかさばらないので、バッグに忍ばせておけば思わぬ気温の変化にも対応できます。

    1枚で何役もこなす「UL Shirts」は、ミニマルで機能的な装備を好む方にとって、まさに理想的な一着。手に入れて損はないアイテムですので、ぜひいちどお試しください!

    のまどうさん

    アウトドアライター

    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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