カエルが食べるものとは?飼育に必要なアイテムや長生きさせるコツも | 自然観察・昆虫 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

自然観察・昆虫

2025.06.12

カエルが食べるものとは?飼育に必要なアイテムや長生きさせるコツも

カエルが食べるものとは?飼育に必要なアイテムや長生きさせるコツも
カエルを初めて飼育する人に向けて、好んで食べるものや与えてはいけないもの、長生きさせるための飼育のコツを解説します。カエルは陸生や水生、樹上性と種類が分かれますが、基本の飼育方法は同じなので、原則を押さえていきましょう。

カエルが食べるものと与えてはいけないもの

カエル
(出典) pexels.com

まずはカエルに餌として与えてよいものと、与えてはいけないものを解説します。料理の残り物があったとしても、カエルの体には悪い食べ物もあるので、しっかりと覚えておきましょう。

カエルが食べるのは昆虫が中心

カエルは肉食性であり、基本的には以下のような昆虫を主食としています。

  • コオロギ
  • ハエ
  • ミミズ
  • バッタ
  • 毛虫などの幼虫

昆虫を自力で捕まえれば、餌代の節約も可能です。虫を捕まえるのに抵抗がある場合は、爬虫類用の餌などで代用しても問題ありません。

なお、コオロギはカエルの定番の餌ですが、成虫は体のサイズが大きいため、生まれたてを与えるのが望ましいとされています。しかし、小さいコオロギを見つけるのは困難なため、自宅で飼育する『累代飼育(るいだいしいく)』をするのもおすすめです。

人間の食べ物は与えてはいけない

料理の残り物があったとしても、人間の食べ物を与えてはいけません。具体的には、小麦粉からできている麺やパン、食品添加物が多く含まれている魚肉ソーセージ・加工肉などが挙げられます。

植物質である小麦粉はカエルが消化できず、食品添加物はカエルにとっても好ましくない物質です。他には、塩分を多く含む食材もNGです。

カエルの体調不良は目には見えにくく、ある日突然死んでしまうこともあり得ます。数日なら餌を食べなくても生きられるため、無理に人間の食べ物を餌として与える必要はありません。

カエルの飼育に必要なアイテム

顔にちょうちょがとまったカエル
(出典) pexels.com

カエルの飼育に必要なアイテムは、種類によって多少異なります。ここでは、どのカエルにも共通して必要となる備品を紹介します。

飼育ケージ

カエルの大きさに合わせた飼育ケージ、または水槽を用意しましょう。カエルの種類によっては高くジャンプする場合もあります。飼う前にどんな特徴をもつカエルなのかを調べてからゲージや水槽を選ぶことをおすすめします。

脱走防止の観点から、ふたも必須です。機密性の高いケージなら、温度調節もしやすいでしょう。ただ、通気性の確保も忘れてはいけません。

また、必須ではありませんが、トノサマガエルのような水生のカエルには、流木・浮草などを入れてあげると、自然の環境に近づけられ生活しやすくなります。

床材

床材は、カエルが住んでいる自然の環境を再現するために重要なアイテムです。具体的には、腐葉土や砂利、土などが挙げられます。

特にヒキガエルのような陸生のカエルにとっては、生活の土台となる必須アイテムです。身を隠せる程度の量の床材を、用意してあげましょう。床材は腐葉土を買ってきても、外で小石や水苔などを取ってきても、どちらでも問題ありません。

ただし、定期的に掃除・交換しなければならないため、手入れのしやすいものを選ぶとよいでしょう。特に腐葉土のような有機質の床材は、カビが生える可能性があるため注意が必要です。

水場は、水生や半水生のカエルには必須です。1日の多くを水中で過ごすため、体全体が浸かるほどの水場を用意し、半水生のカエルの場合は、水場と陸が半分ずつになるように整えてあげましょう。

なお、陸生のカエルやアマガエルのような樹上生のカエルには水場は必須ではありませんが、床材から水分を摂取するので、床材を湿らせておく必要はあります。水道水を使う場合、塩素の中和剤で塩素を抜いてあげるとより親切です。

カエルを長生きさせるための飼育方法

カエル
(出典) pexels.com

生き物を飼う以上は、できるだけ長生きをさせてあげたいものです。最後に、カエルがストレスなく生活できるようにするためのポイントを、二つ解説します。

食事の頻度は2~3日に1回か1~2週間に1回(品種によって異なる場合あり)

大人のカエルに餌を毎日あげる必要はなく、小型のカエルは2~3日に1回、または大型になると1~2週間に1回が適しています。カエルは、動いている生き物を食べ物として認識する習性があります。ただ置いてあるだけの爬虫類用の餌など、動かないものは、ひもにつるして気を引くと食べてくれやすくなります。

なお、その動くものを食べ物と認識する習性は、自分と同じカエルも例外ではありません。空腹時には共食いの恐れもあるため、一つのケージでの多頭飼いは避けましょう。

複数のケージを用意できない場合は、大きめのケージで居住スペースをしっかりと分け、餌も1匹ずつ与えて確実に行き渡らせることが重要です。

温度は20~25℃を保つ

カエルは変温動物のため、こちらで温度を調節してあげる必要があります。カエルの生活に適した温度は、20~25℃程度です。夏は直射日光を避け、冬は気温が低くなりすぎないよう温度調節用ライトなども活用しながら、温度管理をしましょう。

カエルは、皮膚が湿った状態でないと酸素を取り入れられないので、湿度も重要です。適切な湿度は、約70%といわれています。湿った土の上でじっとしている場合、湿度が低い可能性があるため、カエルの様子も見ながら湿度も調節しましょう。

まとめ

カエル
(出典) pexels.com

カエルは昆虫を主食としており、虫を捕まえるのに抵抗がなければ、餌代もあまりかからず経済的に飼育できます。爬虫類用の餌でも代用可能なので、大きな負担にはならないでしょう。

ただし、人間用の食べ物はカエルには適していないため、余り物が出ても与えてはいけません。カエルの餌は毎日やる必要はなく、数日に1回程度で十分です。

他のペットと異なる点も多く、最初は戸惑うかもしれませんが、ポイントを押さえて長生きさせてあげましょう。

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