見どころ満載の施設が盛りだくさん! ほとんどが0円なので気軽に出かけてみよう!!
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やっぱりスゴい! 東大&京大 オモシロネイチャー研究最前線!
北大の今昔物語を垣間見れる博物館【北海道大学】
北海道大学総合博物館
住所:北海道札幌市北区北10条西8
電話:011(706)2658
開館時間:10:00〜17:00
休館日:月曜(祝日は開館)、年末年始
入館料:無料

400万点にも及ぶ、北海道大学開学以来の貴重な学術標本、資料、芸術作品を保存し、一部を一般公開。北大の歴史にはじまり、12学部にまつわる展示や、標本展示。見るだけでなく、標本に直接触れる「ハンズオン展示室」や、博物館のバックヤードを紹介する「ミュージアムラボ」など、ほかにはない、さまざまな展示を試みている。自然栽培野菜と北海道食材にこだわったミュージアムカフェも併設されている。

1929年に建てられた、歴史を感じさせる重厚感ある校舎を利用。成雄ホルスタインの骨格標本やマンモス実物大模型など見所満載。
地元に密着した体験型水族館【富山大学】
理学部・氷見市連携研究室
ひみラボ水族館
住所:富山県氷見市惣領1927
電話:0766(91)2249
開館時間 10:00〜15:30(最終入園15:00)
休館日 月曜、年末〜3月中旬
入館料 無料

富山大学理学部・氷見市連携研究室=ひみラボが、2011年に廃校となった氷見市の小学校の校舎を再利用し、活動をスタート。"地域の豊かな自然を守り、その豊かさを広く活用・発信していく"ことがモットー。地域住民への普及啓発活動の一環としてひみラボ水族館を開設した。おもに氷見の川の魚が展示され、そこに生息する在来生物の全種類展示を目指し、常時30種類展示。

展示のほか、餌あげや水槽掃除など、魚の世話を行なう参加型学習としての機会も提供。魚の個別展示や、図書スペースもある。
古今東西の食と農が探究できる【東京農業大学】
「食と農」の博物館
住所:東京都世田谷区上用賀2-4-28
電話:03(5477)4033
開館時間:9:30〜16:30
休館日:日曜、月曜、祝日、大学が定めた日
入館料:無料

全国から集められた約3,600点の農機具のうち、数十点を展示。ほかにも日本の酒器や、鶏の剥製標本が約120体展示されるなど、東京農業大学ならではのラインナップ。森林総合科学科があるため、材鑑標本も47種所蔵し、一部を展示。代表的なものに樹齢1,400年の屋久スギや300年の魚梁瀬スギも。さまざまなコンセプトによる展示や講演会、体験学習なども開催し、食と農に関する知識や情報を提供している。

農家の古民家を再現したジオラマ展示。展示温室バイオリウムでは、進化生物学研究所のガイド付きツアー(大人500円、小・中250円)も。
宇宙への興味を抱くきっかけ作りに【京都産業大学】
神山天文台
住所:京都市北区上賀茂本山
電話:075(705)3001
開館時間(常設展・企画展・施設見学)9:00〜16:30(月曜〜金曜)
*土曜は不定期(詳しくは神山天文台HPにて)
(天体観望会)3〜9月19:00〜21:00、10〜12月18:00〜20:00(土曜)
休館日 日曜、祝日、大学の一斉休業日、
入館料 無料

京都産業大学のシンボルでもある神山天文台。常設展示フロアでは、光の性質と、天体望遠鏡の仕組みを体験できる装置や、世界各地から集められた隕石などを展示。決められた土曜日には天体観望会も行なわれ、職員や研究者の解説とともに荒木望遠鏡で天体観望ができるほか、学生有志からなる神山天文台サポートチームによる宇宙の3D映像上映会も観ることができる。

国内私立大学最大口径1.3mの大きさを誇る、荒木望遠鏡。創設者で天体物理学者の荒木俊馬博士にちなみ、名付けられた。
大学生が主体となって水族館を運営!【福山大学】
内海生物資源研究所
マリンバイオセンター水族館
住所:広島県尾道市因島大浜町452-10
電話:0845(24)2933
開館時間:10:00〜16:00
休館日:土曜、日曜、祝日、大学が定めた日
入館料:無料

瀬戸内海に生息する生き物たちに親しみを持ってもらうため、1989年から無料で公開。メインとなる水量150トンのせとうち大水槽には、マダイやコブダイ、シマアジなどが展示されている。福山大学の海洋生物学科が実施している水族館実習や学芸員資格を取得するための博物館実習にも活用され、水族館の運営も学生が主体となって行なうことで、飼育や展示について学んでいる。

研究活動を紹介する展示水槽や、生き物と触れ合えるタッチングプール、地域の河川で見られる生き物なども展示されている。
※構成/大石裕美
(BE-PAL 2025年12月号より)







