
新緑が美しい春は、ハイキングやトレッキングが気持ち良い季節。森の香りを感じながら歩くと心がリフレッシュしますが、それがなぜ気持ち良いのか、意外と考えたことってないですよね。
「森で良い香りだな、と思った時、それはほぼフィトンチッドです」と教えてくれたのは、樹木医の中村雅俊さん。BAUM・ニューバランスのコラボレーションイベントで、フィトンチッドとは何か、中村さんに教えてもらいました。
フィトンチッドとは?木のお医者さん「樹木医」に学ぶ森林浴の方法

2025年4月、ニューバランスRun Hub代々木公園で開催されたBAUM・ニューバランスのコラボレーションイベント。「都会の中での“森林浴”」をテーマに、樹木医の中村雅俊さん、ウォーキングアドバイザーの坂本亜樹さん、モデルの藤井サチさんが登場し、トークショーが行われました。

中村雅俊さんは公園、街路樹、神社のご神木などさまざまな樹木の維持管理を手がける、いわば「木のお医者さん」。例えば天然記念物の桜の健康を保ったり、倒木を未然に防ぎ人々の安全を守ったりと活動しています。トークショーでは心地良い森林浴のキーポイントとなる、森の精気「フィトンチッド」について詳しく教えてくれました。
中村さん「緑のある場所はみなさんリフレッシュできる空間だと思いますが、実は科学的に『フィトンチッド』という成分が関係しています。
樹木は人や動物とは違い、動くことができないので、自分の身を守るための成分を出して、周りの環境を自分で整えるのです。それが『フィトンチッド』です。自然の空気清浄機能は人間にとっても恩恵があり、清潔な空気を吸うことによってリフレッシュできます」

そして緑のある場所に行く、中村さんおすすめのシーズンが春先から夏。新緑の時期は、樹木が1年でもっとも活性化する時期になり、フィトンチッドを自然と感じられます。
中村さん「日本は森林大国なので、今の時期はどこに行ってもフィトンチッドを感じられると思います。もちろん、公園でも」

中村さんによると、特にフィトンチッドを多く発するのは「ヒノキ」や「シダ」といった「針葉樹」。トークショー後はニューバランスRun Hub代々木公園すぐ近くにある代々木公園でウォーキングを楽しみ、中村さんおすすめの木を教えてもらいました。代々木公園は都心にある公園ですが、樹齢50年以上の立派な木と出会うことができます。

中村さん「ヒマラヤシーダーは多くのフィトンチッドを出す木なので、ぜひ近くで深呼吸をしてみてください。また、向かいにあるクスノキは、違うタイプのフィトンチッドを出しています。出しているフィトンチッドのタイプはそれぞれ異なり、ヒマラヤシーダーはリラックス、クスノキは元気をくれるようなイメージです」
森に行けない時も。木々の香りに癒やされるBAUMのアイテム

いつでも山に行ってフィトンチッドを感じたいですが、忙しい時は難しいですよね。家や仕事場でも森林浴を体験できるアイテムとして中村さんがおすすめしてくれたのがBAUM「リフレッシング ボディコロン アクアティック グリーン」。
ヒノキ、バンブー、シダーウッドなど新緑の森を感じるフレッシュな香りのボディコロンです。そして「ダブルプロテクション デイシールド n」は、ひのきの生木の香りが心地良い日焼け止め。SPF50+・PA++++で、トレッキングやキャンプでも活躍します。

ウォーキングではニューバランスのクッショニングシューズ「Fresh Foam X 1080 v14」を体験。やわらかなクッションが衝撃を吸収してくれて、かつ安定しているのでとても歩きやすかったです。
ウォーキングをする時に、ストレスを感じることといえば「ほどける靴紐」。靴紐は結んだあと、写真のように紐と紐の間に入れ込むと、ほどけることもないのでウォーキングに集中できます。これはトレッキングシューズでも応用できるので、アウトドアシーンでもマネしてみたい!
森に行くと、心地良いーーそう感じる理由の一つである「フィトンチッド」。キャンプやトレッキングを楽しんでいる時、木に近づいて深呼吸をすると、よりリフレッシュできるはずです!春〜夏の木々が活性化するこの時期に、ぜひ森林浴を楽しんでくださいね。
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