はじめの一歩!36kgのカヤックを車のルーフに車載するコツとは | アウトドア・外遊び 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2025.03.03

はじめの一歩!36kgのカヤックを車のルーフに車載するコツとは

はじめの一歩!36kgのカヤックを車のルーフに車載するコツとは
カヤックから行う釣り「カヤックフィッシング」は近年広く親しまれるようになりました。

カヤックフィッシングの魅力は誰にも邪魔されない環境や景観、そして釣果への期待などがあります。

そんなカヤックフィッシングに今シーズンから挑戦する私が、初心者ならではの目線で体験やコツをお伝えしていきたいと思います。
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カヤックの第一歩、車での運搬

所有するカヤックやカヌーで遊ぶ場合、必ずと言っていいほど必要になる作業が水辺までの運搬と積み降ろしです。

ほとんどの場合は車で運搬することになりますが、なかでも車のルーフに車載する方法(カートップ)がメジャーです。

今回は重さ36kgものカヤックをルーフへ車載するコツや、おすすめアイテムを紹介します。

必要なアイテム

ルーフキャリア

ルーフキャリアに巻き付けたクッション

ルーフキャリアにクッションなども取り付けると、カヤック本体へのキズの防止や走行中のズレの防止に役立ちます。

横方向にバーを渡す一般的な「ベースキャリア」や、ルーフを広大な荷物スペースにできる格子状の「ルーフラック」など、様々な種類があります。

カヤックリフター

筆者知人の車両。カヤックリフターを取り付ければ車の横方向から簡単に車載できます。

また、カヤックの車載専用につくられた「カヤックリフター」を用いれば作業が簡単になるため大変おすすめです。

荷締めベルト

カムバックル式(左)、ラチェット式(右)

ルーフキャリアへのカヤックの固定に使用します。

ベルトを引っ張るだけで締め付けるカムバックル式は扱いが簡単ですが、締め付け強度ではラチェット式に劣ります(それでもカヤックの荷締めには十分です)。

ラチェット式は強いテンションを掛けられますが、いくらでも強く締め付けられるためカヤックやキャリアを破損しない程度に抑える感覚が大事になります。

おすすめアイテム

車のキズ防止マット

バスマットで車の養生

車好きであれば車載時の擦れは絶対に避けたいところです。

今回紹介する車載方法ではカヤックが車体に強く擦れるため、キズやヘコミを防止するマットは必需品となります。

以前、私は古い毛布を使用していましたが、カヤックのズリ上げとともに毛布も一緒にズレてしまい、車のボディが露わになってしまう悩みがありました。

色々なものを検討しましたが、裏面に滑り止め加工が施されたフカフカのバスマットが、車体の上でズレず、しかもカヤック側の滑りが良いため大変おすすめです。

カヤックの端部の滑り防止マット

カヤックへの滑り防止のゴムマット

マットを丸めることで、さらなる滑り防止効果が期待できます。

地面がよく滑る状況だとカヤックの片側を持ち上げただけでどんどん位置がズレてしまいます。

位置の修正をしながら車に立てかけるのは大変な作業で、力が強くない人だとカヤックや車へのダメージ、場合によってはケガに繋がりかねないと私は感じます。

そこで見つけたアイテムが園芸用ゴムマットです。穴空き構造であることから、カヤックと地面の滑りを効果的に防いでくれます。

車載の手順

①カヤックの片側を車に立てかける

カヤックの片側を持ち上げる

艇後部にラダー(舵取りの板)がある場合は、ラダーに荷重が掛からないように、いったん横に立ててから持ち上げます。

まずはカヤックの片側を持ち上げて車に立てかけます。

この際に気を付けることはケガはもちろん、車へのキズや車両パーツの破損です。

リヤスポイラー

ルーフ後端に取り付けられているパーツがリヤスポイラーです。

車種によってはリヤスポイラーなどの意匠パーツが装備されている場合もあります。

リヤスポイラーやドアバイザーは樹脂製のパーツのため、カヤックなどの重量物を支えると破損する恐れがあります。

横開き式リヤゲートを開いた車

裏技的ですが、横開き式リヤゲートを開けるだけでリヤスポイラーを除けられる車種もあります。

リヤスポイラーが無い車種であれば後ろからカヤックを立てかけても大抵問題ありませんが、そういった樹脂製パーツにどうしてもカヤックが接触してしまう場合はカヤックリフターなどを取り付けた方が良いでしょう。

②立てかけたカヤックの反対側を持ち上げて載せる

立てかけたカヤックの反対側を持ち上げる

カヤックのもう片方を持ち上げ、ルーフキャリアに載せます。

立てかけたカヤックから手を放して回り込む場合は、カヤックが滑って落下しないかよく確認するようにしましょう。

③前後位置を決める

積載したカヤックの前後位置を調整

手を放しても安定し、なおかつ法令違反とならない位置に調整します。

車両からの積載物のはみだし量は法令で決められており、その寸法は前後共に車両全長の10%ずつまでとなります。

カヤック端部から垂らした糸

例えば全長4.0mの車であれば、はみだし量40cm以内に収まる位置に調整します。

不安がある場合は糸をカヤックの端から垂らして確認しましょう。

④ベルトで締め付ける

ベルトで締め付けたカヤック

走行前に揺すってみて十分に固定できているか確認するようにしましょう。

ルーフキャリアにベルトで締め付ければ完了です。

格納したラダーが走行中に落ちてくる恐れがある場合はラダーもベルトで締めておけば安心です。

車載のコツ

①持ち上げる前の置き場所

カヤックを持ち上げる前の置き場所調整

カヤック全体は車に対し斜め、後端を車の真後ろに置きます。

カヤックを片側ずつ持ち上げる方法だと、初めに置き場所をしっかり決めておかないと遠すぎて車に立てかけられない場合があります。

重量のあるカヤックの片側を持ち上げた状態で動かすのは大変なので、車に立てかける位置まで転回する形で持っていける場所にカヤックを置くのがコツです。

②揺すって動かす

ルーフキャリアにクッション材を取り付けると、それが滑り止めの効果も果たすため車載状態でカヤックの位置を動かすのが難しい場合があります。

そんなときはカヤックを軽く揺すると摩擦が軽減され動かしやすくなります。

安全にカヤックを楽しもう

カヤックの魅力は日常では味わえない景観や、エンジンなどがないことによる自然との一体感など数えきれません。

しかし入念な準備をしなければ水難事故や、カヤック運搬中の落下など交通事故の恐れもあります。

天気の確認や、カヤックと車両各部の確認など怠らず、安全なカヤックを楽しみましょう!

志田 こうたろう

アウトドアライター 釣りYouTuber

幼少から釣りに触れていたものの、“趣味としての釣り”をするようになってからは12年。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。クルマ好きで国家2級自動車整備士。

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