突然の停電に備え知っておきたい!災害時に身を守るポータブル電源の活用術
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    2024.12.12

    突然の停電に備え知っておきたい!災害時に身を守るポータブル電源の活用術

    突然の停電に備え知っておきたい!災害時に身を守るポータブル電源の活用術
    自然災害が相次いだ今年、自治体などからの提供もあり、ポータブル電源は多く活用された。その賢い使い方を紹介しよう。

    日ごろからポタ電を使っておくべき理由

    2024年1月、能登半島地震では最大4万戸が、また8月末の台風10号では3万2000戸が石川県で停電した。
     
    能登半島地震直後、被災地にポタ電を無償提供したブルーティ ジャパンのCOO・川村卓正さんが話す。

    「持ち運べるサイズと重さ、価格で考えると、災害用としては容量700〜1500Whがおすすめです。据え置き用なら、2000Wh以上のタイプがベストだと思います」
     
    ポタ電の国内出荷台数は右肩上がりだが、1台ではなく複数台持ちも、災害時には大変重宝するという。

    「重量モデルは持ち運ぶのが大変です。おすすめは700〜1500Whのモデルを複数台用意しておくこと。実際、能登の震災時も停電していない近隣のエリアへ蓄電しにいったという方が多かったようです」
     
    川村さんは停電になった際、優先したい行動を以下のように挙げてくれたが、中でもこれからの寒い季節の停電時に重宝するのが、電気ポットでお湯を沸かして体を温めること。

    「お湯を沸かして保温性の高い水筒に入れておきましょう。電気ポットを使うのには1000W出力以上のポタ電が必要となりますが、500㎖を沸かすための消費電力は、そんなに多くなく暖房器具を使うより、圧倒的に効率的です。また、温かいお湯はケガをしたときの消毒用や、乳幼児の食器の殺菌としても使えます」
     
    毎日使用しても10年持つというハイスペックなモデルが増えているが、「持っているけれども、使うのはごくたまに」という人も多いはず。
     
    ポータブル電源は、ただ保管しているだけでは自然放電で年間10~40%少なくなる。そのため、年に2回はフル充電が必要となる。
     
    いざというときに、50%しか充電されていなかったといった事態にならないためにも、普段からどんどん使い、機能を最大限に活用できるようにすることが大切だと川村さんは話す。
     
    今後30年以内に、70%の確率で起きるとされる首都圏直下型地震。

    「後悔先に立たず」とならぬよう自分に合ったモデルを購入しておき、家の中や、ソト遊びでたくさん使っておこう。

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    能登半島地震時、ブルーティはポータブル電源を石川県庁に届けた。

    停電時に優先すべきポタ電の使い方4

    さまざまな家電を動かすことができるポータブル電源だが、停電になったとき、まずどのような行動をとるのが賢明なのか。ブルーティ ジャパンの川村さんが解説する。

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    そろえておきたい 新しい防災アイテムに!

    優先度1 通信の確保&情報収集のためスマホやPCはきちんと充電

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    家族との連絡や正しい情報を収集する上で、スマホとPCは大事な通信デバイスとなる。ラジオがなくてもスマホやPCで「radiko」の情報を確認できる。

    優先度2 夜間でもすぐに行動できるよう明かりを確保する

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    被災地では家の倒壊や道路の陥没もあり暗闇の中の行動は危険だ。明かりがあることでリスクを回避できるだけでなく、安心感にもつながるという。

    優先度3 体調を崩さないように冷暖房機を使って温度管理

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    冷暖房ともポタ電でエアコンを動かすのは現実的ではない。夏場は扇風機、冬場は低消費電力で長い時間使える電気毛布に利用する。

    優先度4 電気ポットでお湯を沸かして効率的な保温&ケガの消毒用に

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    500㎖を沸かすくらいなら数分なので、消費電力はそんなに多くない。コップ1杯のお湯で、暖房を1時間使用するのと同程度の効果が見込める。

    ※構成/安藤政弘 撮影/小倉雄一郎

    (BE-PAL 2024年12月号より)

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