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ウェーバー(Weber)ってどんなブランド?
70年以上の歴史を持つアメリカのBBQグリルブランド「Weber(ウェーバー)」。世界初となるケトルによる蓋付きBBQグリルはアメリカを席巻し、2016年にはアジアにも進出。分厚い肉でもフタをしてじっくりと焼き上げることができ、世界中の人に愛されている。
▼参考記事
カートのように片手で運べる「Weber Traveler」
Weber(ウェーバー) Weber Traveler
本体サイズは蓋を閉めた状態で高さ94.5cm×幅110.7cm×奥行58.4cm、重さは22kgと軽いとはいえないが、タイヤがついているのでカートのように片手で引くことができる。
使える状態にするのもたたむのも想像以上に簡単!
まず立ち上げるには、ストッパーをはずし、パネル部分を踏む。逆に、折りたたむ場合には赤いレバーの部分を手前に引くと、自動でゆっくりと人がしゃがむような感じでカート部が折りたたまれていく。カート部は急に落ちないように設計されているので、手を挟む心配もない。
また、高温になるグリルは取り扱いの際に注意が必要だが、折りたたむんで触れる部分には赤いパーツが使われているため、感覚的に触れてはいけないようにわかりやすい工夫が施されている。
たくさんの食材を並べて焼ける広いグリルエリア
Weber Japanのセールスマネージャーの田島知英さんによると、バーベキューグリルで一番重要な部分は、実は蓋なのだという。
「この蓋があることで食材から出る香り、蒸気、熱などを循環させて、食材を香り豊かにし、その食感を楽しむときの美味しさをさらに高めます。鉄でできた焼き網を予熱したところに食材をのせると水分や脂がじゅわっと上にあがって蓋の中で香りとともに回ります。そして、この網に少し小山になった部分があることにより、一度肉から逃げた旨みや香りを再び肉に戻すことができるのです。この2つがWeberが70年引き継いできた食材を美味しくする秘訣で、それはWeber Travelerにもしっかりと受け継がれています」
ホーロー加工の鋳鉄製網。2枚に分けられるので、もう片面を別売りのグリドルに変えて使うなど汎用性も高い。
▼参考記事
火起こし要らずの電気グリル「Weber Pulse 1000」
Weber(ウェーバー) Weber PULSE 1000
さらに心強い味方が「Weber Connect」。スマートフォン(アプリ)と連動させることで、レシピの準備から仕上がりまでの全工程をサポート。調理中は、タイマー、温度計の役割もしてくれて、焼き加減や食材を裏返すタイミングをスマホに通知してくれるので、簡単にプロ級の焼き上がりに。
屋外はもちろんのこと、自宅の庭やベランピングでも気軽にBBQが楽しめそうだ。
スロー&低温調理がポイント!使い方を解説
BBQ初心者から上級者まで、料理上手には特にオススメだということを聞きつけて、体験会に参加してきた。
肉の内部が約60度Cまで上がったら、肉を一旦、取り出す。肉に好みのBBQソースをまんべんなく塗って、アルミホイルで包んで再度、直火に当てないようにラックに肉を置き、蓋をして、グリル内の温度が125度Cを超えないように注意しながら、焼いていく。
肉の中心が90度Cになるまで低温でじっくりと加熱するのが、ジューシーに仕上げるポイントだ。
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炭火から蒸し焼き、燻製まで「スモーキージョー」
Weber(ウェーバー) スモーキージョー プレミアム チャコールグリル37cm
焼き、蒸し焼き、燻製と調理が広がる
幅広い調理を可能にしているのが、蓋とグリルの底の部分、2か所に取り付けられた通気口。
しっかりお肉に火を通したい時には、通気口を全開にして高温に。低温で調理したい場合は、通気口を小さくするなど、調理に合わせて、簡単に温度調整が可能だ。
網で焼いてすぐに食べられる「焼き」も良いが、骨付きのお肉や塊り肉など、時間をかけてじっくり火を通す「蒸し焼き」は、出来上がりの美味しさで感動も格別。外は香ばしく、中はジューシーに、お肉の美味しさを引き立ててくれる。
火消壺としても使え、片付けが楽
我が家では調理が終わったら、そのまま通気口を閉じ、火消し壺として使用している。
完全に炭の熱が消えたらそのままにしておき、次回使用する際は、その炭をそのまま使用している。つまり、グリル内の掃除はほぼ行なっていない。 ただし、お肉を焼くと肉汁が落ちる。そこで、お肉を焼くゾーンの下にだけアルミホイルを敷き、調理後はアルミホイルを捨てるだけで済むように、工夫している。
灰の処理についても簡単だ。グリル下の通気口部分より、灰が落ちる仕様になっており、落ちた灰を受け止める皿が付いている。ただし、この皿はグリルに直結しているため、皿の上にもアルミホイルを敷くなどして、使用後、簡単に灰を捨てられるようにしておこう。
グリル内はそのままなので、使用後に洗うのは網と蓋だけ。こちらも汚れが落ちやすい加工がされているため、手入れはとても簡単だ。
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携行もしやすいドーム状グリル「ジャンボジョーチャコールグリル47」
Weber(ウェーバー) ジャンボジョーチャコールグリル47cm
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使いやすく収納性の良い角型グリル「ゴーエニウェア チャコールグリル」
Weber(ウェーバー) ゴーエニウェア チャコールグリル
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