
鍋をつつくにはやっぱり浅型ですり鉢状の鍋がいい
みんなで鍋料理を囲むときは、土鍋のようなすり鉢状の傾斜が付いていたほうが具材をすくいやすい。しかし、アウトドア用のクッカーは、浅いものであれ深いものであれ、ほとんどが寸胴型だ。とはいえ、重く割れやすい土鍋を外に持ち出すわけにはいかない。
蓋は頑丈な耐熱ガラス
ハリオの雪平鍋はIH対応だから家庭用ではあるけれど、アウトドアに持ち出すこともできる。本体は薄手のステンレス製で軽量。蓋はガラスだから重くて割れるおそれがあるが、日本で唯一耐熱ガラス工場を持つハリオだけあって、厚みがあって頑丈にできている(もちろん耐熱仕様)。

サイズは直径28.5×高さ14.4cm、口径22.5cm。満水容量は1900ml。重量は1270g。蓋の持ち手は大きくて握りやすいので、取り落としにくい。
中が見えるので蓋を開けて確認する必要なし
「蓋がガラスじゃなかったらよかったのに……」と思うかもしれないが、このガラスに大きな意味がある。中が透けて見えるから、蓋を開けなくても出来具合が確認できるのだ。気温が低くて風の強いアウトドアでは火力が安定しないので、ただでさえ煮立つのに時間がかかるが、これなら蓋を開けて熱が逃がすことを避けられる。また、このガラス蓋は深いドーム型をしていて鍋にたっぷりと食材を盛ることができるから、途中で蓋を開けて具を足さなくてすむ。蓋が重いから風で飛んだり、ずれたりする心配もない。

山盛りにしても蓋が閉まる。

沸騰すると、蓋の持ち手の中央から湯気が抜ける。蓋に重みがあるので、弱火にしておけば吹きこぼれにくい。

蓋の内側に多少は水滴が付いてしまうが、ガラス越しに食材の煮え具合が見える。

山盛りだった食材も、水分を吸ってちょうどよい量に収まった。
打ち出しなので熱が伝わりやすい
鍋本体のほうは、打ち出し(槌目で叩いたようなデコボコが付いている)の雪平タイプなので、表面積が増えて熱が伝わりやすくなっている。グルッと一周ふちが付いているので、どの向きからでも持つことができ、食材を盛ってから持ち運ぶときに落としにくい。ステンレス製だから錆びにくいのもありがたい。ふだんは家庭のIHヒーターやカセットコンロの上で使えるからお得だぞ。
※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
フタがガラスのIH対応ステンレス鍋 23雪平/HARIO(ハリオ) 6,600円(税込み)