絶対もう一度行きたい! 世界の絶景キャンプ場8
ニュージーランド
NZでも屈指の秘境国立公園
フィヨルドランド国立公園内・クリントン川の畔
ニュージーランドで最も自然が深い国立公園。事前申請が必要なため、ほかのキャンパーと出会うことはほぼありません。ニュージーランドは人を襲う動物がいないので、こんなに自然深くても安全で、至高のソロキャンプを楽しめます。周辺の絶景だけでなく、目の前の清流では60㎝を超える大型マスが簡単に釣れることも最大の魅力!
作家 四角大輔さん
ニュージーランド在住。原生林に囲まれた湖畔で自給自足の暮らしを送る。著書は『超ミニマム・ライフ』(ダイヤモンド社)など。5月新刊(文庫版)が発売予定。
ネパール
標高4,460mの最後の宿泊地
ヒマラヤ マナスルサーキット
マナスルサーキットはグレートヒマラヤトレイルのルート上にあります。標高5,000mを超えるラルキャパスを登り切る前の最後の宿泊地で、ダラムサマの標高は4,460m。簡易的な食堂や備え付けのテントもありますが、自前のテントを張って2日間滞在し高度順応を。運が良ければ、ブルーシープに遭遇できるかも。
フォトグラファー 飯坂 大さん
世界のトレイルを歩いた経験を活かし、撮影だけでなく、旅エッセイも寄稿する。里山の魅力を伝えるための活動も推進中。岩手と埼玉の二拠点生活を送る。
スバルバール諸島
北極圏の世界最北端キャンプ場
スピッツベルゲン島のロングイェールビーン/ノルウェー領
絞るのが難しかったのですが、忘れられない場所のひとつは北極圏にある世界最北のキャンプ場です。シロクマが出るかもしれないから猟銃が携帯義務(レンタルは100ドルもかかる!)で、キャンプ場の対面は万年雪の氷山。1週間泊まりましたが、生きて朝を迎えるだけでも感動できます!
フリーランスデザイナー ワーキングトラベラー
石澤義裕さん 祐子さん
2005年から世界一周をスタート。移住できそうな住みやすい国を探し中。’15年からは軽キャンピングカーで旅を続けている。
韓国
岸壁にある無料キャンプ場
麗水市ケド島 岸壁キャンプ場
ケド島には、韓国の中でも"美しい港町"として有名な麗水市からフェリーで向かいます。階段状に広がっている平坦な岩場が無料キャンプ場になっていて、景色は、まさに絶景。ただし、ペグダウンはできません。平日でも訪れる人が後を絶たない人気スポットです。予約できないのでご注意を。
フォトグラファー 猪俣慎吾さん
料理、アウトドアの撮影が得意分野。その傍ら、キャンプコーディネイトや外ごはん文化を広める活動として「KIPPIS」を主宰する。
スコットランド
スコットランドの魅力を凝縮した場所
スカイ島
霧と突風がハイカーに挨拶をしてくれる"荒野"と呼ぶにふさわしい土地。島の中央を縦断する苔色のトレイルを歩くと、霧の隙間から巨人のような奇岩が何回も顔を出します。夜明けにテントのジッパーを開けて外を見る度に、「今日も歩きたい!」と思わせてくれる絶景だらけの場所でした。
アウトドアプロデューサー
長谷部雅一さん
アウトドアに関するイベント、コーディネイト、運営、研修講師など幅広く活躍中。自然遊びと幼児教育をかけ合わせた著書も執筆する。
アメリカ
美しい高山の町に泊まれる
カリフォルニア州マンモス マウンテン
RVパーク&キャンプ場
ジョン・ミューア・トレイルの補給ポイントであり、サウザンアイランドレイクを始めとする景勝地も日帰り圏内です。中心地からも近く、Wi-Fi、プールなどの設備も充実。おいしいパン屋、アウトドアショップもあってリゾート感覚で楽しめます。交渉次第では料金が安くなる可能性も!
プロハイカー 斉藤正史さん
日本で唯一のプロハイカー。国内外問わず歩いたトレイルの距離は地球半周分以上。地元山形に新しいトレイルを作る活動もしている。
ノルウェー
小さなフィヨルドの中にある秘密のスポット
Grøtfjord Beach
ここはちゃんとしたキャンプ場というより、駐車とキャンプどっちもOKなビーチエリア。小さなフィヨルドの中にあって、夏には白夜、冬にはオーロラが見られる特別な場所。浅い海なので、子供連れの家族にも人気があり、サーフィンもできます。1泊約800円と、比較的低価格なのもうれしいポイント。
モデル・俳優
ヤンニ・オルソンさん
スウェーデン出身のアウトドアガール。俳優、タレント、コラムニストなど多方面で活動する。温泉ソムリエ、焚き火検定の資格あり。
アメリカ
野営するようなワイルド感
ワイオミング州 フリーモント・キャニオン
その名のとおり、キャンプ場付近に岩の絶壁があります。その間には川が流れ、きれいな渓谷も。とにかく敷地が広大で、ワイルドなエリアなのに、トイレが設置されている場所があるのは驚き。焚き火台が設置されていて、釣った魚はその場で調理可能。日本とは違う植生とも出会えます。
剥製師
佐藤ジョアナ玲子さん
フォールディングカヤックで世界を旅する剥製師。弊誌ウェブサイトで連載中。著書は『ホームレス女子大生川を下る』(報知新聞社刊)。
※構成/中山夏美
(BE-PAL 2024年5月号より)