ソーホースブラケットとは?
そもそも、ソーホースブラケットとはどのような部品なのでしょうか。まずは、ソーホースブラケットの概要や、どのようなアイテムが作れるかを解説します。
馬脚を作るための金具
ソーホースブラケットとは、馬脚(ソーホース)を作るための金具です。本来は、のこぎりで角材をカットするための台(木挽き台)を作る金具でした。作った台の形が馬に似ていることから「SAW HORSE BRACKETS」(ノコギリ用の木馬型の台を作るための金具)と名付けられています。
ソーホースブラケットに取り付ける角材のサイズは、2×4インチの『ツーバイフォー』が基本です。2×4は欧米では主流の角材で、DIYでも好まれて使われています。
2×4の他には、1×4や2×2のサイズに適合するモデルも販売されています。
ソーホースブラケットで作れるもの
ソーホースブラケットを使って作れる代表的なものは、簡易的な作業台やテーブルです。ソーホースブラケットで馬脚を作り、天板を固定するだけで簡単にできあがるので、DIY初心者でも挑戦しやすいでしょう。
他にも、ソーホースブラケットを使って以下のアイテムを作れます。
- ハンガーラック
- 物干し
- ブランコ
- ワインラック
- テレビ台
- コーヒースタンド
使う人のアイデア次第で、作れるものは無限に広がります。シンプルながらも、奥が深い部品です。
ソーホースブラケットを使ったテーブルのDIY方法
ソーホースブラケットを使って、テーブルをDIYで作る方法を解説します。準備物も少なく手順もシンプルなので、DIY修行中の人はぜひ挑戦してみましょう。
準備するもの
テーブルを作るにあたり、準備するものは以下の通りです。
- ソーホースブラケット
- 2×4の角材
- 棚板
角材は脚用に加え、天板受けも用意しましょう。上記に加え、下記のアイテムもあると作業がより楽になります。
- ビス
- 紙やすり
- インパクトドライバー
ビスは、ソーホースブラケットを買うと付属するときとそうでないときがあるので、購入時に確認しましょう。角材のサイズは2×4でなくとも特に問題はありませんが、ソーホースブラケットのサイズと合わせる点には注意が必要です。
組み立ての手順
ソーホースブラケットを使ったテーブルのおおまかな作成手順は、以下の通りです。
- 木材をカット
- ソーホースブラケットを取り付ける
- 天板を固定して完成
木材のカットに自信がなければ、ホームセンターでカットしてもらってもよいでしょう。ソーホースブラケットに角材が入りにくいときは、角材を叩くと入りやすくなります。
2×4材をソーホースブラケットに差し込むだけでテーブルの脚として使えますが、よりしっかりと固定したい場合にはビスなどで固定するとよいでしょう。ソーホースブラケットには、あらかじめビス用の穴が設けてあります。
天板受けにLアングルを取り付けてビスなどで固定すると、よりしっかりと固定できます。金具を使いたくないのであれば、ドリルで穴を開けて、ダボを使って固定する方法もあります。
天板にペンキやオイルステイン、柿渋などを塗って、好みの色に仕上げるのもおすすめです。
おすすめのソーホースブラケット【2×4】
オーソドックスな2×4の角材用のソーホースブラケットを、三つ紹介します。製品によって色合いや素材の感じが異なるので、好みに合わせて選びましょう。
FULTON「ソーホースブラケット」
作業台の脚を簡単に作れるソーホースブラケットです。2×4の角材専用で、約10分あれば強固な作業台を作れる手軽さが特徴です。
ブラックの鉄製で、洗練された雰囲気をプラスしてくれます。セットは2個入りで、1セット買えば1台が完成します。より安定感を出したい場合は、2セットを使うのもおすすめです。
ソーホースブラケットがあれば、自宅でのDIYがこれまでになく簡単に、かつ楽しくなります。初心者から上級者まで、幅広い人におすすめです。
- 商品名:FULTON「ソーホースブラケット」
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FULTON
ソーホースブラケット
サイズ(約):横190×縦110×奥100mm、本体サイズ(約):2”×4”の木材用 重量(約):514g(1セット2個
若井産業「トライジョイントブラケット」
多彩なカラー展開が魅力のソーホースブラケットです。6種類のカラーバリエーションから選択できるため、自宅の雰囲気に合わせやすいでしょう。
市販の2×4角材を使用すれば、誰でも簡単にウッドスタンドを製作できます。脚部の製作は特に簡単で、天板やその他の部材と自由に組み合わせて、個性あふれるアイテムを作れます。
国内製造による洗練された仕上がりと、細部にわたるこだわりが特徴です。作業台から棚・ハンガーラック・傘立てまで、アイデア次第で用途は広がります。自分だけのオリジナル家具作りに挑戦したい人は、ぜひ手に取ってみましょう。
- 商品名:若井産業「トライジョイントブラケット」
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EBCO「SAW HORSE BRACKETS」
亜鉛メッキ加工が施されており、さびに強いソーホースブラケットです。市販の2×4角材と組み合わせ、セット内の2個のブラケットで1台の馬脚を製作できます。
大工作業だけでなく、サーフボードのシェイプ台やサイン制作、ベンチ作りにもおすすめです。耐久性の高いガルバナイズドスチール製で、Regular Dutyは約135kg、Heavy Dutyは約180kgの耐荷重を誇ります。
幅広いDIYプロジェクトに対応できるアイテムです。
- 商品名:EBCO「SAW HORSE BRACKETS」
- 公式サイト:商品はこちら
EBCO
SAW HORSE BRACKETS
サイズ:(約)幅9.8×奥行10×高さ10.3cm 重量:約405g(1セット) 耐荷重:約136kg
おすすめのソーホースブラケット【2×4以外】
2×4以外のサイズのソーホースブラケットを探している人に向けて、さまざまなサイズのモデルを紹介します。DIYの幅を広げたい人は要チェックです。
ソーホース・エストラマー「ソーホースブラケット」
耐久性と高級感を兼ね備えたソーホースブラケットです。マットなブラックカラーでさまざまなインテリアにマッチし、スタイリッシュな印象を与えます。
1×4と2×4の木材に対応しており、作業台の脚やラック、自作家具など多彩なDIYプロジェクトに活用できる柔軟性を持っています。異なるサイズ展開で、使う人の創造力を引き出すでしょう。
自宅で簡単に、かつ堅牢な家具を作りたい人は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
- 商品名:ソーホース・エストラマー「ソーホースブラケット」
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八幡ねじ「ソーホースブラケット1×4」
1×4角材に対応した、軽量でスリムなソーホースブラケットです。ブラックとシルバーの2色展開で、部屋の雰囲気に合わせておしゃれな家具を作れるでしょう。
1×4用のソーホースブラケットは、2×4用のものに比べて取り回しがよいのが特徴です。省スペースで配置できるため、簡易的な物置棚やリモートワーク用のデスク、アウトドア用のテーブルなど、多方面の用途に適しています。
DIYの楽しさと創造の幅を広げ、多岐にわたるDIYに対応する汎用性を備えています。どんな空間にもなじむデザインで、DIY初心者から上級者までおすすめです。
- 商品名:八幡ねじ「ソーホースブラケット1×4」
- 公式サイト:商品はこちら
TOOLBOX「ソーホースブラケット 2×2用」
スリムで実用的なソーホースブラケットです。インダストリアルなグレーカラーが特徴で、2×2角材を使って簡易デスクや作業台、店舗什器を作れます。シンプルなデザインながらも、マットな質感が高級感を演出します。
2×2は、2×4よりもスリムな見た目が特徴で、スタイリッシュな家具を作りたい人におすすめです。2個セットで馬脚1脚を作成可能で、さらに複数を組み合わせれば、機能的なデスクやテーブルが作れます。取り付け用ビスが28本付属しており、組み立て・解体もしやすいでしょう。
- 商品名:TOOLBOX「ソーホースブラケット 2×2用」
- 公式サイト:商品はこちら
まとめ
ソーホースブラケットは、角材をはめるだけで簡単に馬脚を作れる、DIYer御用達のアイテムです。馬脚を使って簡易的な作業台を作るのが代表的な用途ですが、アイデア次第で作れるものは広がります。
テーブルならソーホースブラケットと角材、天板があれば作れるので、DIY初心者でも気軽に挑戦するのによいアイテムです。ソーホースブラケットを手に入れ、ハンガーラックやブランコ・ワインラックなど、何を作るか想像を膨らませるのも楽しいでしょう。