東出昌大の山暮らしを追う狩猟ドキュメンタリーほか、この冬注目の映画3選 | ニュース 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • ニュース

    2024.02.13

    東出昌大の山暮らしを追う狩猟ドキュメンタリーほか、この冬注目の映画3選

    狩猟で得たシカやイノシシの肉を食べ、地元に溶け込んで暮らす、東出昌大の生活に密着したドキュメンタリーほか冬に見たい3つの映画をご紹介する。

    CINEMA 01

    ガスも水道もなし。狩猟で得た肉を食す。俳優、東出昌大の山暮らしを追うドキュメント

    『WILL』

    (配給:SPACE SHOWER FILMS)
    ●監督・撮影・編集/エリザベス宮地 
    ●出演/東出昌大、服部文祥、阿部達也、石川竜一、GOMA、コムアイ、森達也ほか
    ●2/16~ 渋谷シネクイント、テアトル新宿ほか全国順次公開

    ©2024 SPACE SHOWER FILMS

    東出昌大

    真っ暗な田舎道。車を止め、道路に置き去りにされたタヌキの亡骸を拾い上げる。居合わせた人から「片づけるの?」と声を掛けられつつ、再び運転席に乗り込むや、「まさか食べるとはいえないよね」と苦笑い――。俳優・東出昌大を追ったドキュメンタリーはそんなふうに始まる。
     
    北関東の山里で家賃ゼロの一軒家に住み、狩猟で得たシカやイノシシの肉を食べ、地元に溶け込んで暮らす。まずはその虚飾を排した暮らしぶりに驚かされる。
     
    彼の狩猟スタイルは、ひとりで忍び寄って鉄砲で獲物を獲る〝単独忍び猟〟。その緊迫した空気、命と対峙する時を経て紡がれる言葉には人を惹きつける力が。それでいてカメラ前の東出は限りなく無防備。追い詰められた日々を赤裸々に語ったと思うと、子供たちの前で獲物をさばいて食育にひと役買ったり、クマ鍋をうまそ~に食べたりする。
     
    俳優としての顔にも迫り、田舎移住の難しさや害獣駆除の問題にまで触れて見応え十分。「山は危険だけど、生きる実感にあふれている」というときの充実した表情。そこに、改めて彼に注目が集まる理由がありそうだ。 

    狩猟中

     

    CINEMA 02

    事故か、自殺か、殺人か? ある転落死の真相

    『落下の解剖学』

    (配給:ギャガ)
    ●監督/ジュスティーヌ・トリエ 
    ●脚本/ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ 
    ●出演/ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネールほか 
    ●2/23~ TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開

    ©LESFILMSPELLEAS_LESFILMSDEPIERRE

    落下の解剖学

    雪山の山荘で男が転落死。作家である妻に殺人容疑がかけられる。現場に居合わせたのは、視覚障害のある11歳の息子だった――。
     
    カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。事件発生時の物音をかき消す音楽使いの奇妙なリズムに惹かれ、一瞬で映画の世界に没入。描かれるのは、ある夫婦の関係が崩壊へ落ちていくさま。ひと筋縄でいかない登場人物、追い詰められた人間同士のどうにもならない袋小路。やがて物語の舞台は山荘から法廷へ、恐るべき深度の人間ドラマへ進む。

    CINEMA 03

    ニカラグア出身の女性監督による初長編映画

    『マリア 怒りの娘』

    (配給:ストロール)
    ●監督・脚本/ローラ・バウマイスター 
    ●出演/アラ・アレハンドラ・メダル、バージニア・セビリア、カルロス・グティエレス、ノエ・エルナンデス、ダイアナ・セダノ 
    ●2/24~ ユーロスペースほか全国順次公開

    ©Felipa S.A. – Mart Films S.A. de C.V. – Halal Scripted B.V. –
    Heimatfilm GmbH + CO KG – Promenades Films SARL – Dag Hoel Filmprooduksjon
    as – Cardon Pictures LLC – Nephilim Producciones S.L. – 2022

    マリア 怒りの娘

    11歳のマリアは母と暮らし、ゴミ収集で生計を立てる。ところが政府はゴミ収集事業民営化を決定。しかも子犬の売買でトラブルを起こした母は、リサイクル施設を営む知人にマリアを預けて街へ。マリアは、帰らない母を探す旅に出る。

    「欲しいものは自分で勝ち取れ」、母に誇り高く育てられたマリアは強い瞳を持つ少女。けれどその目に映るのは途方もない量のゴミの山と、そこを這いずり回らなければ生きられない現実。マリアの内なる世界とナチュラルに融合する。

    ※構成/浅見祥子

    (BE-PAL 2024年3月号より)

    NEW ARTICLES

    『 ニュース 』新着編集部記事

    札幌ドームでサウナに入ってカレーも楽しめるフェスが開催!?「HTB真夏の汗激‼フェス2024」

    2024.07.27

    新会社NOYAMAが掲げる「アウトドアに特化したプラットフォームビジネス」ってなんだ?

    2024.07.24

    アウトドアスパイス「ほりにし」人気の秘密は?種類から使い方まで紹介

    2024.07.19

    パタゴニアが循環型プロジェクト「Worn Wearプログラム」開始!実際に店舗で買取に出してみた

    2024.07.18

    アルプスに生きた男の一生、マダガスカルの死生観…暑~い日は映画を観て世界を広げよう!3選

    2024.07.13

    自然写真家・高砂淳二さんの写真展「PLANET OF WATER」が7月12日から仙台で開催!

    2024.07.08

    明日から一般公開スタート! BE-PALも出展するTOKYO OUTDOOR SHOWの様子を最速レポート

    2024.06.28

    『CAMP with BOOKS』プロジェクトのプレゼントキャンペーンをBE-PAL公式Instagram、Xでそれぞれ開催中!

    2024.06.26