焚き火初心者でも大丈夫!SOTOの焚き火台「エアスタ」で冬キャンプを満喫してきた
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    2024.01.30

    焚き火初心者でも大丈夫!SOTOの焚き火台「エアスタ」で冬キャンプを満喫してきた

    焚き火初心者でも大丈夫!SOTOの焚き火台「エアスタ」で冬キャンプを満喫してきた
    男性って「火いじり」が好きなヒト多いですよね。うちの夫ももれなくそうで、週末が近づくと「よし、今週は焼くぞ!」と思い立ったようにベランダで炭をおこし始めます。私は焼いてもらいたい食材を買ってきてホイッと渡すだけ。まさに「Win-Winの関係」(笑)。

    そんな夫と、「豪快に焚き火がしたいよね?」という話になり、仲間に声を掛けたら3家族が集まりました。年の瀬、房総のキャンプ場で焚き火冬キャンプしてきたよ~、というお話です。

    焚き火初心者の私、さてどうしよう

    キャンピングカーであちこち出掛けて、トレッキング、サーフィン、スノーボードなどアウトドアスポーツは家族で楽しんでいますが、「キャンプ」を純粋にするということがほとんどないわが家です。だから、焚き火っていったい何を揃えたらいいのか、どんなことに気をつけたらいいのか、急に険しい山が目の前にそびえたような怪しい気分に…。

    担当編集のYさんや、「SOTO」の広報の坂之上丈二さん、そしてお世話になったキャンプ場の管理人さんに焚き火のHOW TOをいろいろ教えていただきました。

    焚き火を満喫するのに必要な道具【その1.焚き火台】

    SOTOの焚き火台「エアスタ」

    今回使用した焚き火台はコレ。「あっという間に火が着く!」とウワサの「SOTO/エアスタ」。試しに組み立てたら超簡単。

    多くのキャンプ場では地面を汚してしまう恐れや、火災などによる事故防止のため、直火を禁止している場所がほとんどだそう。なので「焚き火台」は必須です。私のようなドシロウトでも簡単に火が着く焚き火台「エアスタ」を、SOTOの坂之上さんからすすめていただきました。

    ◆エアスタベース

    中央の筒の下から空気を取り込むことで薪への着火が簡単になる“近未来的”焚き火台。別売りのウイング(火床)は簡単な脱着式。収納袋も付いておりコンパクトに収納できます。

    • 価格:15,400円
    • 本体サイズ:
      ベース=幅250×高さ215×奥行き250mm(使用時)、 幅100×高さ215×奥行き340mm (収納時)
      アンダートレイ=幅274×高さ7×奥行き274mm
      フィンキャップ=幅106×高さ42×奥行き106mm
    • 重量:ベース=約1650g、フィンキャップ=約100g、アンダートレイ=約650g

    ◆エアスタウイングL

    サイズはMかLか選べます。今回は3家族で使うのでLサイズに。

    • 価格:8,580円
    • 本体サイズ:幅433×奥行き226mm
    • 重量:約505g

    ベースのみ、ウイングのみでは「焚き火台」として使用できません。シーンに合ったサイズのウイングとベースを組み合わせてくださいね。

    ◆ 問い合わせ先

    焚き火を満喫するのに必要な道具【その2.薪】

    薪使いたい放題のキャンプ場

    「薪無料」の貴重なキャンプ場だったのですが、この1月末で閉館してしまうそう。リピートしたかったのに残念。

    薪はキャンプ場などでふつうに購入すると1束500~600円くらいかかるそう。お金のことを考えず(ケチケチせず)、今回「とにかく焚き火を楽しみたい」をテーマに、「キャンプ場、薪無料」で検索したところ出てきたのが千葉県館山市にある「OUTLAND」だったのです。ただ、1月いっぱいで閉館…。調べればほかにも同様の薪無料な施設はありそうです。

    リアカーで薪を運びます

    リヤカーで薪を運びました。こんなことだけでも楽しい。

    焚き火を満喫するのに必要な道具【その3.トライポッド】

    トライポッド

    焚き火しながら料理するには、「トライポッド」があると便利です。

    「焚き火台」と「薪」さえあれば焚き火は楽しめます。でも、その火を使ってより満喫したい場合、料理ができれば最高ですよね。「トライポッド」はダッチオーブンを吊るして、まるで囲炉裏のように仲間たちと集い、焚き火を眺めながら暖まるだけでなく、火を実用的に活用できます。写真のものはキャンプ場でレンタルしました。

    そのほかに焚き火に必要な道具

    • ガストーチや着火剤
    • 革グローブ
    • 炭ばさみ

    今回は使いませんでしたが、「焚き火シート」や「火消壺」もあれば万全ですね。焚き火をする際には各キャンプ施設の焚き火ルールなどを事前に聞いておくと安心です。

    焚き火台、薪、トライポッドをセット

    焚き火台、薪、トライポッドが整いました。

    着火

    薪をくべて、いざ着火!

    「あっという間に火が着く!」とウワサのSOTO「エアスタ」。本当に一瞬で着火できました。新聞紙や着火剤は不必要でしたよー。大昔、焚き火がうまくいかずに四苦八苦した覚えが。仰いだり、なんやらしたり、「焚き火=難しい」がインプットされた私。でもエアスタならソロ焚き火デビューができちゃうかも(笑)。

    焚き火をする際の注意点

    キャンプ風景

    周りに燃えやすいモノを置かないなど、注意が必要です。

    ◆火に強い服を羽織る

    炭が爆ぜたときに、火の粉が服に当たると穴が開いてしまいます。とくにナイロンはイッパツです。最近はアウトドアブランドのアパレルから耐火ウエアも出ていますが、急には揃えられない。そんなときは手持ちの「綿」や「デニム地」の服でOK。フリースは燃えやすいのでインナーとして着るのが◎。次回は焚き火用の「耐火エプロン」でも買おうかなと思っています。

    ◆ロングヘアにご用心

    髪が長い人は燃えないようにビーニーなどかぶってガードしましょう。

    ◆手元足下は「革」を着用

    皮革製品は火に強いのでグローブやブーツは革のモノを。今回冬だったので足下はしっかり覆っていましたが、夏場ビーサン姿でBBQ、炭が爆ぜて火傷する事故も多いそう。想像しただけで痛い!

    そのほかに当たり前ですが、「火のあと片付けをしっかり」。マナーとして「焚き火台は自宅で洗う」など教えていただきました。

    焚き火料理に挑戦

    ◆焼き芋

    サツマイモ

    ベタですが「焼き芋」を作ってみます。

    次男が幼稚園で掘ってきたサツマイモ。「焼き芋しようね」と、この日のために取っておいたんです。彼との約束が果たせてホッ(笑)。

    濡れた新聞紙とアルミホイルで芋を包む

    濡れた新聞紙でサツマイモを包むとしっとり焼けるそうです。その上からアルミホイルでしっかり包む。

    包んだ芋を火に入れる

    火に初めて触れた5歳児。おっかなびっくり焼き芋を突っ込みます。

    スマホのタイマーを15分でセットしました。火の周りで談笑したり、焼き芋のことは放置です。

    焼き芋のできあがり

    ほくほく美味しい焼き芋のできあがり。

    ホイル焼きは食材の水分や旨みを引き出しますね。野菜が食べられなかったお子さんが、焚き火のホイル焼きで野菜嫌いを克服したという話も聞きました。

    ◆鍋&〆

    焚き火でモツ鍋

    仲間がモツ鍋の具材を持ってきてくれました。

    ダッチオーブンに具材をぶっ込んでぐつぐつ煮るだけの、簡単でおいしい焚き火料理ができました。

    〆のチャンポン

    〆はチャンポンで。あっという間に売り切れです。

    ◆ホットサンドメーカーで「…」!?

    ホットサンドメーカー

    夜も更けたころ、友人のダンナ様がなにやらホットサンドメーカーで焚き火料理。何ができるのでしょう。

    ホットサンドメーカーで作ったツマミ

    完成。なんだと思います?

    みたらし団子に豚バラを巻いたという超斬新なワンパク料理でした。味は…でしたが(笑)、すごく盛り上がりましたよ。

    館山の幸BBQ

    キンメダイ

    館山のスーパーで購入した房総で獲れたキンメダイです。

    せっかく海の傍まで来たのだからと、館山の幸も堪能しました。

    キンメの煮付け

    料理上手な仲間がキンメの煮付けを作ってくれました。美味!

    アワビ

    奮発してアワビも購入。

    シャンパンを垂らすとグニュグニュ動き回り、その姿を見て次男がビビリまくっていましたが(笑)。いやー、お酒が進みます。

    焚き火台のあと片付け

    焚き火台のあと片付けを開始

    ぴっかぴかのステンレスでしたが、一晩でずいぶん使い込んだ感じになりました。

    キャンプ場に火消し壺があったので、そちらをお借りして燃えカスをざーっと。とはいえ、エアスタの特徴として「完全燃焼しやすい」があります。燃えカスや灰はそんなになかったです。片付けの手間が少ないってうれしい。

    ウイングをばらす

    焚き火台を触れるくらい冷えるまで放置したら、ウイングを外していきます。

    焚き火台をバラす

    全部バラすとこんな感じになりました。

    組み立てが簡単なのだから、バラすのも一瞬でした。

    焚き火

    火いじり大好きな夫も満喫。冬に焚き火、こんな楽しいとは。服はめちゃ臭くなりましたが(笑)。

    みんなで火のそばに集まって、美味しいモノ食べたり呑んだり笑い合ったり。急にふっと静まりかえると、パチパチという薪が燃える音が山にこだましていました。オレンジに照らされた仲間たちの顔。焚き火って独特の魅力があると思いました。

    なにより簡単に火が付けられて、組み立てもしまうのもあっという間なエアスタが、私たちの焚き火時間をより楽しいモノにしてくれたのでした。

    私が書きました!
    旅のエッセイスト
    国井律子
    1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ(キャンピングカー所有)、自転車、サーフィン(ショートもロングも)、スノーボード、ファミリートレッキングなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納(整理収納アドバイザー1級資格取得)。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。直近は苦手な掃除をがんばっている。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

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