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    2017.08.08 日本のミライを明るくする!園児野生化計画長谷部雅一

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー
    長谷部雅一
    アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他

    日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.30

    夏休みシーズン、千葉県の保育園の子ども達はスペシャルプロジェクトを開始した。
    この日は特別に、自分たちの保護者を森一番の冒険ルートへ自分たちで案内するのだ。

    颯爽と森の中を進む子ども達。それに反比例するかのように保護者達は「こんなところを歩くの?」と、少し驚いた様子。
    親の不安な声は、子ども達にとってエネルギーの元のようなものだ。冒険ガイドの心に火がつき、よりいっそう激しいコースへと進んでいった。

    子ども達はまず森一番の急斜面にロープをかけ始める。
    そして慣れた手つきでロープを下に投げ落とした

    「おお〜なんか様になっているね!」
    大人達がその流れるようなロープさばきを見て小さな歓声が上がる。
    続いて、そのロープを伝って女の子達が先陣を切って斜面を下りだした。


    「ええ〜!○○ちゃんってあんなこと出来たんだね!」
    次は自分たちだとも知らずに、保護者はカメラ片手に子ども達の雄志を嬉しそうに見ている。
    次々に下る子ども達。そしてとうとう子ども達からこの一言が発せられた
    「はい!つぎママ達だよ。」

    ニコニコ顔と少し引きつった声が何度も森の中に響く
    それを見る子ども達の顔は、満足げだ。

    次はジャングル探検と題して、ブッシュの中を進み始める。

    子ども達にとってギリギリ進める場所は、保護者にとっては難関だ。
    頭には蜘蛛の巣がつき、そして時には四つん這いになって保護者達は子ども達と一緒に森を抜けていった。

    もちろん保護者はこうなることをわかっていた。
    わかっていたけど、野生に身をゆだね進んでいく子ども達が日常の保護者が知っている子ども達とは違い、冒険心と自己肯定感の高さ、そして服の汚れもものともせず森の最奥部にすすんで行く様子が嬉しかったようだ。

    ジャングルを抜け、子ども達のガイディングで無事に田んぼまで出てきたチームは、保護者と一緒に昆虫採集。

    子ども達は、不思議なことに先ほどまでの雄志から180度変わり、すっかり甘えん坊な子どもにもどって昆虫採集を楽しんでいました。
    保護者にとっては、どちらの顔も可愛く、そして愛おしく見えた一日だったのでした。

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー
    長谷部雅一
    アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他

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