福島県の伝統工芸・大堀相馬焼の二次燃焼焚火台!「焚き火鉢」は炭火焼きもできる優れものだぞ | 焚き火・火おこし道具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2024.01.16

    福島県の伝統工芸・大堀相馬焼の二次燃焼焚火台!「焚き火鉢」は炭火焼きもできる優れものだぞ

    最近、二次燃焼焚火台がモンベルやスノーピークなど、多くのアウトドアブランドから発売されている。二次燃焼焚火台の最大の利点は、燃焼効率が高く、煙も少なく灰もほとんど残らないこと。また、少ない薪で大きくきれいな炎で焚火を楽しめることも人気の理由だ。

    そんな中、福島の浪江町周辺で作られる大堀相馬焼の焚火台「焚き火鉢」が発売された。

    「二次燃焼」のしくみ

    二次燃焼とは、燃え残った可燃性ガスである煙と高温の空気(酸素)が、さらに燃焼することをいう。

    二次燃焼のしくみ。

    一般的な焚火は、薪が高温で熱せられて可燃性ガスが発生し、その可燃性ガスが燃焼することによって炎が燃え上がる(一次燃焼)。薪から発生する可燃性ガスの残ったものが煙だが、樹木の種類や、薪の乾燥状態によってどうしても燃え残ってしまう。

    一方、二次燃焼焚火台の多くは、サイドに空洞と上部に穴があり、上部の穴から高温の空気が通り出ることによって、一次燃焼の煙と合わさって燃焼する仕組みになっている。

    小枝や松ぼっくりなど少ない燃料で焚火を楽しめるなど、地球環境を守る意味からもメリットは大きい。

    燃料は小枝や松ぼっくりなど。

    「大堀相馬焼」とは?

    大堀相馬焼は、江戸中期の元禄3年(1690年)に開窯し、相馬藩の保護育成を得て、現在も残る福島県の伝統工芸。2011年の東日本大震災の際に窯が被害に遭い、その上、原発事故の影響で素材の採取ができなくなっていた。一時は陶磁器の命ともいえる土と釉薬(うわぐすり)を失ったという。

    しかし現在は、多くの人の協力によって、代替となる土の発見、釉薬の再現が叶い、20軒以上あった窯元の約半数が各地で窯の再建を果たしている。

    左から 焚き火鉢「栄」「雅」「誉」。

    主製品は、青磁釉による青ひびといわれひび割が器全体に広がった地模様のもの。また、そのほかにも、灰釉、あめ釉、白流釉等も使用されていて、日用品として厚く丈夫という特徴がある。

    調理器具としても活躍する「焚き火鉢」

    今回発売された「焚き火鉢」は、バーベキューコンロやミニ七輪としても簡単に使用でき、炭火での高火力調理器具としても活躍する。

    炭火焼きとして使う場合。

    底に水を入れることで、底の温度上昇を抑え、テーブル上での使用も可能だ。火床で加熱されることで、底に張った水が水蒸気となり、上昇気流が上部の二時燃焼孔より吹き出し、食材が焦げ付きにくく、ふっくらと焼き上がる。炭火での水蒸気調理で、外はパリパリ中はふっくら。遠赤外線効果もあり、焼き色もきれいだ。

    もちろん、焚火台としては、強力な二時燃焼の炎で短時間にお湯などを沸かすことができ、キャンプストーブとしても活躍してくれる。

    純国産のMade in 福島

    2011.3.11の東日本大震災で被災した大堀相馬焼。伝統的なデザインと先進的なテクノロジーが融合した「焚き火鉢」は、アウトドアで活躍する新しいアイテムとして、応援したい。

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