ダイソー湯たんぽのアウトドアでの実力は?セリアと3COINSの湯たんぽとの比較も | 防寒ギア 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2024.01.07

    ダイソー湯たんぽのアウトドアでの実力は?セリアと3COINSの湯たんぽとの比較も

    ダイソー 湯たんぽ

    筆者私物。

    冬の数ある防寒対策の中でも、古くから愛され続けている「湯たんぽ」。

    じんわりと、それでいて力強く温めてくれる湯たんぽは、アウトドアでも大活躍。

    寝袋に入れたり、抱えたり、車中泊で使ったりなど、様々なアウトドアシーンで活躍してくれる優れものです。

    そして今や、湯たんぽはアウトドアユーザー御用達の100円ショップでも手に入るようになりました。100円ショップ各ブランドは、それぞれ個性のある湯たんぽを販売しており、保温力や携帯性などで違いを見せています。

    今回は、そんな冬キャンプの強い味方である湯たんぽの中から、100円ショップ「ダイソー」で手に入る湯たんぽをご紹介します。

    ダイソーの湯たんぽの基本スペック

    サイズ展開と種類

    ダイソー 湯たんぽ

    カラーはホワイト。

    2023年12月の執筆時点でダイソー公式サイトによれば、ダイソーで入手できる湯たんぽは610mlのものと1.7Lのものの2種類となっています。

    価格は610mlが税込み550円、1.7Lが税込み660円です。どちらのサイズも、本体はポリエチレン製です。

    1.7Lサイズは容量が大きいため就寝をはじめとした長時間の保温、610mlサイズは短時間の滞在や座りながらの作業時の保温に向いています。

    ダイソー 湯たんぽ

    片手で持てるコンパクトサイズ。

    ちなみに、筆者は610mlサイズを以前から保有しております。こちらは、片手で持てるほどのサイズ感です。

    1.7Lサイズであれば長時間使えますが、アウトドアで使用する場合は湯沸かしや水の持ち運びという制限があります。

    そのため大きめのケトルなら一度で満量を沸かせられ、持ち運びもしやすい600mlサイズを選択しました。

    カバーは付属?

    ダイソー 湯たんぽカバー

    モコモコの生地と湯たんぽの相性は抜群。

    ダイソーの湯たんぽにはカバーは付属していません。そのためカバーは、別途用意することになります。

    専用カバーがなくてもタオルやウェアに包んでカバー代わりにする手もあります。しかし、カバーはかさばらない、扱いやすい、火傷の危険性を回避できる、といった理由から専用カバーを用意しておくのがおすすめです。

    サイズにあったカバーがダイソーで数種類販売されていますので、本体を入手する際には一緒に購入すると良いでしょう。

    どこの売り場で売っている?

    シーズン中は季節物のコーナーやレジ近くに陳列されています。

    とても人気のあるアイテムの様で、先日筆者がダイソーに行った際も沢山並んでいました。

    ただし、シーズンが終わりに近づくと販売が終わってしまう可能性もありますので欲しい方は早めに購入しておくのがおすすめです。ダイソーのシーズン物は、入れ替わりが早いので要注意です。

    値段400円って高いの?安いの?

    ダイソー 湯たんぽ

    広口で注ぎやすい。

    先にも述べた通り、ダイソーの湯たんぽは610mlサイズのものは税込み440円で入手できます。

    400円で610mlの湯たんぽが売られているのは、正直見たことがありません。

    同容量でネット検索しても、筆者が調べたところでは400円程度で購入できるものは見当たりませんでした。

    ダイソーは店頭で購入すれば送料もかかりませんし、湯たんぽとしてはとても安い値段と言えるでしょう。

    尾上製作所が製造しているって本当?

    ダイソー 湯たんぽ

    本体下部には尾上製作所の文字。

    ダイソーの湯たんぽは、コンロから着火剤まで、豊富なアウトドア用品を取り扱う「尾上製作所」が手がけています。アウトドアファンなら、ご存知の方も多い会社ですよね。

    尾上製作所はアウトドア用品だけでなく、もともと昔ながらのトタン湯たんぽ、ポリエステル製の湯たんぽ、そしてゴム湯たんぽを製造しています。

    今回紹介している、ダイソーから発売されている湯たんぽにも尾上製作所のマークがしっかりと入っています。

    そんな尾上製作所の湯たんぽがリーズナブルな価格で入手できるのです。改めて、「本当にこの価格で良いのかな」と驚いてしまいます。

    ダイソーの湯たんぽをアウトドアで使ってみた

    ダイソー 湯たんぽ

    海岸でテスト。

    実際に、ダイソーの湯たんぽ610mlサイズをアウトドアで使ってみました。

    12月初旬で寒さも本格化してきた時期。防寒対策をしていなければ、かなり辛いものがあります。

    湯たんぽに熱湯を入れて抱いてみたところ、カバーを通して湯たんぽの熱がじんわりと肌に届き、眠気を誘うような温かさをすぐに感じることができました。

    このぬくぬくした温かさが湯たんぽの魅力であり、一度抱いてしまうと離れられなくなります。

    温度をどのくらいキープできるか?

    ダイソー 湯たんぽ

    キャップは水漏れをしっかり防いでくれました。

    熱湯を入れてから4時間後、まだほのかに温かさを保っていました。

    ただ、寒い時期のアウトドアなのでさすがに温かさは大分落ちついてしまっていました。

    環境にももちろんよりますが、12月初旬のアウトドアで湯たんぽだけで暖をとるには、筆者の感覚では2〜3時間程度まで。

    以降はリラックスする程度で使うか、沸かし直して再度温めるのが良いでしょう。

    使ってみて分かった便利なところ

    モンベル 寝袋

    湯たんぽがあると温かい寝袋にすぐ潜り込める。

    実際に使ってみて、湯たんぽは体温を生地で保持してくれるダウンや化繊との相性が良いことがわかりました。

    ウェアの中で湯たんぽを身体に当てて温める使い方もいいですが、例えばダウンや化繊の寝袋に寝る少し前から入れておく、という使い方もおすすめです。そうすれば、寝袋の中をすぐに入眠できる快適な温度にしておけます。

    筆者は冬キャンプ時、寝袋が体温で温まるまでの時間が結構しんどいと常々思っていたので、この使い方を発見してからというもの、快適になりました。

    100均の他社の湯たんぽとの違い

    セリア「ソフト湯たんぽ」(税込み110円)

    セリア 湯たんぽ

    手のひらサイズで1時間程度保温してくれる。

    ダイソーと同じく全国展開する人気の100円ショップ・セリア。

    セリアには、容量150mlのハンディサイズの湯たんぽがあります。

    容量が少ないと保温時間は短めですが、アウトドアでは湯沸かしの時間を短縮できるので便利です。

    小さいサイズなので、座ってくつろいでいる時に手元に置いておくのにちょうど良いです。

    3COINS「蓄熱式湯たんぽ:Mサイズ」(税込み2,200円)

    3COINS 湯たんぽ

    家庭用や車中泊でおすすめ。

    リーズナブルな価格で多彩な生活用品からレジャー用品等を扱う3COINSには、熱湯を入れずに使える湯たんぽがあります。

    3COINS 湯たんぽ

    両サイドから腕を入れられる。

    「蓄熱式湯たんぽ:Mサイズ」は、蓄熱時間7分〜15分程度で最大6時間使用できるという実用的な性能を備えていて、付属のポケットは手指を温められるハンドウォーマーとなります。

    熱湯を使わないのでお湯を沸かす必要がなく、寒い時期のアウトドアでは重宝するアイテムとなるはずです。

    ただし、蓄熱するためには電源が必要です。そのため、この蓄熱式湯たんぽを使うためには、W(ワット)数などが対応しているポータブル電源を持っていくか、付近で電源を使える環境が必要なので購入の際は要注意です。

    または自宅で蓄熱して、日帰りのデイキャンプで使用するという方法もありますね。

    このようにやや制限付きではありますが、条件が整えば手軽に使用が可能なのでアウトドアでは魅力的なアイテムと言えるでしょう。

    ダイソーの湯たんぽでポカポカ快適なアウトドアを!

    ダイソー 湯たんぽ

    白いカバーにすれば普段使いから仕事にも。

    適度な保温力とアウトドアの使用にも最適な持続力を持つ湯たんぽ。

    ダイソーのコストパフォーマンスの高い湯たんぽを使えば、デイキャンプから数日のキャンプ、車中泊といった多彩なキャンプスタイルでポカポカ快適なキャンプを楽しむことができます。

    事前に寝袋に入れておけば寝る時にはすぐに夢の中へ誘ってくれたり、使い方次第で活躍の場も広がります。

    ダイソーの湯たんぽを、ぜひアウトドアで使ってみてください。

    筆者プロフィール
    私が書きました!
    アウトドアライター
    北村一樹
    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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