日本初のグランピングリゾート「星のや富士」では2024年2月25日までの期間、冬の森で焚き火とともに過ごす「冬グランピング」を開催している。滞在の始まりにグランピングマスターと火をおこし、火とともに屋外での滞在を楽しむ。自分でおこした火を使う楽しさとワクワク感を存分に味わうことができそうだ。
冬を避ける人にこそ知って欲しい!冬アウトドアの魅力とは?
澄み切った心地よい空気や、気温が低いからこそ感じられる木漏れ日のあたたかさ、葉が落ちて樹形がくっきりと浮かびあがった木々が織りなす森の美しさなど……。冬だからこそ感じられるアウトドアの魅力はたくさんある。アウトドアに慣れていない人は寒い冬を避ける人も多いが、冬の魅力を伝えたい。そんな想いから星のや富士では6年前より「冬グランピング」を開催している。
6年目となる今冬は、自身でおこした火を使ったアクティビティや食事などのコンテンツを提供。寒い冬に敢えて屋外で過ごすことで冬の自然の魅力を体感するとともに、特別な思い出づくりをしてほしい。そんな想いが込められている。
「冬グランピング」滞在スケジュール
チェックイン後にまず行うのは、火をおこす為の素材集め。富士北麓の豊かな森の中に位置する星のや富士は様々な木に囲まれており、その木々の葉や樹皮などは、天然の着火剤として活用することができる。森から素材を集めて薪を割り、森の中にある焚き火台で火おこしを体験。素材集めから火おこしまでは、アウトドアに精通したグランピングマスターがサポートするので、初めてでも安心だ。
自身でおこした焚き火を囲み、アペリティフタイムへ。スパークリングワインを味わいつつ冬野菜とチーズを使用したアヒージョを焚き火で調理。だんだんと夜に染まっていく冬の森を楽しむ。
夕食はワインやフルーツを使用した星のや富士オリジナルの割り下で鹿肉と猪肉を味わう「焚き火ジビエすき焼き」。冬のジビエは厳しい寒さを乗り越えられるように、たっぷりと栄養を蓄えているため、他の季節に比べても脂がのって旨味が増すそう。焚き火で調理した野趣あふれるすき焼きで、冬の森の恵みを味わう。
夕食を楽しんだ後は、焚き火を囲む「ゆらぎのひととき」で一日を締めくくり。焚き火でハーブを燻して香りを楽しみながら、薪がはぜる音を聞き、冬の静かな森の夜を楽しむひととき。森の夜を堪能したら、焚き火を落とす前にオイルランタンに火を移し、オイルランタンをキャビンへ持ち帰る。そして翌日再度焚き火をおこすまで灯し続けるのだ。
翌朝は朝の澄み切った空気をまとう森に入り、焚き火とともに新しい1日がスタート。心地よい冬の寒さを感じながら、前日にオイルランタンに移しておいた火を火種に、焚き火をおこす。
朝食は焚き火で作るブレッドボウル。ダッチオーブンに丸型のパンを入れてシチューを注ぎ、焚き火を使って全体を焼き上げる。朝食後にはたっぷりのスパイスを入れて焚き火で煮込んだチャイで一息。木漏れ日の暖かさを感じ、小鳥のさえずりに耳を傾ける時間だ。
プログラムの最後に行うのは、森の素材で鑑賞用の炭をつくる体験。星のや富士の森から採取した小枝や松ぼっくりなどを容器に入れて、蒸し焼きにするように火を入れることで、形状を維持したまま炭化させることができる。滞在をともに過ごした火を炭に変えて、冬の思い出とともに持ち帰ろう。
「冬グランピング」概要
期間:2023年12月1日~2024年2月25日
料金:1名60,500円(税・サービス料込)*宿泊料別
含まれるもの:焚き火おこし、焚き火アペリティフ、焚き火ジビエすき焼き(夕食)、ゆらぎのひととき、焚き火ブレッドボウル(朝食)、焚き火チャイ、森の炭づくり
定員:1日1組(1~3名)
対象:満20歳以上の宿泊者
予約:公式サイトにて7日前まで受付
備考:仕入れ状況により料理内容が一部変更になる場合があります。天候などの状況により内容を一部変更、中止する可能性があります。