自分に合ったボードウェアの選び方
ボードウェアは一般的に、レンタルよりも購入する方が、おしゃれなものが多い傾向にあります。しかし、デザイン以外にも注目すべきポイントがいくつかあるので、詳しく見ていきましょう。
ボードウェア選びのポイント
つなぎ?セット?求める機能でタイプを選ぶ
ボードウェアの種類は、以下の三つです。
- セパレート
- つなぎ
- 上下セット
『セパレート』は上下別々のタイプで、デザインを自由に選べるのが特徴です。おしゃれさを重視する人にはうってつけのタイプでしょう。ただしジャケットとパンツがつながっていないため、すきまからの雪の侵入や防寒対策が重要です。
『つなぎ』は上下が一体になっているタイプです。色が統一されており、ウェアの中に雪が入りづらくなっています。ただし着脱が面倒で、トイレの際に不便を感じることがあります。
『上下セット』はジャケットとパンツがセットになっているタイプで、初心者におすすめです。コーデを気にする必要がなく、無難に着こなせるのが強みです。
防水透湿性能をチェック
ウェアの防水性は『耐水圧』が1万mmあると安心です。耐水圧とは、水分が生地に染み込むのを防ぐ力の数値のことです。耐水圧1万mmは大雨でも耐えられる水準のため、急な天候不良に見舞われたときも体を雨雪から守ってくれるでしょう。
『透湿性』とは、ウェア内の水分を外に逃がす性能のことで、ウェア内部の蒸れを防ぐ能力を意味します。透湿性は5,000〜1万g以上を目安にしましょう。
有名な防水透湿素材はゴアテックスです。少々高価ですが、品質を重視する人におすすめです。
雪山で便利な機能をチェック
ボードウェアには、以下の機能があると便利です。
- パウダーガード・ハンドゲーター
- ベンチレーション
- ポケット
- フード
『パウダーガード』とは、ジャケットやパンツにある、雪の侵入を防ぐよう二重構造になっている部分のことです。『ハンドゲーター』は、袖から伸びている手を覆うグローブのような装備で、袖からの雪の侵入を防ぎます。
『ベンチレーション』はジャケットの脇や胸の部分にあるファスナーのことで、開閉することで湿気を逃がせます。
『ポケット』はあればあるほど便利です。財布やスマホなどの貴重品を入れられるポケットや、リフト券を入れられるものなどが付いているかもチェックしましょう。止水ファスナーになっていると、中身を守れて安心です。
急な雨や風から体温を守れる『フード』は、ヘルメット対応のものだとより便利です。
【セパレート】おすすめのボードウェア
まずは上下が別々でそろえられるボードウェアを紹介します。組み合わせを自分で考える必要がありますが、自分だけのおしゃれな着こなしができるため、考えるのが楽しくなるでしょう。
モンベル「パウダーグライド パーカ」
左胸のロゴのワンポイント以外は無地のシンプルなデザインで、着こなしの幅が広がるジャケットです。『ウィンドストッパーファブリクス』と独自技術の『エクセロフト』を搭載し、高い防水透湿性や保温性を確保しています。
ウィンドストッパーファブリクスとは、冷気を遮断しつつも防水性と透湿性を両立するゴアテックスの素材です。エクセロフトは3種類の繊維を混紡することで、保温性とはっ水性・速乾性をかなえたモンベルの独自技術です。
ポケットは左胸や左袖のチケットホルダーを含む6カ所あり、シンプルながら高い機能性をそなえています。
モンベル パウダーグライド パーカ
サイズ:S
ザ・ノース・フェイス「RTG ゴアテックスビブ」
ゴアテックスを搭載したユニセックスのビブパンツです。ビブパンツとはオーバーオールのパンツのことで、転倒しても雪がウェア内に入りにくいことから人気のアイテムです。
本製品に採用されているゴアテックスは表地・裏地・メンブレンの3層構造になっており、基本の2層よりも透湿性を高めています。
生地には70デニールのリサイクルナイロンを使用しており、転倒時に地面にこすりつけても簡単に破れにくくなっています。両胸と両ももにポケットが付いており、ジャケットと併せて収納性を高めているのもポイントです。
ザ・ノース・フェイス RTG ゴアテックスビブ(ユニセックス)
サイズ:WS~WL、S~XXL
まとめ
おしゃれなボードウェアで滑ることは、スノーボードの楽しみの一つです。おしゃれなものを選ぶのが第一ですが、機能性にも目を配りましょう。ボードウェアに求められるのは防水透湿性をはじめ、雪や水分の侵入を防ぐ能力です。
リフト券やスマホなどの貴重品が入れられるポケットも要チェックです。デザインと機能性に優れた1着を見つけ、スノーボードを楽しみましょう。










