デイキャンプや日帰り登山を経験したので、次はテントで一泊してみたい……。
そこでいざテントを選ぼうと思ったとき、種類が多すぎてどれがいいのかわからず迷ってしまう、という方は多いのではないでしょうか?
そこで初心者の方におすすめするのは、ライペン(RIPEN)の「エアライズ2」です。
ライペンは、国内メーカーであるアライテントが展開するブランドで「ヒマラヤでもウラヤマでも」をモットーに、あらゆる環境に対応できるような優れた山岳アイテムを製造・販売しています。
今回は、そんな国産テントのベストセラー「エアライズ2」を紹介していきます。
エアライズ2の特徴
テントの種類
テントには様々な種類がありますが、大きく分けると
- 自立式…テント単体で立つ
- 非自立式…ロープやポールが必要
に分けられます。
さらにこれらは、
- シングルウォール…本体のみで構成、設営が楽。ただし結露しやすい。
- ダブルウォール…本体とフライシートで構成。結露しにくい。
に分けられます。
エアライズ2は自立式、そしてダブルウォールのテントになります。
重量と安心・快適のベストバランス
![エアライズ2](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9369.jpeg)
左上から「グランドシート(別売り)」「ペグ」「本体」「フライシート」下が「フレーム」。
エアライズ2は、本体+フレーム+フライシートの重量が1550gと、軽量な部類には入りますが、今流行りのUL(超軽量)テントではありません。
しかし、一方で生地が厚く充分な強度があるため、破れにくく安心感があります。
さらにダブルウォールテントなので結露しにくく、結露で寝袋がびしょ濡れになるなんてことが起こりにくく、快適にテント泊ができます。
従って、エアライズ2は適度なバランスがある初心者にピッタリのテントだと言えるのです。
破損に強いスリーブ式
![エアライズ本体上部のスリーブ部分](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9471.jpeg)
本体のスリーブにフレームを通します。
エアライズ2は、本体のスリーブにフレームを通す設計になっています。
この構造は、風などによる力をポール全体で受けてくれるため、力を点で受ける吊り下げ式の構造に比べて、破損に強いと言われています。
また、設営もシンプルなので、その点においても初心者にも扱いやすいテントだと思います。詳しい設営方法は後ほど。
ソロでは贅沢、2人でも十分な広さ
![エアライズ2](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9457.jpeg)
マットを敷いても十分なスペースを確保。
テント内部の寸法は、長さ210cm・間口130cm・高さ105cmとなっているので、ひとりで眠るには十分なスペースです。
マット、シュラフを置いて、横にザックを置いてもまだまだスペースはあります。
![エアライズ2の内部](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9469.jpeg)
2人でも十分なスペースです。
私はいつもひとりで利用していますが、マットとシュラフを並べても十分なスペースが取れるので、デュオでの利用も問題ないと思います。
エアライズ2は「2人用(最大3人)」とされていますが、個人的には3人では少し狭いと思います。。
国内メーカーならではの手厚いアフターケア
日本が誇るテントメーカーのアライテントは、もちろんアフターケアもバッチリ。
私も一度このエアライズ2の修理を頼んだことがありますが、電話できちんと話を聞いてもらい、しっかりと修理してもらうことができました。
何かあった時にきちんと対応してくれるのは、本当に安心でありがたいです。
ノウハウが詰まった作り
アライテントは50年以上テントを作っているメーカーで、エアライズ2はこれまで培われ同社のノウハウが詰まった製品といえます。
ここからは、細かい点ですがこだわられた「作り」を紹介していきます。
入り口はメッシュにもなる
![エアライズ2](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9449.jpeg)
入り口はメッシュになり、フライシートも開放のまま固定可能。
入り口は網戸にすることができ、フライシートもループを使って固定できるので、夏の暑い夜には風通しも良くなり重宝します。
内部にはメッシュポケット
![エアライズ2](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9454.jpeg)
テント内にもうれしい配慮が!
本体の内側にはポケットがついているので、小物はここに入れておくといいでしょう。
スマホや時計、メガネなどを入れておくのにちょうどいいサイズです。
天井の便利なループ
![エアライズ2](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9427.jpeg)
5つのループを便利に活用できる。
本体の天井には5つのループがついています。
ランタンを吊るしたり、ロープを張って手ぬぐいなどを干したり……。また、別売りのギアハンモックを使って収納スペースを増すこともできます。
メッシュにもなるベンチレーター
側面には換気用のベンチレーターがついているので、室内の換気や温度調節が可能です。
開閉はもちろん、メッシュにすることもできます。
前室は十分な広さ
エアライズ2の前室はそこまで広いとはいえませんが、靴や濡れものを置いたり、クッカーを使ってお湯を沸かしたり、簡単な調理なら可能なくらいはあります。
テント設営は初心者でも簡単
エアライズ2は先述した通り、設営が簡単です。
まずは本体を広げます。私は基本的に別売りのグランドシートを広げて、その上に本体を広げています。
![エアライズ2](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9422.jpeg)
スリーブはひっぱりと接続部がはずれてしまうので、必ず押して入れること。
本体のスリーブにフレームを入れていきます。フレームは引っ張ると抜けてしまうので、必ず押して入れてください。
![自立したエアライズ本体](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9404.jpeg)
フレームを立てるとこんな感じに。
フレームをフレーム受けの穴に入れると、テントが立ち上がります。
![エアライズ2](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9431-1.jpeg)
フライシートを被せます。
フライシートの頂点と、出入り口を本体に合わせます。
フライシートの入り口側のリングをフレームの端に入れ、奥側のバックルを本体に挿入します。
![エアライズ2](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9445.jpeg)
ペグダウンもしっかりしましょう!
ペグダウンして、ガイライン(はり綱)を張れば設営完了です。
設営場所にもよりますが、私はペグが打てない場所などでは石にガイラインを巻きつけたりして固定しています。
最初は手間取るかもしれませんが、慣れれば15分程度で設営できると思います。
さあ、エアライズ2で憧れのテント泊に!
![エアライズ2](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/11/IMG_9768.jpeg)
こんな場所にも張ってみました。
このようにバランスに優れたエアライズ2ですが、実は私が初めて買ったのもこのテントでした。
エアライズ2を使ってみれば、テント泊が好きになるはずですよ。
![](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/02/Prof.png)