オフィスビルや学校に必ず常備されている消防ホースは、定期的に交換され、未使用のまま廃棄されるものが多いということをご存知だろうか。特殊な繊維で作られて頑丈なため、再利用するにも相当の技術が求められる。消防ホースの扱い方を3年かけて研究してリサイクルしたのが、長野県岡谷市のDesign Store Takajinが展開するブランド・ファイヤーホースプロダクツだ。代表の中居孝仁さんは、15年来の革鞄職人。「設置業者さんが回収したものを引き取り、革用の工業ミシンで縫っています。」と話してくれた。
36周年コラボ商品は、対磨耗性に優れたホースの内側を外面にし、ビーパルらしくグリーンのテープで縁取った。量産が難しい商品のため、用意できる数も限られる。