汗をかいても肌をドライに保つアンダーウェアは現在「ドライレイヤー」と呼ばれ、多くのアウトドアブランドから発売されている。登山やトレイルランニングなど運動量が多いアクティビティにはぴったりのアイテムだ。そんなドライレイヤーを最初に開発したのは「finetrack」だ。
その「finetrack」から、冬のアウトドアに最適な「ドラウトソル ネックウォーマー Limited」が発売された。

finetrackから発売された「ドラウトソル ネックウォーマー Limited」。
「ファイントラック」の素材開発力から生まれたネックウォーマー
神戸市に本社を置く、日本の国産アウトドアブランド「finetrack」。国内大手総合アウトドアメーカーなどで企画開発30年のベテランと、長年アウトドアを実践してきた有志が集まり、国内ベンチャーとして2004年1月に創業。素材開発からこだわるモノ創りを行っている。
今回発売された「ドラウトソル ネックウォーマー Limited」も、厳冬期に対応する保温力と、厚手生地とは思えない速乾性を備える生地を採用。ハイテク素材で、しっかり温かく、雪や汗で濡れても安心。耐久性も備えたものになっている。
雪山トレッキング、スキー・スノーボードや自転車ツーリングなど、厳冬期のアクティビティのほか、日常使いにも活躍しそうだ。
「ドラウトソル ネックウォーマー Limited」5つの注目点をチェック!
それでは、ネックウォーマー「ドラウトソル ネックウォーマー Limited」の5つの注目ポイントを見ていこう。
(1) 安心の温かさ

finetrackのミッドレイヤーの10段階保温レベルで「6」の温かさ。
厚手で、内側がモコモコと「立毛」した生地で、finetrackのミッドレイヤー「ドラウトソル」と同様の素材が使われている。温かさに加え、安心の保温力を持つ。
(2) 温かさが持続する「立毛」素材

ヘビーユースしても、しっかり温かい。
繊維一本一本が独立して立ち上がり、密集してかさ高性をつくる「立毛」技術が駆使されている。そのため、フリース生地に代表される「起毛」と比べ、着用や洗濯を繰り返しても繊維が脱落しにくく、へたりにくい。

起毛と立毛の断面図比較。
(3) フィットして温かさを逃さない

風が強い際などは、口元まで覆えるネックウォーマーはいい。
襟元にカーブを描くパターンを採用。フィットして温かさを逃がさず、冷気が侵入しにくい工夫がされている。

ネックウォーマーの寸法。
口元や鼻まで覆える長めの設計で、ずり落ち軽減やフィット感調整用のアジャスター(コード)付き。

アジャスターで温度の上げ下げが調節できる。
(4) 驚くほどの速乾性

温かいだけじゃなく、ドライ性能も備えたネックウォーマー。
「ドラウトソル」は、厚手なのにスムーズな吸水・拡散を実現したfinetrackオリジナル素材が特長だが、「ドラウトソル ネックウォーマー Limited」も、春夏用の薄手ベースレイヤーに匹敵する速乾性を備える(当社試験)。
雪で湿っても、ハイクアップで汗をかいても、素早く乾く。
(5) 環境への配慮

高機能を実現するために採用した「立毛」技術は、環境負荷の軽減にも貢献している。
「立毛」の構造は、繰り返しの洗濯や着用でも繊維の脱落が起きにくく、一般的なフリース(起毛素材)と比較すると、マイクロプラスチック発生量を大幅に削減できるという。
アウトドア用品は、化学繊維を用いて高機能を実現することが多いが、設計にあたっては、環境への配慮とスペックを両立できるよう工夫がされている。
汗戻りによる汗冷えには万全の対策を
登山では、想像以上に大量に汗をかいてしまうもの。
finetrackによると、「体重60kgの登山者が6時間行動した場合の汗の量は、約1800ml、7時間行動であれば、約2100ml」で、「雨の日の登山も、同じように汗をかく」一方、「山では高度1000m上がると、気温が6℃下がり、風速1 mで体感温度が1℃下がる」そう。
そんな汗冷えには、充分に準備して登山などのアクティビティに臨みたい。
商品概要

手前がオリーブ、奥がネイビー。
価格:3,080円(税込)
サイズ:FREE
カラー:ディープネイビー、オリーブブラウンの2色
販売:finetrack直営店、公式WEB STORE