ついにオフライン地図が搭載!「アマズフィット」の新作スマートウォッチの性能はいかに!? | 時計 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.09.07

    ついにオフライン地図が搭載!「アマズフィット」の新作スマートウォッチの性能はいかに!?

    時計を見ているところ

    中国発のスマートウォッチブランド「アマズフィット(Amazfit)」は、今までの世界出荷台数の合計が2億台を超え、スマートウォッチ市場で上位にランクインする有名ブランド。今回は、先日に発売したアウトドア向けの新商品が発売されたので、実際のフィールドで使った感想を紹介する。

    第4弾となるアウトドア向けスマートウォッチが登場

    商品の全体

    「Amazfit T-Rex Ultra」¥69,900

    今回紹介するT-Rex Ultraは、アウトドア向けのT-Rexシリーズでもっとも新しいスマートウォッチで、サイズは47.3×47.3×13.45mm、重量はバンドを含んで89g。じゃっかんの違いはあれど、おおむねスペックはT-Rex 2とほぼ同じ。ただ、若干の仕様変更はあるので、まずは比較してみた。

    2点の商品全体

    右がT-Rex 2、左がT-Rex Ultra。

    2点の商品の裏面

    裏の心拍センサーやベルトのつくりはほぼ一緒。

    2点の商品の側面

    手前のT-Rex Ultraはフラットで、奥のT-Rex 2は浮いている。

    この2台をデザインで比較して大きく異なってきたのは、本体とベルトの接続部。T-Rex Ultraは特許取得済みの調整できるラグを設けており、手首のフィット感に加えてフラットにして置くことができる。

    一方でT-Rex 2はそれがないため、テーブルに置くと本体が浮いた状態になる。使っているとそこまで気にならないが、保管する際にこの利便性は一目瞭然だ。

    スマホアプリで地図をダウンロード

    商品とスマホ

    Wi-Fi経由で地図をスマートウォッチに入れられる。

    T-Rex Ultraが前作になかった機能として、事前にセッティングしておけばオフラインで地図を入れられることだ。まずは「Zepp」というアプリをダウンロードし、スマートウォッチと同期しておく。並行して、T-Rex UltraをWi-Fiに繋いでおく。

    アプリ内に「地図」という項目があり、ダウンロードしたい地域を設定すると、あとは自動的にスマートウォッチに地図が入る。環境によるがおおむね10分くらいは見ておこう。

    地図を開いているスマートウォッチ

    「ウォーキング」モードで地図を開いた状態。

    ダウンロードが完了すると、各アプリを使うと自動的にルートが記憶される。T-Rex UltraにはデュアルバンドGPSが搭載されており、ルートの正確性はお墨付き。タイムラグはほぼなく、1.39インチという大画面のおかげもあり地図はとても見やすかった。

    今回は街中を歩く際に使ったので地域は狭めに設定したが、登山をする人なら行く山の範囲を広めに設定し、事前に地図をダウンロードしておくと便利だ。なお、登山道など細かい地図はヤマレコやヤマップから登山ルートを作って、GPX形式で取り込むようにしよう。

    そのほかの便利な新機能

    スマートウォッチの画面1

    新機能「Zeppコーチ」。

    オフライン地図のほかに、T-Rex 2にはなかった新しい機能も紹介しよう。まずは「Zeppコーチ」。

    事前に目標数値を設定しておくと、定期的にスマートウォッチが通知をしてくれて、現時点が目標に向けてどのくらいなのかを知らせてくれる。いちいち自らスマートウォッチを操作してチェックする動作がいらないため、運動に集中したい人は目標数値を入れておくことをおすすめする。

    ホーム画面4

    上のグレー部分には地域が表示される。

    日の出、日の入り時間を図で見ることも可能。その日の朝イチにチェックしておけば、朝日と夕日の撮影タイミングや、下山するタイミングなどを知ることができるため、アウトドアズマンにとって頼もしい存在だ。

    ■お馴染みのアウトドアに便利な機能

    スマートウォッチに水を当てるところ

    水深30mまで耐えられる防水性。

    そのほかに、米国の厳しいMIL規格に準拠した頑丈性と防泥性、そしてマイナス30度Cと超低温でも動作できる性能を備え、ハードな環境でも使える。

    ホーム画面2

    気圧高度計でその地点の環境状態を把握できる。

    ホーム画面3

    心拍数、血中酸素濃度、ストレスチェックも計測可。

    Zettアプリのホーム画面

    Zeppアプリで睡眠状態や時間ごとの心拍数を記録できる。

    気圧高度計があれば天候の把握や登山記録を認識でき、健康ツールがあれば体の状態を知ることができる。また、高度血中酸素レベルに達すると通知が出るようになっているため、危険な状態をお知らせしてくれる。さらに、睡眠状態の記録はスコア、入睡時間、深い睡眠時間が分かるのは面白い。

    アマズフィットはZepp Healthという会社のブランドで、健康系に関してはグローバルレベルの知名度を誇る。よって、アプリを駆使すればアウトドアジャンルだけでなく健康分野も把握できるのがメリットだ。

    実際に使ってみた感想

    商品の全体

    ラグがあることでフィット感が向上。

    フィールドで使ってみた感想として、自動的にスポーツアプリが起動して計測を始めてくれたり、フェイスデザインがT-Rex 2より見やすいものが増えたりなど、使い勝手が良くなったように感じた。

    そこにZeppアプリの便利な機能は引き継がれており、アマズフィットユーザーにとってはメリットが多いだろう。

    T-Rex Ultraで気になった2つの気になる点

    実際にテストしているところ

    フェイスデザインは120もあり、無料でダウンロードできる。

    T-Rex Ultraは前作と比べて随所にパワーアップした印象だが、個人的には2点気になるところがある。

    1つ目は価格。T-Rex 2は¥35,800で血中酸素濃度測定などがあり、高価格帯しか搭載されない機能を4万円以下で購入できた点で業界に衝撃を与えたが、本作は¥69,900と5万円を超えており、3万円もの価格差でどこまでメリットを得られるかは難しいところだ。

    2つ目はバッテリー。T-Rex 2は容量500mAhで最大24日間も保つのに対し、T-Rex Ultraは同じ容量なのに最大20日間と4日間も縮まった。機能が増えたことで負担がかかることになったのかもしれないが、バッテリーの保ちは維持してほしいと感じた。

    オフライン地図でアウトドアの使い方が広がった!

    商品を身につけて歩いているところ

    ここ数年でスマートウォッチ市場は著しく進化をとげ、今後もバリエーションが増えることが予想される。その中でアウトドアジャンルは、耐久性や計測機能など必要なものが多い。

    アマズフィットのT-Rex Ultraは、健康系の機能に加えてアウトドアズマンに欲しかったオフライン地図が搭載されたことで、用途が増えて心強くなったのはたしかだ。公式オンラインショップとAmazonで販売されているので、気にある人はぜひチェックしよう。

    商品概要

    Amazfit T-Rex Ultra

    価格:¥69,900
    重量:89g
    サイズ:47.3×47.3×13.45mm
    ディスプレイサイズ:1.39インチ
    充電時間:約2時間

    Amazfit 公式サイト
    https://www.amazfit.jp

    ※販売サイト以外に、現在ヨドバシカメラの秋葉原店と梅田店で実機を展示しているので、気になる人は実際に触れて試してみよう。

    私が書きました!
    『ロウホウ』代表
    小川迪裕
    アウトドア&ファッションメディアの編集者、ライター、コンテンツディレクター。雑誌、WEBメディアの編集と執筆に加え、ブランドのホームページやブックレットの製作も行う。日産・エクストレイルの上にルーフトップテントを載せて車上泊をするのがキャンプスタイル。愛犬のジャック・ラッセル・テリアと旅をするのが今の夢。https://www.michihiro-ogawa.com

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