パームヤシの房によるバイオマスプラスチックを31%本体ケースに使用した、多目的ライター「CRグリーンチャッカマン ミニスライド」が株式会社東海から発売された。
本体の一部を石油系素材からバイオマスプラスチックに置き換え、製造時に排出される温室効果ガスを削減。また、パームヤシの房を原材料に使用することで、農業廃棄物を削減するなど4つのSDGsを実現している。
パームヤシの房を使うことがなぜエコなのか
パームヤシの房は、パームオイルを採取した後の農業廃棄物として野外で燃やされ、温室効果ガス排出の原因となっていた。
これを原料として使用することで農業廃棄物を減らし、温室効果ガスの排出を抑える役割をするという。
なお、この製品は本体ケース部分に、一般社団法人日本有機資源協会が行う審査への合格を証明する「バイオマスマーク30」を取得している。
さらに株式会社東海では、国際的な問題となっている、パームの農園開拓により破壊されている熱帯雨林を守るため、自然破壊を行わないRSPO認定の農園からのみ材料を購入しているという。RSPOは「Roundtable on Sustainable Palm Oil」の略で、日本語では「持続可能なパーム油のための円卓会議」と略される世界規模の非営利組織団体だ。
グリーンチャッカマンが行う4つのSDGs
グリーンチャッカマンは、4つのSDGsを掲げている。
Goal 2 飢餓を0に
グリーンチャッカマンは、パームヤシの食べられる部分は使用しない。バイオマスとして利用しているヤシ房は、オイルを抽出した後、農業廃棄物として扱われているものである。
Goal 12 つくる責任 つかう責任
農業廃棄物を削減し、地元農家へ環境に配慮するよう促す。農業廃棄物として捨てらていたパームヤシの房を活用するほか、地元農家に環境に配慮する大切さを伝えていく。
Goal 13 気候変動に具体的な対策を
野外で燃やされ温室効果ガスを排出していた廃棄物を活用し、農業廃棄物に目を向けることで温室効果ガスの排出を削減することができる。
Goal 15 陸の豊かさも守ろう
RSPO認定農場からのみ提供された農業廃棄物を使用。
パームオイルは世界的に需要が高く急速に農園が広がっているが、その需要の高さから環境を顧みない方法で農地が拡大され、多くの熱帯雨林が破壊されている。そういった環境破壊を行わない農場からのみ材料を購入。
パッケージや使いやすさにもこだわりが!
環境への配慮はもちろん、多目的ライターとして、パッケージや使いやすさにも工夫がされている。
自然な風合いのボディカラーは2色
本体ケースの表面にはパームヤシの房の繊維が見えていて、ヤシ房が持つ色味を生かしたおしゃれなボディカラーに。「ナチュラル」と「ホワイト」の2色で、自然な色味はアウトドアシーンにもよく馴染む。
今までのチャッカマンのイメージから刷新されたパッケージ
パッケージは従来品に使われていたブリスターパックからクラフト袋へ変更。このクラフト袋は51%以上紙でできていて、リサイクルマークは紙マークのみ。
デザインにはオーストラリアを中心にアーティストとして活躍中の羽野瀬里氏による描き下ろしイラストを採用。私たちで守っていきたい植物豊かな自然を表現している。
着火しやすいソフトタッチ
スライドタッチ式を採用し、従来のハードプッシュタイプと比べ着火しやすく、指が痛くなりにくいのも特徴。ミニサイズだから誰でも握りやすく、持ち運びにも便利だ。
自然を持続的に楽しむために
自然のパワー受けて楽しむアウトドア。少しでも環境負荷を減らすなど地球に配慮したものを使いたい。アウトドアシーンにおいて登場回数の多いチャッカマンも、そのひとつだ。
環境のことがしっかり考えられていて、これだけおしゃれなチャッカマンなら、ぜひキャンプなどに持参したいところ。
自然をこれからも持続的に楽しむために、日頃から使っているアイテムも少しずつアップデートしていきたい。
商品概要
CR グリーンチャッカマン ミニスライド
価格:オープン価格
本体サイズ:46.2(W)×18.6(D)×171.8(H)mm
パッケージサイズ:80.0(W)×20.0(D)×220.0(H)mm
重量:47.00g