![バスで東京湾にダイブ!(画像提供:株式会社フジエクスプレス)](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/KABA2-2.jpg)
バスで東京湾にダイブ!(画像提供:株式会社フジエクスプレス)
残暑が厳しい傾向にあると予測される今年の秋。暑い日が続くと、水辺がひときわ恋しくなり、思いっきり水に飛び込みたくなりませんか。
そんな時に乗ってみてほしいのが、水陸両用バス。乗っているバスが、そのまま海に飛び込んでいく…なんてことが実際にあるのです!
豪快なスプラッシュ体験ができる「TOKYO NO KABA」に乗車してきました。
バスに座ったまま東京湾にダイブする「TOKYO NO KABA」とは?
TOKYO NO KABAは、東京・お台場エリアを陸からも、海からも一度に楽しめる水陸両用バスです。
受付は、ゆりかもめの台場駅から約5分ほど歩いたところにある、アクアシティお台場の1Fにあります。
アクセスするには、りんかい線の東京テレポート駅から徒歩10分で行くこともできます。
想像以上にでかい!全長11.9mのバス
![バスにしては背が高く少しユーモラスな形です。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/819a255c463c0475003e749b32e97674.jpg)
バスにしては背が高く、ユーモラスな形をしています。
目の前に現れたのは、見上げるほどの高さのバス。TOKYO NO KABAは高さ3.8m、全長11.9mあります。
TOKYO NO KABAは、九州新幹線「つばめ」などをデザインした日本を代表する工業デザイナー、水戸岡鋭治氏がデザインしたそう。名前の通り、水と陸で生活する動物である“カバ”をイメージされており、バスの外観は確かに巨大なカバのようでした。
ちなみに、TOKYO NO KABAの陸上の最高時速は約90km/h。水上では6ノット(時速約11km/h)で 航行可能です。
バス×船の不思議な外観
![後部にはスクリューと舵がついています。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/fa3cc585918b0c2f69aaa05e918b3e40.jpg)
車体の後部にはスクリューと舵がついています。
バスの後ろに回ると、スクリューと舵がついています。水上ではこのスクリューを使って進みます。
バスなのに車体の大きさに対してタイヤは小さく、胴体が大きいのに足が短い…。このあたりもまるでカバのようです。
![小さなヘッドライトがカバの目の様です。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/47cfb913b9ed433018ab29d8aa360c06.jpg)
小さなヘッドライトがカバの目のようです。
前面には防水のヘッドランプや、ロープもついているため、前面を見ればもはや船です。ヘッドランプは、カバの小さな目のようでした。
いざTOKYO NO KABAに乗って出発!
まずはお台場をドライブ
![タラップを昇り乗車します。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/76d6a5e394c2f2402cddfc0dcb71eefc.jpg)
タラップをのぼって乗車します。
TOKYO NO KABAに乗る際は、飛行機のようにタラップをのぼって着席します。これは初めての体験!この時点で相当ワクワクしました。
なお、子どもは乗船前に救命胴衣の着用が必要です。大人用の救命胴衣は座席の下に備えられています。
![ガイドさんが救命道衣のつけ方を教えてくれます。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/fd81baf6181aba9ed6af4d527e86ed56.jpg)
ガイドさんが救命胴衣のつけ方を教えてくれます。
キャプテンと呼ばれる運転士さんがエンジンをかけると、大きなカバはゆっくりと動きはじめ、45分間のドライブ&クルーズに出発です。
お台場の有名スポットを車窓越しに見ながら、いよいよドライブが始まりました。
元気なガイドさんが、ガンダム像や東京国際クルーズターミナルなどを案内してくれます。
バスが一瞬で船になる
![バスは走りながら船になります。(画像提供:株式会社フジエクスプレス)](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/KABA1-2.jpg)
バスは走りながら船になります。(画像提供:株式会社フジエクスプレス)
お台場をドライブしたあとは、いよいよお待ちかねの東京湾にダイブです!
TOKYO NO KABAは陸から海へ続くスロープを走り、海に飛び込んでいきます。「ザッバーン」と巨大な水しぶきをあげながら海に飛び込み、バスは一瞬で船になりました。
水しぶきが船内に入ってくるので、カメラなどの精密機器は濡れないよう注意が必要です。
![ダイブの瞬間はフロントガラス越しに水をかぶります。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/d1b11290cfe73a9093e2e52c92e12a73.jpg)
ダイブの瞬間は水をかぶるので、前が見えなくなります。
陸上を走っていたところから、スピードが突然ゆっくりになり、プカプカと海に浮かぶ感覚はなかなかない体験。
キャプテンが船のエンジンを始動し、ハンドルを握る手を舵に切り替えます。
![写真中央にある輪が水上で航行用の舵です。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/cc3e31c81a5d908a2c5a6080fba14932.jpg)
写真中央にある輪が水上で航行する際の舵です。
そして、進行方向が変わるのも珍しい体験。
陸上では左側通行でしたが、海上では右側通行。海上での進行方向が右側なのは万国共通、国際法で決まっているそうです。
TOKYO NO KABAは時速約11キロ。自転車が走るくらいのスピードで東京湾を進みます。
![船になった「TOKYO NO KABA」で東京湾のクルーズです。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/10a748f8fdff2f871cf91674287177d1.jpg)
船になったTOKYO NO KABAで東京湾をクルーズします。
走行中はガイドさんが東京湾などについて説明してくれます。それもやはりTOKYO NO KABAの楽しいポイント。
なんと、東京湾には数多くの種類のサメが住んでいるそうです。また、飛び跳ねたボラが車内に飛び込んでくることもあるとか。
意外にも東京湾には生き物が多く住んでいたことに、筆者は驚きました。
![大井埠頭のコンテナターミナルには巨大なクレーンが並んでいます。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/44bb3f41d758bd077b5bc550879b81a5.jpg)
大井ふ頭のコンテナターミナルには巨大なクレーンが並んでいます。
東京湾を進んでいると、車窓から大井ふ頭のコンテナターミナルや東京の高層ビル群が見えてきました。
行く手には東京タワーや建設中の高層ビルも見えています。
![レインボーブリッジも下から見ると迫力があります。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/6c58c8a3f19645de1f344e155c55f800.jpg)
下から見上げるレインボーブリッジは大迫力です。
レインボーブリッジを下から見上げると、巨大で圧倒的な迫力を感じました。下をくぐると、TOKYO NO KABAはUターンして帰路につきます。
![写真中央のスロープから上陸します。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/9a801f59daa1dc438f590938bd7d1f39.jpg)
写真中央のスロープから上陸します。
海から陸に上がる時は、車体についた海水をシャワーで洗い流します。そうしないと海水に含まれる塩分で、車体が錆びてしまうそうです。
![車体についた塩分を落とします。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/e5db527196e50d5688971c46d78424c1.jpg)
車体についた塩分を落とします。
シャワーを浴びてさっぱりしたTOKYO NO KABAは、出発地のアクアシティに戻ってきました。
TOKYO NO KABAで非日常体験を楽しんでみよう!
![ドライブもクルーズも楽しめる非日常な体験です(画像提供:株式会社フジエクスプレス)](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2023/08/KABA3-2.jpg)
ドライブもクルーズも楽しめる非日常的な体験です。(画像提供:株式会社フジエクスプレス)
座ったままバスから船へ、そして陸から海へ車窓が変わっていく体験はとても新鮮でした。
海にダイブする時の水しぶきの迫力は圧巻で、東京湾のクルーズも爽快です。
気になる方はぜひ一度、体験してみてください!
なお、TOKYO NO KABAを利用する時は、事前にネットで予約をする必要があります。空席があれば当日でも乗車できますが、混んでいることもあるので予約をした方が確実です。当日、現地での受付は出発の15分前には済ませましょう。
また、台風などの天候状況によっては運休になったり、運航時間が変更されたりすることもあります。事前にホームページで運行状況を確認してくださいね。
夏のアクティビティにもぴったりのスプラッシュ体験を、家族や友達と一緒に楽しんでみてください!
水陸両用バス TOKYO NO KABA 公式ホームページ
http://www.kaba-bus.com/tokyo/
![](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/09/95a946750890e633d5a7368df227dd55.png)