気温マイナス15度Cのなか毎日往復50㎞の自転車通勤
ミネアポリスに本拠地を置く自転車メーカー「サルサ」でプロダクトマネージャーを務めるチャック・フッドさん。
子供のころに熱中したのはスケートボード。下るスピードは人一倍。でもトリックはヘタっぴ。これがコンプレックスになっていた16歳のころ、バイトで貯めた小遣いでMTBを買ってレースに出た。結果は10位以内。
「自転車って最高に楽しいじゃん。オレには、これしかないって思ったんだ。それから、オレの人生は自転車一辺倒になった」
大学に入ると同時に自転車店でアルバイトを開始。大学を卒業し教員になっても、自転車店で働きながらレースを楽しんだ。やがて片手間では満足できなくなり、もっと自転車に関係した仕事はないかとコロラドにある自転車専門誌の出版社に転職。その後も、ウィスコンシン州とイリノイ州の自転車メーカーを渡り歩いた。
「今勤めているミネソタの自転車会社に入ったのは17年前。最初はミネソタなんて、どこにあるかも知らなかった。でも来てみたら、自転車に乗るには最高の環境だし、人々がみな優しかった。それに妻とも出会えたしね。振り返ると、オレの人生、いつも自転車を中心に回ってきた。結婚や転職、重要なことは、必ず自転車に乗りながら考え決断してきたんだ」
気温マイナス15度C。毎日往復50㎞。厳しい気象条件下でも自転車で通勤。この街には彼のような自転車狂がごろごろいる。