BE-PALと共同開発した鍛冶工房「トヨクニ」のナイフ
高知県南国市の鍛冶工房「トヨクニ」は、土佐伝統の自由鍛造(ハンマーで叩いて思いのままに成形する)で、さまざまなタイプの刃物を作っている。
アウトドアマガジン『BE-PAL』とは、これまで多くの刃物を共同開発しており、今回は「使い勝手を損なうことなく、どこまで軽くできるか」をテーマに共同での製作が進められた。検討した結果、以下のようなナイフとなった。
特徴は「薄くて、丈夫で、よく切れる」
1.素材は「土佐オリジナル白鋼」。切れ味がよく研ぎやすい「トヨクニ」の定番の鋼。
2.刃厚は「0.45mm」。料理だけでなく、薪の小割りや工作にも使えるような頑丈さを求めた。
3.ハンドルの芯となる「なかご」を長くして、そのままハンドルとして握れるようにした(フルタングのナイフと同様の構造なので丈夫)。
4.「なかご」は2か所中抜きをして(穴をあけて)軽量化した。
5.「なかご」にはパラシュートコードを巻いて握りやすくした。
6.ケースはナイフ本体に合わせて「薄型」とした。ただし、安全のために深めにし、腰に下げられるようにベルト通しを付けた。
結果として、同サイズのG10(ガラス繊維系樹脂)ハンドルのナイフにくらべて、80g軽い160gに仕上がった。それでいて、切れ味や汎用性、握りやすさなどは損なわれていない。この夏の自信作だ!
※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
アウトドアナイフ 野山遊び/BE-PAL OUTDOOR PRODUCTS 各14,300円(税込み)
https://www.pal-shop.jp/item/A55308002.html